20151020

出典:いらすとや


 私の周りに居るプロい人達を観察しててなんとなく共通で感じたこと覚書。最適解かは分からないですが。


■「プロ」の定義

 主に担当業務についての能力が著しく高くて、その能力が買われて仕事を継続している人達の事。


■観察

・コミュニケーション能力が高い(察する能力に長けてたり伝える能力に長けてたり色々)
・良い意味で感情の起伏が激しい
・わがまま、人の意見に流されない
・集中力が高い
・運が良い
・良くも悪くも鈍感(肝が座ってる)
・出来る出来ないをはっきり言う
・スケジュール超守る(※後述)


■備考:わがまま

 時々とんでもないわがままだったりします。でも自分の信用を真剣に考えてるからわがままって言いますか。とにかく良くも悪くもわがまま。


■備考:スケジュール

 実はスケジュールについては以下のパターンに分かれて。

1.細かいスケジュールは全く守らないんだけどケツだけは絶対に間に合わせる、間に合わせる術を持ってる。

2.スケジュール出したらどんなクオリティでも絶対に遵守する。

後者のほうが付き合いやすさはある感じですが、たとえ1でも「本当に大事なケツは落とさない」っていう部分は案外ちゃんとしてたりします。


■備考:運

 正直な所プロっぽい人達って相当な運を持ってる感じがします。たまたま○○さんが抜けた穴に△△さんが入ったことで、△△さんはその後活躍し続けることに…とか。

ホントに、示し合わせたかのようなタイミングでしかるべき能力を発揮して、注目を浴び、プロとしての在籍が許される。

そしてプロの座というのは、伸びたい人を更に上へ上へと押し上げてくれる。

ともかく、タイミング良くプロの打席に立つという運を持っているのが結果としてプロになるという感じなのかなとは感じる事です。

時代やタイミング、あの人が居なければたぶんこの人は全然違う評価だったんだろうな…なんて人とかも見かけることがあります。


■もう一つ重要な点・環境整備

 プロとして継続するためにはプロとしての環境が用意されていること。仕事仲間や設備内容や私生活のバランスや。それも運じゃないかといえば、そうなんですが。具体的には以下。

・その技能を習得せざるを得ないような状況が出来上がっている
・なのにその技能以外のことも考えないとダメな状況である(人を育てたり)
・その技能を求めている人が居る
・責任の重いポジションである
・時間が過密である

内外から強烈な「必要性」によって短期間に非常に濃密な集中状態が生み出され、結果的にプロとしての力を手に入れられる、のではないかと。
また個人的に大事だと思ってるのは、「それ以外のことも考えなきゃいけない状況」っていう部分。これ、一つのことに延々と集中させてもらえないからともかく1回の作業を出来るだけ出来るだけ短縮できるように頑張る状態になって、学習の取得のための良いルーチンワークが生まれるわけですね。




■「プロ」について良く描かれている作品

 グラゼニという漫画が、色々な面でプロの世界についての事柄が描かれていると感じました。プロ野球選手の年俸に焦点を合わせた珍しい漫画です。テーマが野球ではあるのですが、仕事していると色々と重ねられそうな面があると思います。

ともかく、何らかの秀でた技能を手に入れそれを生業とするプロになるための条件は、環境と運が不可欠なのかなと感じました。

運。よく私のブログで取り扱うテーマ。そしてその運は、試行回数を重ねた人ほど引き当てるチャンスは増える。だから、運を沢山手に入れるためにとにかく走ること。結局これ。ただし計画的に。

あといちど上達する経験を経ると、新しいものの上達の際にも応用が効くので段々と色んな事の学習を効率化出来るっぽいです。若かろうと年取ってようとまず一芸に秀でる事から、なのかもしれません。


グラゼニ(1)
森高夕次
講談社
2012-09-28