20160831


管理職になってくると、仕事が異様に遅い部下やら同僚やら上司、果ては外部の人とのやりとりに悩まされる事がしばしば。
「自分がメインでプレイヤーの時はこんな事なかったのになぁ」
管理側になるような人は少なくとも、ある程度プレイヤーとしての実力があるからこそ、そのポジションになれるわけなので、進行のうまくいかない具合に理解が及ばなくなってしまったり。

なのでいかにその落差を解消するかについて。


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■仕事が遅い人の特徴

・自分の時間の感覚が薄い
・相手の時間を使っている感覚が薄い
・そもそも時間がお金であるという感覚が薄い
・完璧思考
・気分屋
・他人まかせ

もっと大本をたどると、その組織に居たいと思っているか、など根本の問題にはなりますが、そこに関してはスルー。ここで語ってもしょうがない部分ですので。


■仕事が遅い人の言い分をまともに聞いてはいけない

 仕事が遅い人の言い分は、仕事が早い人も分かっている内容の事が多い場合があります。なので仕事が早い人が管理職になると、その言い分を鵜呑みにしてしまう可能性があります。

が、これがいけない。
本人に悪気があろうが無かろうが、仕事が遅い人の特徴は「先に口が出る」こと。仕事を進める前にああでもないこうでもないと文句を言います。ではその要望に答えるとどうなるか。更に新しい要求がはじまります。

仕事が遅い人の要望は、全て汲み取ろうとしてはいけません。かといって、すべてを否定しては相手のモチベーションを大幅に下げてしまいます。なので、本当に良いと思う部分だけは拾う。いいとこ1~2割か。良い部分は全力で取り入れる。相手の顔を立てる。


■とにかく時間を徹底して追いかける

 仕事が遅い人は、とにかく「時間」の感覚に非常に鈍感です。「自分の仕事が出来る」人は、この落差に悩みます。自分だったらこんなこと無いのに、と。

解決策は、他人への期待を諦めて、細かく細かく時間を追いかけることです。「自分だったら出来るのに」の感覚は捨てること。他人は他人です。そこを割りきらないと管理職の業務は大変に苦しい事になります。


■一気に沢山の事を求めない

 仕事が遅い人は、一つの物事に対して心理的な障壁のハードルを高くしすぎな傾向にあります。なので、細かな作業を都度都度詰め込むスタイルが良いです。複数のことが出来るようになってもらいたいがために、あれもこれも詰め込むとパンクします。大きな流れの中の一部にのみ専念してもらうのが良い。


■「自分で考えてくれるだろう」を求めない 的確に指示を出す

 仕事が遅い人は、仕事が出来る人の先回り術や、上司的・発注側的としては嬉しい、「自分で考えて上司の一歩先を行く」ような事はあまり出来ません。そもそもこれについては仕事が遅かろうが早かろうがなのですが。

自分で考えてあれこれやって管理職になる人は、そもそも誰もが昇進を考えてはいないこと、適度に働いて今以上を求めていない人、などの考え方を見過ごしがち。

一方で発展途上の人も居ます。

でもそこまでいちいち気づくのは難しい。だったら、的確に指示を出す。相手に多くを望まない。自分と同じを求めない。

本質的には発注側がちゃんと相手に仕事を発注出来ないから、仕事が遅れる。つまり、相手に求め過ぎると、相手の仕事は遅くなる(ように感じる。本質的には自分の指示が悪い)。


■仕事が遅い人とうまく仕事をする

 仕事が遅い人=能力が無い、という話ではありません。仕事が遅い人には仕事が遅いなりに別の長所が備わっていたりします。例えば凝り性で完璧癖のせいで仕事が遅い場合は、極まってしまえば非常に有用なその人しか持ち得ないセンスになる可能性もあります。

だからその人の仕事の遅さから、同時に能力まで否定するのは短絡的です。でも性善説に偏るとそれはそれで人の悪意に無頓着になってしまいます。人の悪意に敏感でなければ人を率いることは難しい。

つまりまとめて「うまく仕事する」というような考えになります。フラットに。相手をけなすのでもなく、かといって下手に出るでもなく。

そのうえで勿論人間ですから、結局どこかで感情が入る。それは仕方ない。なので極力フラットで居ながら最終的には気持ちに正直になれたら良いのではないかと思う次第です。