私は企業の中に篭ってせかせかと手を動かすタイプのデザインだったりディレクターだったりしたので、最近社長として外の人にたくさん会うことで気づくこと、というのが「お金持ってるかどうか」についての特徴について。



■企業活動にはお金の話がつきまとう

 企業活動する以上は慈善活動でもなんでもないので、経営判断としてはその相手会社さんが「金持ってるのかどうか」なんてのを見るようになり。嫌な話、そこからお金持ってる人とそうでない人の違い、なんてのもなんとなーく判断出来てしまったり。

 Twitterとかでフリーランスの方々がお金に関する話を、だいぶあけすけに話すようになってきたので、お金の話アレルギーが激しかった昔よりも、わたし的には良い傾向だなーなんて思いつつ、私も私なりの観点からお金に関する事を少々語ってみようかなと。

 人生においてお金は全てではありませんが、企業活動においてはお金が無ければ人を養うことも、保険料を払うことも、事業のための投資もできません。お金は全てではないけど、お金がとても大切。


■オフィスや生活スペースの見どころ

 子供の頃から遡って今の生活至るまで、やっぱりお金ある人の家ってとにかく整然としてる。無駄なものがなくてとても綺麗。一方お金のない人の家は、ごちゃごちゃ細かいものでたくさん溢れかえっている。何に使うんだってものも、いつか使うかもしれないとのことで残ってたり。

 家だけじゃなく、オフィスにもその性格は現れる。オフィスとなると人数規模が増えるけど、やっぱりお金の無いオフィスはモノで溢れて雑然としている。まるでオフィスの心象をそのまま表現しているかのよう。

 ドラマの設定美術などでも、お金の無い人の部屋を表す一番の方法はこのように、家中を雑然とさせることで表現出来るらしい。


■時間に対する意識の違い

 時間の感覚は一言で言うと、お金のある人ほど「事前」に予定が決まる。無い人ほど「突然」予定が決まる。また、よく言われることだけどお金のある人は「他人の時間を気にする」。逆もまた然り。

 「時間の使い方」に関する話題は特に仕事出来る云々などでも山ほど語られ尽くすくらいには既に出回っている。総じて時間の使い方について、意識が低い人は、金銭面にも悪い方向に向く。


■健康

 心の健康と体の健康は直結している。不健康なお金持ちというのはあまり見たことがない。無理やりジムに通うでもなんでもして、体を鍛えてる。

 一方でどういうわけか、お金のない人ほど健康状態もよろしくない。生活バランスの乱れ、食生活の乱れ…等々。自分のコンディション維持への意識が低く、自分を大切にしていない。


■ケチさ加減

経験上、圧倒的に金持ちにはケチが多い。
そしてお金持ってない人ほど何故か金を使おうとする。

金持ちは削れるところはこれでもかと削るが、かけるべきところには金を惜しみもなくかける。
金持ってない人は、どうでもいいところに小銭をチャリンチャリンと落として、かけるべきところにお金をかけられず、利益が得られない。それどころか、かけるべきところのお金をケチって注文をつける。


■大きな投資と小さな消費

ケチさと付随するが、金持ちは大きな額の投資を積極的に行う。
金持ってない人は、小さい額の消費や出費ばかりする。

最近会った社長と話すと、新しい機材への投資を早くやっておくと、その機材を扱える人間が周りに居ないことで自分に仕事が集まるようになるという話をしていた。実際其の社長は今かなりお金には困っていないようだった。

この話は、卵が先か鶏が先か、という話のようにみえて。借金してでも先に大きな買い物をしておくことで結局は得をしたというもの。

借金しろという話ではなく、大きな買い物を投資として行うのは有用という話。某Youtuberさんとかは、誰もかけれないアホみたいな金のかかる企画ばかりやってるけど、それは誰にも真似の出来ない所業なので結局使った分以上のバックが発生している。


■お金を稼ぐ能力と、お金を留める能力は別

 お金を稼ぐ能力と、お金を留める能力、人はだいたいどっちかを持っている。この2つの能力は相反するものだと思う。この両方を持つ人間は、ものすごく大きな稼ぎは生まないにしても、バランス良く稼ぎ、バランス良く貯める。無理が無い。

 だけど、だいたいの人はどっちかに傾いている。稼ぐ方面に寄れば寄るほど、とどめておく能力は欠落する。留めるほど、稼ぐ力はなくなっていく。金は時間に機材に人に商品開発に投資しなければ増えない。

 例えばシムシティ。プレイ開始からずっと放置してれば、金は無くならない。何もしなければ、減ることも無い。だけど少しでもお金を増やそうとするならば、発電所を作り、工場を作り、労働者の家を作り、その人達の商業圏を生む必要がある。そのためにはお金がかかる。

 稼ぐ能力とは、投資する力。留める能力とは、使わない力。経営も個人事業もこれらが常にぶつかり合って、どうにか落とし所を見つける。だからこの2者は対立する。経理と経営は対立するもの。どちらかに迎合はしない。


■3種のお金持ち

・一人でバランスをとれる人
・稼ぐ能力に特化する代わり、ストッパーを周りに置く
・稼ぐ能力者を集め、ストッパーとして制御する

 お金稼ぎがうまくいってない人(会社)はこの3種のいずれからも外れてしまっている。稼ぐ能力があるのに、ひたすらお金が出ていく。稼いでも稼いでもなぜだか楽にならない。
一方で、額面で言えば小さく小さく稼いでいるけど、無駄なお金が出ていかないから、しっかりお金が溜まっていく企業。

 稼ぐ能力者と、ストッパーが対立してぶつかっている企業はうまくいく、双方が妥協しなかった結果、一番コスパの良い方法にたどり着いたりする。しかし片方のパワーバランスが崩れると貯めすぎて腐るか、勢い良く無くなっていく。

 本当にお金を持ってる人って、意外と質素な生活をのんびりとしていたり。逆にお金を「持っているように見せるのが仕事」な人は、金遣いの反面手元に残っている額はわずかだったり。


■そういうわけでツラツラ書いてきたわけだけども

 実際これらはまとめて、卵が先か鶏が先か問題になっていると思う。結果論として、お金を持つ人というのは、上記のような気質や性格になってるわけだけども、それは家庭環境や住んでいる地域など、生まれた時点で決定しているような事柄が存分に含まれている。

 私もご多分に漏れず、お金は無い。親も、稼ぐ割には使ってしまい、手元に残さないタイプ。別にだから、しょうがないとも思わない。直せるところは直さなければならないと思ってます。

 私の世代って特に「お金の話をすることをは恥ずかしい」とか「卑しいやつ」みたいな価値観が蔓延していて。それって典型的な搾取されるだけの考え方なんですよね。いったい誰が植え付けたのやら。

 もちろんお金が人生の全てではない。お金以外の価値なんてたくさんある。でも、お金が無ければ出来ないこと、お金が無いゆえに起こる悲劇もたくさんある。

 またいずれこの手の話ができればと。

VALUはじめました
https://valu.is/majikuzu
VALUERさんに対する還元を色々考え中。
ひとまずブログでは書かない・書けない系の話を載せていこうと思ってます。
[図解]トヨタの片づけ
OJTソリューションズ
中経出版
2013-11-12