人間関係を定期的にリセットする癖という不治の病について、一部界隈で話題になっていました。「分かる」「そういうもの」という人も居れば「つらい」「なんとかしたい」という声まで。

 この癖、すぐに治るとかそういうものではないので、ある程度どのように折り合いをつけていくのか、という話になっていきそうです。



■内向的な人には誰にも大なり小なりある癖

 まず自分だけが特別だ、というものではなくて。普段内向的な人には、リセット願望は割りと心当たりがあると思います。ちょっとした差些細なことで、思わず「リセット」の気持ちが働いてしまう。

■外向的な人は、人と出会うことでテンション上げる

 一方で外交的な人はというと、誰かに会うこと、知り合うことによってモチベーションを確保していく傾向にあります。内向的な自分にはなかなか理解の出来ない考え方です。


■お店の常連になるのが嫌 顔を覚えられるのが嫌

 さて、リセット願望というとどんなものなのか。例えばこの、お店の人に顔を覚えられるのが嫌な願望。知り合いを作るということは、自分を意識的に見てくる人が増えるということ。これが嫌だ、疲れる、という感覚。

 常連として認識されて、「いつものですね」みたいなことを言われたらもう耐えられない。自分はただフラットにそのお店に立ち寄りたいだけなのに…よし、もう明日からはあのお店には行かないようにしよう。リセット。


■適度に距離のある知人を増やしたくない 顔見知り程度ならリセットしたい

 同じような考え方で、知人を増やしたくない。知人が増えるということは、普段から気を張っていないといけない。だらしない、気を抜いた様子を見られたくない。そういう願望です。

 下手に知人が増えると、彼らがいつどこから現れるかわからないから、プライベートと公的な部分の切り替えが出来なく、非常に疲れる。だから、知人程度なら距離を置いて関係性にリセットをかけてしまいたい。

■自分が相手に与えられるものがないと思った時

  ある程度親しくなっても、自分がこれ以上相手に何か得を与えられないと感じた時、その人間関係をリセットしてしまおう、なってしまいます。何かを与えてもらっても、返せるものがないから、返せないで相手に失望されるくらいだったらさっさと離れてリセットしてしまおう、という感覚です。


■親しくなりすぎるのが嫌だから、ある程度の仲になったらリセット

 一方で、親しくなりすぎる事による、気疲れなどからリセットをかけたいという願望もあります。親しくなってしまったからこそ、その人のことを定期的に意識していなければならない。それが大変。関係性の維持を考えると、辛くなっていつの間にかフェードアウト。


■諦め癖による二次的なリセット癖

 例えば、複数の事情が重なってしまい、約束の時間に遅刻する。2~3分くらい。普段は自分はあまり遅刻しない質なのだけど、なんせ事情が複雑で相手に説明するのが億劫。だからなんとなく説明を諦めて、なんとなく遅れてきても謝りもしない人になって。

 そういうのが少しずつ積み重なって、なんとなく諦めが続いて、その人間関係嫌だなと思って切ってしまう。数日前に書いた「説明を諦める癖」に付随する考え方です。説明も嫌だし、誤解を説くのも面倒だから、諦めて関係をリセットする。


■原因1 自分に自信が無く、完璧を求めがち

 そんな感じにリセット癖についての特徴を挙げてきました。それでこの原因についてまずひとつは、自分に自信が無いことにより起こる、という考え方です。これに関しては「お店に顔を知られたくない、知人を増やしたくない、相手に与えられるものがない」というあたりが当てはまります。

また、同時に自分に対する自身の無さは自分に過剰な完璧さを求めているという考えにもつながります。自分にとっては過剰じゃない当たり前のことなのだと考えていても、それが当たり前になるには、それ相応の今までの環境や自分の性格や運など様々な要素が起因しまから。

 自信のない自分を取り繕うために普段から精一杯気張っているから、知人レベルでも会うのにやたらと疲れる。全く赤の他人と話す方が一期一会で関係を引っ張ることもないから気楽。だから、極端に知人が増えるのも疲れるし、極端に仲良くなるのも疲れる。


■原因2 他人に興味がない 一人が好き

 これは後者の「ある程度の仲になったら、とか、諦め癖」になってきます。他人がどう思うかについての目線を持っていなかったり、他人は他人だからどうでもいいという考えだったり。

 他人の気持ちに寄り添わない、自分は自分という割り切りにより、リセット癖が自然に身についてしまう。自分と合わないならサクっとリセットしてしまう。自分から去ってしまう。


■個性として受け止める

 一つとして、このリセット願望は個性として前向きに受け止めるというのも手だと考えています。普通の人はそんなことしないのに、自分だけリセットしてて不味い…なんて思わないこと。

 第一ネットで結構共感者が多かったってことは、それは別に極端なマイノリティではないということだと思いますから。まずは悩みすぎないこと。


■自信をつける

 その上で、自分に対しての自信を身につけていくことだと思います。簡単に自信つけられるなら苦労しないよ、という話だとは思いますが、自信とこのリセット癖の関係は結構密接だと思います。自信の付け方についてはまた別の記事を参考に。

 そう言えば当ブログに必要なテーマな割にはあまり書いてなかった気がするので、今度書きます。


■前向きなリセット「友達整理」をする人も居る

 私は友達整理を公言する人は嫌いですが、まぁでも前向きなリセットだと思います。公言するなとは思いますが。前向きにリセットして環境を変えて、新たに自分の周囲を構築し直す、というのは理にかなったやり方だと思います。

 そして私の知ってる友達整理を公言している人はいずれも「外向的」な方向の人でした。こうなってくると、実際のところは内向的だろうが外向的だろうが「ある程度」リセットはかけてるものなんじゃあないかと。

だから最終的には「リセットしてしまってる」とかそんなに気にしなくてもいいんじゃないかな、くらいに思うのですよね。皆がやっているから思考停止しましょ、じゃなく、案外色んな人が意識的無意識的にリセットしてるよ、と認識するのが大事で、そこから自分で選べばいいのだと思います。