「この人、本当に仕事できるなぁ」と遠巻きに見ていた人と直接仕事することになったのですが、何がそんなにすごかったのだろうというのを最近ようやく言葉に出来るようになってきたので、まとめました。


■とにかく早い

 作業が早い、早すぎる。物凄く手が早いというよりは、一つ一つの動作に迷いが無いから早い。一つのことを徹底して突き詰めて探求した結果と思われます。まさに達人。

しかし、その達人クラスならまだ沢山出会ったことがあるのです。ところが本当に仕事が出来る人の凄さは早さの次元が更に違います。そこがようやく最近わかりました。年齢的に考えたら遅すぎますが。


■相手の呼吸すら読み取る

 私が出会った本当に早く仕事が出来る人は、「相手の呼吸を読むプロ」でした。そうです、前述の仕事の早さは「手の速さ+仕事相手との呼吸が合致する」ことから生まれていました。

私は単純に手の速ささえアップすれば、仕事も自然と早くなるもんだろと思ってましたが、「早いこと」と「出来ること」っていうのはまた別ものだなと。呼吸を合わせるための時間がまるでかからないし、手も早いから、欲しいものが次から次へと上がってくる。

話し戻しまして、とにかく私が出会ったその人は、こちらが困っていること悩んでいることこれだけは外してほしくないこと、それら全部を読み取って、的確に返球してきてくれました。私は相手の技術部分だけを期待してただけに、そこまでこっちの考えを読んでくれるのかと感服しましたし、自分はこのスタイルを取り入れられなければずっと独りよがりの作業者にしかなれないなと感じてしまいました。


■相手の呼吸を読むってどうしたらいいのだろう

 結局は他人にどれだけ関心を持てるかという事になるのだと思います。私は他人に関心を持つのって、性格的になかなか難しいなぁと自覚していたのですが、この仕事が出来る人と実際にやりとしてみて、こちらの気持ちが100%読まれてしまったのを感じた時に「あぁ、だから他人に関心を持たなきゃいけないのか」と腑に落ちました。

腑に落ちた時、周囲の人の見方が少し変わった感じがしましたし、あぁ自分ヤバイぞ他人に関心持つレベルが低すぎるぞ、とかなり焦りました。不味い不味い。

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■まとめ

 そんなわけで、仕事が出来る人になるって「仕事を形にする素早さ」と「他人に関心を持ち洞察する力」の2つが掛け合わせることが大事なのだなと思った次第でした。これのバランスがとれた人になれると、どんな所でもやっていけそうだなと。頑張らねばと思いました。

あとやっぱり実際に、そういう凄い人に何としても会ったり実際に仕事する機会など沢山設けるの物凄く大事だと思いました。おわり。

頭がいい人の仕事は何が違うのか?
中尾 ゆうすけ
すばる舎
2015-04-21