20161221


会社ごっことは。
会社で仕事してる「風」のことを行うことにより「仕事をしている意識」を向上させる行為のことを称する。私が決めた名前。

具体的には、顧客サービスに対する視点よりも、上司部下の関係を円滑に行うにはどうしたらいいのかばかりに時間が割かれたり、会社内で誰に評価されるべきなのかなど、さながら会社大奥を行うことがすっかり主目的と化してしまった状態の企業の事を差す。

企業病とも呼ばれる(と私が勝手におもってる)この現象と何故起こるのかについて。



■会社ごっこが起こる理由

・組織が大きすぎる
・組織の向かう先が明確ではない
・上司や経営者などの目が現場に行き届いていない
・会社の理念などが伝播していない
・情報が制限されて危機感が無い現場

極端な話、経営者や上の人間が船頭として機能してるかどうかというのが実は全てだったりもする。会社は船頭がひよれば下の人間は全員日和る。経営者サイドが従業員をバカにしたり見下したりすれば、その感情は従業員に伝わり、ある者は盾突き、ある者は幻滅してモチベーションを失う。

そしてある者は自己の労働意識を保つために、会社ごっこを始める。
会社ごっこはある意味個人の責任でもあるし、でもそれを良しとする会社自体の問題でもある。客観的に見て会社ごっこが蔓延し始めたと思ったら注意が必要。

その組織は既にその部署に対する期待値を持っていないか、会社自体が営利目的を見失っているか、などなど何かしら病の元凶が潜んでいるものだ。
いずれにせよ会社ごっこが蔓延するというのはゆるやかな「死」が迫りつつある証拠だと思った方が良い。部署なのか組織なのかまではわからないものの。


■会社ごっこの見分け方

・顧客サービスへの目線が欠落した、上司や上を満足させるための仕事が多い
・仕事の評価よりも、態度や喋り方などが基準となっている
・上司から「自分で考えろ」などの抽象的な指示が多い
・「俺もお前くらいの頃は」など意味不明な過去語りが始まる
・会議がやたら多い
・会議の内容が、発言した数により評価されたりす
・上記のような感じで、下の人間や特定の人間が著しく発言権が無い
・社内で足を引っ張り合うタイプの政治が多い

などなど。


■会社は何のためにあるのか

役員は従業員に日銭を稼いで貰う。
代わりに経営判断を下したり資金繰りをして経営管理したり、場所の提供や毎月の安定した給与の提供などを行い従業員が働きやすい環境を提供するために尽力する。

役員にとって会社は、株主のものである。最近は徐々にではあるけど株式以外の形態にする会社も増えているから一概には言えない。が、基本的には株式会社であれば会社は株主のものである。

従業員にとって会社は、自分のものである。自分の生活ための場所。株主で無い従業員は株主のために働く必要はない。経営者達が人件費を捻出して株主に利益を発生させるために労働を期待されて雇っているだけだから。

従業員にとっては、会社は自分のためのものである。究極的な話としては。だから役員達がこの従業員を上手く扱えないのであれば、ある意味会社ごっことは実は蔓延して仕方ないものなのである。

賢しい経営者はそれらの責任すら従業員の責任にしようとするが、それは違う。社員はあくまで雇用契約時の働きに期待される事を行って、終わったらさっさと帰るのが好ましい。馬車馬のように働くのは経営サイドだけで良いのだ。


■話を戻して

少々脱線しましたが。会社ごっこが蔓延しているというのは、完全に経営側のミスなのです。ただ、巻き込まれるのは結構面倒くさいし、商売感なども失われていくから、会社ごっこを続けることで「つぶし」が効かなくなるのは非常にまずい。

実際男って40超えたら会社ごっこで生きてきたレッテルが貼られてしまって結構被雇用者としての選択肢は無くなっていく。これを覆すには結局普段から勉強を怠らないことでしかないのだと思う。


■つまりまとめると

要するに、会社ごっこが起こることは、会社の健康度を表すバロメーターのようなもので、会社ごっこが激しいほどに、その会社は大手だろうがなんだろうが既に病み始めている。

だから「ごっこ」を感じたら極力距離を置いたり、転職を考えたり、上の面々を見て考えるなどの選択が必要になってくる。

「ごっこ」に浸ると、その組織においてしかつぶしの利かない人間になり、後々の人生の選択肢が狭まっていく。対策としては、とにかく他にスキルを磨くなどし、いつ何があっても大丈夫なように会社以外の自分を作り上げておくこと。

先日残念なことに、日本のGDP(国民生産性)が先進国の中で非常に低いという記事が上がっていました。じゃあもっと会議を増やしてコミュニケーションを円滑化させて「ごっこ」の精度に磨きをかけよう、というのが今の日本の多くの企業の実態。泣くのは一番下で、作業者として従事する人達。

なんとも未来の無い話ですが、こうした危機感を持った世代が今各地で既存の会社や組織の枠組みに囚われない動きをしているのも現実的に耳にしています。私は悲観的に世の中を見ながらも、そういう面白い勢力が現れていることに期待もしています。

などとグダグダ管を巻いてしまいました。
ともかく、会社ごっこにはご注意を。


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