社会人生活が始まると、結構時間の使い方が自由になる。学生時代に比べると少ないと思われるかもしれませんが、「自分で考えなければならない」という自由時間が増える。この自由時間の活用が仕事の攻略には必須であり、故に大事に使っていくことで、より素早く仕事人生を効率化及び簡略化していけます。


■スペシャリストなのか、ゼネラリストなのか

 スペシャリストは、高い専門性のある能力を持った人を指します。プログラミングでも絵でも料理でも営業でもコミュニケーションでも。

 一方で、ゼネラリストはスペシャリストほどは専門的な知識は持たないものの、幅広い知見を持ち、あらゆる分野に顔の効く人です。

 本格的に仕事となってくると、このどちらに向かっていくのかを都度都度決めていく事になっていきます。


■最初期はスペシャリストの方が費用対効果が高い

 これは企業のスタートアップ時などもそうなのですが、スペシャリストとしての能力があると、比較的早い段階でバックが見込めやすいとされています。なので、順当に考えるとまずは自分の何らかのスペシャリストとしての力を育てる方向に投資をしていくのが良いわけです。


■ゼネラリストは、費用対効果が最初は低い

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 語弊があるかもしれませんが、正しくはゼネラリストというのははじめから目指すことがかなり難しいのです。社会に出て仕事を進めていくには各々がまず何かスペシャリストとしての武器を持つことが必要です。

 これは自分の仕事に対する自信にもつながります。それが無いままにはじめから手を広げるというのは、地に足がついていないことになってしまいます。当人がどう思っていようと、周囲がそう受け取りやすいというのが肝です。

 ですので、ゼネラリストとしての力は初めは費用対効果がいまいち高くはありません。


■マネジメントが未熟な企業は、まずゼネラリストを作ろうとする

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 これは昨今様々な企業に言えることかもしれませんが。企業側は部下に早めにゼネラリストを求めすぎな傾向があります。というのも、ある程度成長した企業には既に多くのスペシャリストが居るためか、自然と新しい人に「雑用として」のゼネラリストを求め始めます。

 しかし先述した通り、ゼネラリストというのは、はじめから目指すには非常に難しい考え方なのです。新しい人にこそまずはスペシャリストとして選択と集中で何かを覚えさせ、武器を与えるのが良いわけです。


■仕事の攻略法はいかに素早く年収を上げ、投資をするか

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 特に若い時期は自分にどれだけの投資を出来るかが将来の命運を分けると言っても過言ではございません。そして比較的素早くスペシャリストとして何か武器を持つことにより、素早い年収の増加が見込めます。

 その増加した年収を更にスペシャリストの力を磨くための投資に使うことで、更なる年収を得る、というような考え方になります。例えば映像系のアーティストだったら、PCへの投資や映像素材の購入とか、ソフトウェアへの投資、勉強への投資、交流のための投資等々がありますよね。

 営業マンだったら清潔に見える自分の身なりや体型等への投資とか、会話スキルへの投資等々。

 これを行わず、我慢して働いたお金はパーっと使うぞー、という事をしているといつまでも苦しい日々が続いてしまうわけでございます。


■仕事の攻略法は、いかにたくさんの味方を作るか

 もう一つ、仕事の攻略法は自分の味方を多く作っていくことです。最初スペシャリストであるためには、その分を補ってくれる人が必要です。教えてくれる人、大目に見てくれる人、見守ってくれる人、協力してくれる人。

 だから人を味方につける笑顔とか愛嬌くらいにはまず投資をする必要がありますね。


■スペシャリストからのゼネラリストが比較的安牌

 先述した通り、ゼネラリストというのは地に足がつかないような錯覚を覚える難しい立場です。しかしながらスペシャリストとして一つ自分の柱が生まれてくると、その自信をベースに他の事にも広い視野で臨めるようになります。

 というのも、スペシャリストとして学ぶ過程で得た学習工程というのは大抵どんな技術習得にも応用が効くのです。だから一つのことをある程度極める事は、総合的な能力開発にも結果的に役立つのです。

 というより、私の出会ってきたゼネラリストたちは皆早々に何か早めに一つ武器となる技術を習得している人たちばかりでした。


■スペシャリストを集めるゼネラリスト企業が強い時代に

 テクノロジーの発展と情報の共有化により、スペシャリストが集うチームの強さがより顕著になってまいりました。この時代にあって、私達の教育というのはどちらかといえばゼネラリストをまず目指していこうという方向性にあります。

 これを否定するわけではございません。ただ、仕事を攻略する上ではゼネラリスト思考はやはりスペシャリストに比べると見劣りするように感じます。

 とはいえ、ゼネラリストは広く浅く満遍なく故に、広くジャンルの垣根を越えて人やモノを結びつける、管理者としての素質もあります。スペシャリストを集める側であり、ゼネラリストになるなら正しく力をこちらに集約していけると比較的楽になるかもしれまん。

 なので、自分がスペシャリストに向かうのか、それともゼネラリストを目指す上でスペシャリストの力を身につけるのか。仕事をする上で岐路となる考え方ですから、しっかり考えておくのが良かったりします。

 でもやっぱり、はじめからゼネラリストを目指すというのは難しいなぁと、個人的には思うのです。