Twitterで自分で色々モヤっとしたものを吐いていたのですが、ここであらためてまとめるようにします。責任の所在について。



■会社責任について

○会社、役員が負う責任

・株主に対する責任
・企業全体に対する経営責任
・管理職に対する管理責任
・従業員に対する雇用責任
・売上の責任
等々

○マネージャー 管理職が負う責任

・会社への報告責任
・部下や外部などの管理責任
・部署のスケジュールなどの管理責任
・売上の責任
等々

○社員

・業務責任
・上司、管理者への報告責任
等々

 ざっくりこんな感じ。役員も管理職、共に売上の責任は負うけどその比重は役員側がどれだけ管理者側に権限を渡しているかで異なると思うので一概には言えない。管理職側に責任の比重を置いただけ、見合った給料を与えるなどがあるとまぁ納得感はある。

 給料水準が分からない場合は給与水準色々調べる。財界系を読むといいらしい。求められる水準と給与が合致していないなら文句つけるか、求められる水準を出した上で交渉。待ってても大した良いことはないし、やる前に文句つけるなら博打をある程度打てる器量が求められる。

 何も言わんでもその辺の待遇を気にかけて実績として評価するなら良い企業なので是非頑張って勤めた方が良いと思います。言わなきゃ何のアプローチも無いのならまぁでもそれはある意味会社の思う壺だし自分の責任でもあるのでやっぱり言わなきゃダメなのでしょう。


■個人責任について

 個人責任については人間同士のやり取りだと思います。例えば人を騙したとか、裏切ったとか。性格がどうだ、などもか。謝る謝らないだの、責任を果たす覚悟があるだの云々かんぬん。給料交渉するのかどうかも個人の責任ですか。

 会社人として会社に所属していても、この公私の部分が交わることにより人間関係が時に厳しい波紋を生んだりするわけでございますね。


■責任混同すると良くないという話

 会社責任は、あくまで会社責任。個人の責任は個人。ここを切り分けないと、心がどんどこ病んでいく。途方もなく病んでいく。

 しかも会社の責任も、立場により負う責任が異なっていく。はじめから社長やるつもりで入社してるでもない限りは、会社員なんて自分の監督範囲の責任だけ意識してればそれで良し。ここをモヤっと何かにつけて責任感じたりしてると駄目になる。


■切り分けた上で、個人責任の部分を加味する

 最近の若手はやることだけやって帰るだのどうだのと言いますが、社員としての責任を果たしてるなら別に良いと思います。でもその会社が社員として以外の個人責任の部分まで評価対象にしてるなら、まぁ個人責任に踏み込むところまで考えざるを得ないです。

 社会がどう言おうと、郷に入りては郷に従えなのです。嫌なら鞍替えか、個人責任で踏み込んで話をつけていくしか無い。

■人間同士なのでそんなに簡単じゃない

 とはいえ私達は機械でもないですから、気分のムラだってあるし、割り切れない部分だってたくさんある。割り切れといったって、公私はどうしたって混ざる。

 だから、混ざるのは前提。でも、はじめから公私混同になるのか、どうしてもここだけは割り切れないのだと、混ざる部分を厳選するのか。これは大きな違いです。自分の責任の範囲も理解できずにてんやわんやするのは、これはもう本当に辛いだけです。

 そんなわけで、責任の所在はしっかりしておくと生きるの少し楽になります。なんでもかんでも自分の責任、というのは楽だけど思考停止なのです。