出典:いらすとや
昔の私は自己評価がとにかく低くて低くて生きるのが困難だった。簡単なことで、私が私自身を評価する軸が「私は○○が出来ない」というところから始まっていたからだった。
■何故自分の出来ないこと探しをしていたのか
私の家庭は「出来ないことは自己責任 出来たことは親のおかげ」という方針でした。私が自分で達成したと思うことは全部「親があの時ちゃんとこうして言ってくれたから」という口添えが必ずされたものです。
一方で何かが出来なかった時は「親の言うとおりにしなかったから」というのと「○○君は自分で出来るようになってる」という他者との比較でした。
だから私の自己評価の指針としては「何かを出来ることは当たり前で、出来たとしてもそれは誰かのおかげで私が何かを達成できたわけではない」というのと「何かが出来ないのは誰かの言うことを聞かなかった自分のせい」という意識になりました。
手前味噌の話はこれくらいにして。
■パラダイムシフトはすごいぞー
なまじ私みたいにこうやって普段から自分の出来ないこと探しをしている人間にある時から「自分を卑下することは辞めよう、自分の出来ることに目を向けよう!」みたいなことを訴えたとしても、土台無理な話なわけです。
だって、血液の中に至るまで「自分の出来ないことを探す」という使命を与えられているんですから、そりゃもうね、そう簡単に済む話じゃない。
そこで役に立つのがこのパラダイム思考というやつで。これは私のブログでも度々紹介している、世界的名著の「7つの習慣」で書いてある事。
すごーくザックリとした例で2種あります。
■子供を電車内に放置するダメ親
ある電車内で、子供二人を静止することなく自由に遊ばせて自分は疲れ切っているのか下を向いてる父親が居た。
彼を見て周囲の人間は「子供のしつけもせずに自分は休んで。こちらの迷惑も考えて欲しい」と思った。実際にある人間はその父親にそうした注意をしにいった。
父親は力無い様子で「あぁ…すみません…今さっき妻が亡くなってしまって…ただこの子達にその事実をどう伝えたらいいのか…ごめんなさい、すぐにおとなしくするように言います」
誰が彼を咎められるだろうか。
その様子を見た乗客は、先程までの怒りが嘘のように、その父親を許すようになった。
■靴を履かない国
ある靴の会社が同じ国に、市場調査のために二人の営業マンを派遣した。
後日、二人の営業マンは上司へ報告した。
A「あの国での販売は諦めましょう。あの国にはまだ靴を履く文化がありません。靴なんて売れやしませんよ」
B「あの国での販売を是非進めましょう。あの国にはまだ靴を履く文化がありません。我々が先陣を切る絶好の機会です」
どちらが正しいか、ではなく、同じものを見るだけで全く異なった2つの見解が出てきた。パラダイムシフトというのは、ようはモノの見方というのは捉え方一つでこんなにも変化するんだ、というものにあります。
■恋は盲目
人間は恋愛すると、途端に対象相手の全てを肯定的に見つめるようになります。恋のスイッチによってその相手の事を好きで好きでたまらない自分を肯定するために、自浄作用として相手を肯定しまくります。
これが恋は盲目と呼ばれる所以です。
でも、この盲目さもある意味パラダイムシフトなわけです。
■自分のできることを探すより、出来ないことの見方を変えるという方法
出来ないこと探しばかりしている人は、物の見方がこのように多角的であり、観測者によってまるで別の認識になるという普遍的事実を知り、自分の今までの習慣を極端に崩すこと無く、見方を変えることで自分の魅力に気づくという方法がオススメであります。
■自分の例
・喋りが苦手→余計なことを話さない
・声が小さい→騒がしくない
・オタク→特定分野に強い 発散する趣味を持ってる
・運動苦手→文化系にスキル振りしてる
・ビビリ→用心深い
・考えが浅い→人よりも考えなしに突っ込んで行ける
・無知→無知であることを知ってることはむしろ強み
・人の気持が考えられない→人の顔色を気にせず前に進める
・上司に絶縁された→新しい人人間関係を作る時間が作れた
■癖は治らない。癖は活かすもの。
私は自分の良いところ探しというの未だに出来ない。悪いことに、基本的に他人の出来ないことからも探しがち。だけどこの癖は治らないと思ってる。治らない代わりに、活かそうと思ってる。
欠点が見えているということはつまり強みに切り替えることが出来るということ。だったら別に今の癖はそんなに卑下するものでもないじゃないか、というのが自分なりの落とし所になっています。
で、結果的にはこれが生きやすさにとても直結するのでした。多角的に事象を取られられるって、生きやすさの秘訣だと思います。パラダイムシフトを今の癖の中に導入すると、とっても精神が健康になれるのです。
VALUやってます
https://valu.is/majikuzu
色々理解してる最中。
まじめ系クズこと、まじクズが日々経営者として奮闘する記録をブログよりも濃厚に残すかもしれないし、私のブログ活動以外の側面をこちらは色々と出していこうかな…?
フォローだけでもいただければいずれ何かやるかも。
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