出典:いらすとや
起業してまだ半年も経ってないけど、社内にこもって黙々と技術アウトプットをしていた頃とは色々と違った経験をしています。社内の事も社外の延長であることが結構あるし、社外同士でしか発生しないようなトラブルもあるし。
色々あるけど今回は「信用出来る人とそうでない人」の違いについてを書いてみようかと。
■異様に自分の弱点を晒したり身の上話する人
自分の弱点を何かと話したがる人が居る。打ち解けた相手ならまだしも、初対面や日の浅い人間に対して「弱点を見せることでコミュニケーションを図る」ことをしてくる人が居る。
これがまだ場を盛り上げる笑い話ならまだいいのだが、同情を誘うような思い話だったりする。自分の病気の話とか親の借金の話とか社員の苦労の話とか。
人の行動心理は合理性を突き詰めようと最後は感情によって選択される。だから感情に訴える事柄を武器にすることは駆け引きの手段としていつの時代も使われる。
感情に訴える系の話の主な効果は「相手に強く言えなくなる」「この人の事は多めにみてあげよう」など主に手心を加えたり油断させたりなど。詐欺師の常套句でもある。
深い間柄でもない相手の身の上話は自分に何の関係もない。そして何の関係もない相手の同情を引くレベルの身の上話も存在する。だから大抵初対面レベルの貴方の同情を引く話をその相手がしているのならば、それは十中八九、自分のテリトリーに貴方を誘い込み、マウントをかけようとしてる。
身の上話や苦労話を初手から行ってくる相手には十分な警戒をすべきである。
■口が軽い人
口が軽い人間には十分な注意を。なんでもかんでも情報を筒抜けにしないと気が気でないような狂った性格の人もいれば、おしゃべり大好きで情報通であることをアピールしたい人、情報で他人を操作しようとする人、(自分を守りたいがために)ウソをつくのが苦手な人、など口の軽い人間は多種多様。
しかしどういう事情であれ、其の人に情報が渡ると他の誰かに情報が流れるような人は全くもって信用されない。付き合いを敬遠されがち。
■「ここだけの話」「オフレコで」「○○さんにだけは言うけど」が多い人
この手の話は良く聞く。これも対して親しくもない間柄でやってくる人間には最大の警戒をした方が良い。本当にオフレコな情報なんてかなり親しい間柄でもない限りは基本的に話さない。自分に置き換えて当たり前だと思う。
ちなみに自分はそれほど親しくない人間にもオフレコ話すると思ったのならそれは既に信用が失墜する行為を普段から行っているものと思った方が良い。
■「○○に出演した」「○○の土地を持っている」など経歴自慢が多い人
自分のバックボーンを語って自身の価値や企業価値を大きく見せようとする人が居る。私なんかは起業したてで社名もまず知られてないから、数少ない仕事実績の話などはどうしてもせざるを得ない。
しかし、やたら大きな企業とのつながりやら出演履歴やら財産の話などをする相手は微妙。単純にマウントしたいだけだし、会社同士の付き合いに所有財産の話は関係ない。
こういう相手は自分や自社を大きく見せることによって企業価値に箔をつけようしているのだが、箔に見合う働きが出来るのかは甚だ疑問。既に出来上がった業界内で他社よりも優位性を見せるためにこうした行為に至るのでしょう。
■メリットしか話さない人
自社の優位性なり、誘おうとしているビジネスなり。メリットしか話さない相手はまず疑ってかかるべきで。この世にメリットしか無い話など存在しな…存在しないわけでもない。でも付き合いの浅い貴方にメリットだらけの話がこぼれ落ちてくることは100%無い。断じてありえない。
メリットしか話さない相手は必ずそれ以上に利益を自分が得られる確信があるから話す。あるいは、デメリットの方がとんでもなかったりする。ともかく、メリットばかりな話というのは断じてありえないし、そのお誘いをかけてくる相手が居るのなら最新の注意を払うこと。
そもそもメリットしかない話は、絶対に自分でやる。それが当たり前。
■信用大事
まぁ企業じゃなくて、個人間の間柄でも言えることばかりですね。。。
正直誰それの悪口を言おうが素行が悪かろうが、やることやってれば良いと思うし、上記のことに当てはまってようがやることやってれば良い。良いのだけど、上記に当てはまる人たちは、やることやる以外にトラブルを引っさげてくる。
そのトラブルが自分の信用にまで傷をつけたりする。あるいは自分だけが信用を落としたりする。
会社員次代よりも起業後は信用に収益がモロに反映する。逆に言えば会社員であってもこの辺気をつけてれば社内社外ともに信用を得ていく。信用に人もお金も集まる。信用は失いませんよう。
ちなみにこの他古典的なのが、不安を煽る系の話。これにはあんまり遭遇したことが無いけど典型的なので注意。
ちなみにこの他古典的なのが、不安を煽る系の話。これにはあんまり遭遇したことが無いけど典型的なので注意。
コメント
コメント一覧 (6)
特に、記事では省略されていましたが、現状や将来への不安を過度に煽ってコミュニティを形成している人が多い気がします。
会社は銀行や株主からすれば、稼げていることが正義ですね。
どの立場で見るかで、信用できる基準は変わってくると思います。
多数を救えば、はまた別の話ですね。
マイケル・サンデル氏の、これから正義の話をしよう、とか面白いですよ
不安や恐怖などネガティブで人を支配するのって手っ取り早いんですよねー。保険とかもそんなかんじで、入っておかないと損をするのではないかという、不自由な選択を迫られたり。
個人的には、信用できるか・否かは、「やっぱり相手方が何を意図して行動いるか。」が肝になる気がします。
自慢話も単なる自己顕示欲なのか、実績を見せて相手の信頼を得るためなのか等々で、諸々変わってくるのかな、と。
あと、ビジネスにおいて信用を利益を出すための手段として使っている節があるのは、ちょっと悲しい気持ちになります。まぁ、恩は売っておくに越したことはありませんが。
ままかりさんのコメントを読ませてもらって改めて思うのですが、他人との信頼関係以上に、自分との信頼関係が出来ていない人が多すぎると思います。
結局、マナーだとかモラルって、情けは人のためにならず、みたいなもので、巡りめぐって自分のために守るものだと思うんです。
その分かりやすい指標が他人の視線を恥ずかしく思わないかであって、他人を騙すことや傷つける行為って自分を傷つけることになるんですよね。
そのことを実感できずに、自分さえ良ければいい、今さえ良ければいい、みたいに短期的にしか物事を考えやすいのが今の風潮なんでしょうね。
恩と信用は別物です。
私は恩は信用であるとは思いません。
恩でビジネスをしようとしている人は悲しいと思いますね。
今の風潮なのかはわかりませんね。
絶対数が増えた減ったはデータを見ないと判断できないですから。
でも起業してからは自分が商売の相手として矢面に立つ機会が多いので
自然と、信用問題に関わるにお付き合いというのは増えてきてるので
記事のようなことを思うようにはなってきました。