20161128


自分でなんでもやろうとする。
自分の無限の可能性を信じてか。
人に聞くのが苦手なのか。
恥だと思ってるのか。

様々な道には、その道のプロが居る。
自分でなんとかしようとするのも
大変に結構なことだし
その気概は努力家のソレだとも思うけど
その気概があればこそ
まずプロに聞いたほうが良い。

そんなことを思った一日。



■出来ないことは恥ずかしいことじゃなく

特にプライド高くて自分で何でもやろうと
するタイプの人は、まずもって
プロから話を聞く、プロの言ってることを
まずは取り入れるなどの柔軟性を持ち
その上で自分でやるのが良いと思います。

人生の時間はとにかく有限であり
なんでも自分でイチからやろうとする人は
世に中には言ってみれば先人の知恵が
調べりゃいくらでも出て来るし
調べても分からないものは他人が
経験や知識等々で持ち合わせているし。


だからもしスピーディーに何か体得したい
という事情があるのならば
「なんでも自分でやってみなきゃ分からん」
じゃなくて
「まずは先人の言うこと聞く」
「先人の知恵にとにかく学ぶ」
これをやらないとならない。


■時間とともに開いていく差

なんせ時間は有限だし
周りの賢い人間見てればすぐ分かるんですが
自分で試行錯誤するのはあくまで趣味
なわけですよ。

別に趣味ならいいんだけど。
というか自分でじっくりやったからこそ
得られるものもまたあるので
それはそれで否定しないけども。
趣味でもなんでもやっぱり沢山の人の知恵を
拝借していける人間というのは強い。

他人が学んできた時間や歴史を
取り入れて自分を拡張したほうが
ヨーイドンでスタート時点は同じだとしても
先々に進む距離がもう果てしなく
開いていく一方で。

例えば会社に入れば
その仕組みの頂点に居る
経営者に近づいておくのは
何年も経つほどに得られる知見が
平社員のままでいるよりも
全く違ったものになっていきます。


■TOKIOは何がすごいのか

農家でも始めたければ
ゼロから試行錯誤するよりも
先人たちの知恵を借りた方が
早く収穫出来ますし、もっと良い作物を
育てられるようになるし。

DASH村のTOKIOだって
今でこそ何でも自分たちで
ある程度は出来るようになっていますが
番組当初はあらゆるプロの方々に
あーでもないこーでもない言われながら
一つ一つ学んでいったわけです。

あの番組はTOKIOがすごいのは勿論の事
TOKIOをサポートする方々が
そこらの毛の生えたアマチュアではなく
古今東西のプロを呼び寄せて
TOKIOに教えているからこそ
今ではバンドが副業のガテン系アイドル
になってしまったわけですね。

アマチュアに教えられてたら
せいぜい農家が趣味のジャニーズでしたよ。

もうあの番組は本当にわかりやすく
厳選されたプロから助言を受ける事で
あらゆるスキルを身につけるという
典型的な師弟関係による技の伝授が
体現された番組です。

あの番組からも分かるように
いかに沢山のプロに出会うか
そして教えを請う話術や人間性や
教えてもらえる何らかの仕組みを得られるか。
これがスムーズに様々な道の技術なり
なんなりを体得する上での近道であると
教えてくれているわけです。


■いかに賢者と結びつくのか

昔から
賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ
というような言い回しがあります。
それはやっぱりある意味正しくて。

特に仕事では上司なり経営サイド等になる程
何らかの技術に特化していたり
そうやって沢山の師匠を自分の人生に配置し
自分自身を加速させているようなモデルに
出会えると思います。

二世でもない限りはやっぱり、そういう
他人と同じ歩みで進むのではなく
いかに素早く人の上に立つか。
人の先を行くか。
そういうことをしてきた人達が
上に居るのだと思います。

とにかく、いかにプロから話を引き出し
いかにプロの知恵を学んで吸収するか。
これが人生攻略の鍵だと思います。

また、何か八方塞がり感を感じた時は
自分の能力不足であることもそうだけど
自分が今進んでいる道の先に居る人が
どうやってうまくやってきたのか
そういう部分を素直に取り入れると
そうした状況から抜け出していけるようになる
と、そういうように思います。

■本当に大切な時のために体力を残すには

なんでもかんでも自分で抱えて
すぐにパンクしてしまう人は
とにかく世の中に散りばめられた
ありとあらゆる先人たちの
プロの力を頼って探す方向に
シフトしていけるようになると
もっと楽になるのではないかなと
そんな風に思います。

そうして普段から学び取りながら
本当に自分だけで
考えなければならなくなった時用に
体力を温存しておかなければ
ならないのだと思います。


■多くて少ない人生の時間

とにかく時間は平等に有限なのです。
その事実にどれだけ真摯に向き合えるか。
これが他人の力を借り
他人に頼る術の重要さに目を向ける上で
必要不可欠な考え方かと思います。