20160928


 これは自分が昔勘違いしていたことなんですが、仕事って毎日毎日やる気出してするもんじゃないんですよね。やる気は出す時に出して抜くときには抜いて、やる気がない時でもまぁそこそこに稼働するような、そんな感じでありながら給料はそこそこ出る。これが誰にとってもまぁまぁ良い仕事になるなと、ふと思ったりするのでした。

という感じで前書き部分でほぼ結論出てる気がしますがもうちょい掘り下げた話をしてみます。



■やる気はそもそも毎日出せない

 過去に、やる気を出すというのはマッチに火をつけるようなものである、というような趣旨の記事を書きました。一瞬燃え上がるのはいいものの、マッチの火薬が無くなればあとは木が燃えるだけのものです。


■人間は基本的に気分屋である

 これはもう例外なくどんな人でも。生きてりゃ嬉しいときもあるししんどい時もある。人間はそもそも気分の浮き沈みで生きている。これはもう絶対。

常にやる気を求められる仕事というのは、言い換えるとどんなに辛く悲しいときがあってもやる気出せ、と強制されているようなものです。そりゃ無理だよ…。


■人間は基本的に怠惰である

 言葉としては嫌な印象になるかもしれませんが、生き物の原理としては必要性さえ無ければ極力「やりたくない、やっても意味のない」と思っていることは避けたいわけですね。

エネルギーの無駄だから。疲れるし、お腹すくし。

でも健康体を維持しなきゃいけないから身体鍛えるし、もっと効率的に怠けたいから勉強もするし。人間は基本的に怠惰で、やる気なんて起こしたくもないのです。


■人間の特性を知った上でマネジメントする

 そんな感じで、意識が高くなったり、なんだか知らないけど活力がみなぎってやる気エネルギーどばどば止まらないよぉぉーってなってる時に、周りがそのテンションになっていなかったりした場合(そもそもやる気無い状態のほうが人間的にはデフォ)、「何だお前やる気あるのか」とか思っちゃったりするわけですね。

だからやる気のある状態に引っ張るマネジメントって実はめっちゃくちゃ難しくて、そうじゃなくて「人間とは基本的にやる気なんて無い」というところから「それでもまぁ最低限こなせる」くらいの仕事見積もりとかすると、幸せになれたりしますね、はい。

もっと具体的に言うと「普通に考えたらこれくらいの仕事量になるだろう」って見積もりの50~60%くらいの数字で考えて、裏のスケジュールを組んでおくと幸せになれるやつだったりします。

また、本人申告数値であったとしても大体申告の60~70%程度に落ち着くものだろうと考えておくと良いです。特にプロダクト進行においては、一過性の成果だけを見るのではなく、そのプロダクト内を通した本人の「波」を計算に入れておくと良い感じです。


■自分で強制的にやる気を出したいなら

 そうは言えども、頑張りたいんだ、今はとにかくやる気を出して前に進みたいんだ、でもやる気が出ないんだ、という人も居ると思います。その場合は以下のような解決策がございます。

1.自己啓発する
セミナーとかまで行くとお金を尻の毛までむしり取られる可能性や洗脳とかされちゃう危険性もあるのでびみょいですが、本読んだり自分で出来る範囲の啓発に勤しむのは大事ですね。当ブログでも何度も書いてることです。

2.ボランティア行って仕事する
最近私的に思ってるオススメ。仕事外の場所で、仕事する。ボラは基本的にお金があまり発生しないものですから、人間関係によって成り立ちます。だから長く成り立っている団体さんだと、人間関係良好だったりします。そういった場に行って、自分で仕事探して、手伝う。

長く続いている良いボランティア団体サンは「タダで働く人」を満足させる言葉のかけかたなどを熟知した方々が多いように思います。人間、ときにはお金よりも感謝の言葉をかけられる方が遥かにやる気が起きたりする場合もございます。

こんな事を書くとボランティア団体さんを利用しているようにも感じますが、でもその分自分だって労働力を提供しているのですから、問題ないとは思います。

3.やる気ある人たちを眺める 傍に行く
やる気のある人達はエネルギーを撒き散らしながら邁進しています。笑顔の人の周りには笑顔が移りますし、あくびも人にうつります。やる気のある人のやる気もうつります。割と簡単な話だったりします。人間なんて簡単なものです。


■人をやる気にさせたいのなら

 人たらしになること。人の気持ちを考え、今相手がもらって嬉しい言葉やリアクションを与え、場合によっては報酬を与え。あるいは危機感で追い詰めたりとか。

私には無い能力なので凄いなぁと思います。こういう人がチームを牽引する時、そのチーム全体は他よりもスピーディーに進行していき、結果的に大きな利益をもたらしたりします。


■余談:これからの経済を考える

 日本は資源も他国よりは少なく、そのくせ人口は右肩下がりの未来像が浮かぶ。人員が減り、社員自体も高齢化していく組織において、個のパフォーマンスを引き出す人間は今後ますます重宝されていくのでしょう。多くの組織は変化を必要と感じながらもバブル景気で組み上がった組織マネジメントからなかなか外れられず、かといってマネジメント出来る人も育ってはおらず。

結局のところやる気を引き出す人か、常にやる気を自分で調整して発揮できる人じゃないと、これまでの「当たり前」とする暮らしを手に入れるのは難しいんじゃないかと感じる次第です。労働世代の負担額は更に増しますから。なんとも悲しいことです。

それが辛いから、適度にミニマムな生活や、シェアする生活、そうした方向に舵切りしてしまうのも一考に思います。価値観を変化させる事が出来るのであれば。

なんだかとりとめもなくなくなってしまいました。

まとめると、人はやる気なんてそもそも出さないしあまり出したくない生き物だから、やる気を前提とする仕事は辛くなります。あまりやる気を出さずにフラットな状態でも問題の無い仕事を手にするのは重要だし、仕切る側も人間なんてそんなものだと思ってスケジュールなり考えると幸せだよ―みたいな話。

でも同時に、他方で社会全体を見渡した感じではどうにもやる気無くてもある程度出来るっていうことに対する価値は下がってきているから考えものだね、っというような話でございました。

はーやる気だそうやる気だそう。