出典:いらすとや
ジブリの宮﨑駿監督のデスクにも「ピンチはチャンス」と書かれていました。何となくどこかで聞く言葉です。いつごろから言われるようになったのか。そもそもなんでそんな事が言えるのか。
■考え方としてはパラダイムシフトというやつ
パラダイムシフトとは、今目の前で起こっている出来事について全く別の視点から見つめてみるという考え方です。「ダメだ」と言われているものを逆「いい」と思うように発想を転換させること。
「7つの習慣」という本でも語られている事です。有名な例では、2人の靴の流通の営業マンが一緒に海外のある地域に行った時の話。
Aさんはその国の人々が靴をはく文化が無いことに絶望しました。帰国後上司に「あの国は商売の見込みありませんよ。みんな靴を履いてないんですから」と報告。
ですがBさんは違った報告をしました「あの国はチャンスですよ。まだ誰も靴を履いてないから、これから文化を我が社が広めることが出来れば市場を独占出来るかもしれません」
これが同じ対象を真逆に見つめるという典型的な例です。彼らがそれによって成功したのか失敗したのかというのはまた別の話。
■ピンチはチャンス
会社に長く努めていると沢山のピンチがやってきます。
人為的なミスにより先方との調整を突如行わないといけなくなり、もう納期に間に合わないどうしよう。ミスが重なって始末書連発、もうクビまっしぐらでどうしよう。重要な商談が不成立、社員全員露頭に迷うかも…どうしよう。などなど。
まぁ経営者が一番頭を抱えるので、別に社員の悩みなんて小さいものですけども、社員は社員で生活ありますからね。
■デザインとピンチの話
私はデザイナーなので特に先方の納期ブッチとか上司の突然の指示変更とか、割とあります。慣れません未だに。やってられっかコンチクショーと匙を投げたくなるような時もあります。急な変更などは特に大ピンチ。要求が明らかに納期に間に合わない。
まぁ納期の交渉すればいいんですけど。正直伸ばすメリットってあんまり無いんですよね。誰にとっても。私はそういうスタイル。だから納期内にその要望に応える、その上をいくにはどんな工夫を凝らすか頭がフル回転します。
この大ピンチの時にこそ、普段時間的リソースを過密にしていない時には見えてこないデザインの返し手が見つかったりします。ピンチの時に新しい手法が見えてくる。デザイナーとしてはこれが嬉しい瞬間だったりします。
■お金とピンチの話
で、あとは例えば身近なお金に困った時の話とかですと。本当に困りに困ってみると、普段自分が「別にやらなくてもいいかな」と思っていたことまで総当りしていくことになります。皆がダメだと言っていることでも、とにかくやってみる。
詳しくは書きませんけど、そのピンチの時にもがいた結果、今私にはただ何となくデザインをやっていた頃よりも、より沢山の手札となって手元に新しく追加されてます。一旦ピンチになったからこそのものです。
■人間関係とピンチの話
あと人間関係とか精神面とか色んな部分でのピンチも、やっぱりその時はめちゃくちゃ辛いけど、そのピンチによって自分が見つめ直さなければならないアレコレが見えてきて、そのアレコレは、今後の人生に非常に大きな役割を果たしてくれてます。
人間関係のことについては、自分の場合ですとこのピンチは深く深く自分というものが何者であるかを見つめるための機会となりました。今まで自分から逃げてきた私にとってこれはとても良い転機となりました。
■結局のところの根拠につい
「なんとかしたい なんとしても状況を変えたい ピンチはチャンス!」って気持ちをとにかく軸に置いておくことが大事なのだと思います。それを何と呼ぶのかは分かりません。プライドなのかもしれません。
そうです、本題はピンチはチャンスの根拠でした。でも今まで書いてきた通り「ピンチ」というのは「追い込まれる状態」となり、それによって人は通常の状態では見えていないものを目にすることになります。一種覚醒状態に入ります。
この時、ピンチをチャンスに変えれない人は多分、向き合おうとしない人だと思います。ピンチに向き合って限界まで考え抜いて「うん、ダメだ逃げよう」って選択も立派な戦略です。
逆に「あーつらい逃げよう」だけでピンチを受け止めて来なかったのでしたら、それは勿体無いことだと思います。ピンチに向き合い覚醒することで得られるスキルや出会い等々は得難いものです。
■ピンチに向き合った数だけ成長するのか
そんなわけでして人生はいかにしてピンチを得て、それを解決するための自分なりの新手を見つけられるか。それの繰り返しで自分を成長させていくものなのだな、とか最近は思うのでした。
「ピンチはチャンス」
少し自分なりに手直しするとしたら。
ピンチに向かい合うことは
チャンスを見つけるきっかけ
かなーと。
「ピンチはチャンス」
少し自分なりに手直しするとしたら。
ピンチに向かい合うことは
チャンスを見つけるきっかけ
かなーと。
あと最近スマホ用に改行入れまくってましたが文章書きづらくてしょうがないので、スタイル変更。次はTwitterの140文字区切りを意識しつつ書いていきますはい。
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