20160413

出典:いらすとや


 この記事、結局は色んな人と付き合ってみて個々人が自分なりに解釈が変わるものだと思いますのであくまで一つの指標にしか過ぎないとは思います。その前提で私が見てきた中で気をつけよう、とか失敗したな、とか思ったことをつらつら書いてみました。


■他人や会社の悪口、不平不満や批判批評が多い人には近寄らない

 このタイプは通常の人と希少な人が居るように思います。

通常の人は主に自分のテリトリーに悪口を通じて招き入れるタイプです。悪口を通じて自分の同胞を集めるタイプ。不平不満を通して自分の主張をするタイプ。

このタイプの人に取り込まれると厄介。自分も悪口タイプに見られますし、その輪の中で毒されて自分自身もいつの間にか組織のアラ探しや悪口ばかり言うようになります。組織的には結構邪魔な存在になるのでキツいです。というか人間社会で生きていく上でキツい人種に自分が染まってしまう可能性がありますのでなるべく避けたいところです。

一方で希少な人は、悪口言いながらどんどん自分でその悪い部分を改善していく人です。この人は周りからも信用されます。特に組織内では長く在籍している人ほど、なぁなぁで事を済ませて思考やら問題点やらがどんどん硬直化します。批判しながら改善まで引っ張っていく人が居たら、その人が中心になって組織が動きます。

ですが基本的には希少種なので基本的には、無難なのは悪口不平不満たらたらな人は少し距離を置きながら、その人が実際に実行する人なのかを見つめると良いと感じております。

このタイプの人と組まざるを得なくなった場合は、自分が希少種になることを目指したり、一つの参考意見として取り入れたりするのが大事なように感じます。


■時間を守らない人と守る人

 時間を守らない守れない人は付き合う事で、周囲の人の時間を消費していることに意識が向いていない人です。この手の人と一緒に居ると関わっている自分の時間もジャンジャンバリバリ消費されていくのでとてもキツいです。

 一方で時間を徹底的に守る人。こちらはわりとしっかりしている人が多いように思います。しかし時間だけを守るだけで他がおざなりな人も居ます。でも、まず時間を大切にするという前提があればいずれ改善するものだと思います。

人間にとって何よりも大切なのは時間。とにかく時間。

ちなみに、意識が向いているけど時間が守れない人などはまた別の問題を抱えている場合があるようです。主に心の病やプライベートでの不調などでしょうか。普段は守ってるのに急に時間が守れなくなったとかの場合はまずそちらの心配があると思います。


■他人に厳しい人

 他人に厳しい人がおります。このタイプの人も2種の見極めがあるように感じてます。

1つは、相手の自尊心にやすやすと土足で入り込んで踏みにじるタイプ。
1つは、相手の事を信用した上で、厳しくするタイプ。

前者の人と一緒に居ると心がすり減ります。人間は自分を保つためにはある程度自尊心を持っていなければならないのですが、そこをまるごと否定してくるわけです。そうすると、十分に自尊心が育ちきっていない人は、自己愛でもって自分を守るようになってしまいます。自己愛とは自分自身を愛する心。自分を愛でて自分で自分の心を守る力。この方面に傾いてしまうと、社会での適合が難しくなります。他人を見る余裕が無くなってしまうので。
 
なので前者のタイプはホント避けたい。避けたいけど一緒になってしまった場合は…別の上司に直訴したりコチラが攻撃して戦うしか無いです…。相手の気持ちを替えるというのは相当な言葉選びや気遣いなどが出来なければならないので、理想論にしかならないと思います。
自分の心が壊されてしまってはどうしようもないので、自分のためにも是非。

後者の人は、自分の成長にとって必要な存在です。見極めは何でしょう…分かりきった痛い部分を突いてこない人、などでしょうか。あとは人格否定しないとか。だけども、要求が厳しかったりする人。希少だと思います。


■褒めてくれる人くれない人

 自分が褒められてこなかった人は、相手を褒めることもしません。「自分は褒められてなんてこなかったぞ」と。でも褒められるって人間にとって自分が重要であると、認識するモチベーションの起爆剤みたいなものなのですね。

だから全然人を褒めない人と一緒に居るのは心が摩耗します。危険です。褒めるといっても、お世辞を言うわけではありません。相手の行いに心底感心した事をちゃんと伝える人です。

そして、人を褒められる人も結構希少みたいです。何故なら殆どの人は自分にしか関心を持っていないからなようです。また、人間は放っておけば(これは日本の文化系性そのものに問題がある気がしますが)自分と他人を比べて自分が相手よりも勝っている点を探して自分の優位性を主張するために、相手をけなしたり相手より自分が優れているのを認めるのが嫌だから褒めなかったり、なんてのもあるみたいです。これでは互いが互いに嫌悪感ばかり抱いてしまって、ギスギスな生きづらい世の中の出来上がり。

PR


■会社じゃなくても私生活でも

 これらの考えは公私共に大事なのではないかと思ってます。ただ殆どの人は必ず何かの組織に所属しますし、それが会社の場合が多いように思いますので今回のようなタイトルにしました。たかが自分一人の存在で組織がどうこうなるかと言えば意外とどうこうなる場合が多いように感じてます(しかも主に悪い方向への影響が大きい)。
悪い方向への傾きは、結果的に自分が結構な損を被る場合が多いので、「こんなことしたって自分が損するだけじゃないか」と思うなかれだと思います。

そして偉そうな事言ってる私ですが、数年前は全部前者の方面でした。書いていておなかが痛いです。なのに真面目を装っていたわけです。なんというクズ。

なのでこの記録の後者の方は自分が実際に意識して変化させていった事柄や、一歩引いて見て納得した事柄などなのでした。
この歳になって未だ、人間的な基礎部分を構築し直し中です。まずは目の前の人にとって気持ちの良い人間になりたい…と思うまじクズおじさんなのでした。


良心をもたない人たち (草思社文庫)
マーサ スタウト
草思社
2012-10-04