20140703
出典:いらすとや

一週間のニュースまとめができずにずるずると引きずった結果、1か月のニュースまとめになりました。そういや先月そんなことあったよねーとか思い出すのにも役立ったりしたら良いなぁと思います。

 

■ニュース系記事

○代表取締役社長の逝去および異動に関するお知らせ(訃報) 

 任天堂の岩田社長がお亡くなりになりました。星のカービィの生みの親であり、任天堂の社長でした。山内会長が辞任されてから、後継者として任天堂を率い、DSやWiiを手がけ、一時期ソニーなどに完全に押されていた経営を立て直した方です。
常にゲーム市場へ顧客の目を向けるにはどうしたらいいかを考え発信し続け、精力的に活動されてきた方でした。国内でこれほどまでに逝去が惜しまれる経営者はなかなか居ないとは思います。今後の任天堂がどう舵取りをしていくのかに注目でございます。
DeNAとの提携ならびにスプラトゥーンがまさか置き土産になってしまうとは…数日間、自社の社長のことでもないのに得も言われぬ喪失感に狩られておりました。

○お笑い芸人・小島 よしおさん新境地 ライブには子どもたちの姿

 いまやすっかり影を潜めつつあるひな壇芸人番組。お笑い芸人が名前を売るにはテレビしか無かったのに…なんてことはなく、テレビでの影響を利用しながらこうして賢く次へ次へとステップを進めている人もおられるということで。
縮小する市場でいかにリスクに踏み出せるかというのは非常に大切なのだなと感じる次第です。と、成功例ばかり追ってもしょうがないですが、それでも道は自分で切り開く事もできるんだという例として良いなぁと感じたので。
小島よしおさんについては子どもの発達などの勉強などを重ねて新しい道を切り開いたとか。点を打っていけばいつか点と点が線として結ばれる日が来る。そういうふうにして日々を過ごしていけば、少し違った景色が見えるのやもです。

○「介護労働が低賃金」という教科書の問題点

 介護問題については需要があるだけでじゃあ企業として成長分野になるかといえば、別にそれによって革新的な市場が生まれるわけでもないわけで。そうなってくると、これは今後どう考えても民間努力でどうこうの話じゃなく、国難へとなっていくと思うのですよね…

昨今では学生と高齢者を同居させるシステムを運営している会社などもあるみたいです。互いがWinWinになるような介護の仕組みだそうで。

○発展途上国では「現金」が死につつある

 途上国でのスマホの普及により、モバイル決済が増えてきているとのことで。ビットコインなどの電子マネーがどうこうではない模様。これだと別に現金が死んでるわけではないのだけど…日本でのタンス預金状態が解消されて、国内のお金がより見える化したという感じのニュアンスのようです。

○働かなくても最低限のお金がもらえる「ベーシックインカム」構想が実現すると何が起きるか現実の都市でテスト

 日本でも今に始まったことじゃなく、割と何年も前から議論が進んでいるこのベーシックインカム。ようは徴税した一部を国民へと返還し、文民的な最低限の生活を保証するためのお金が個人それぞれに与えられるという仕組み。日本だと一人あたり11万円位で議論が進んでるとかなんとか。
割と現実的な話が上がる程度には議論が進んでいるみたいです。ただ、生活の保証が生まれることにより、現在の仕事の価値観なども大きく変化し、その日の生活費を我慢しながら稼ぐよりもより生産的な方向へと国民の意識が向くのではないかという狙いがあったり。

是非実現願いたい所であります。


■雑学系の記事

○年配女性に多い自転車の乗り方【ケンケン乗り】~ちょっぴり憧れるので調べてみた

 これ、ペダルに負担かけたり、急な停止が必要だった場合にバランス崩したりするなどもあって特に良い事無いみたいです。危険なのでお気をつけを~

○「まほうのみず」登場も 学校保健室から消える消毒液 「傷の治り悪くする」

 最近では、怪我をしてときに消毒薬をかけて、ばんそうこうなどで傷口を塞ぐというやりかたは推奨されてないみたいです。今は水道水などの流水で傷口を洗い流すのがスタンダードだとか。知らなかった…。
ただ、こうしたものを子どもを安心させるためだという名目で「まほうのみず」と称して情報のブラックボックス化をするのはどうなんだろう…とは思ってしまいました。

○新国立、CG式で決着 現行計画は破棄(虚構新聞)

 割とここ数ヶ月のgdgdっぷりを見る限り、もしオリンピックに革新さとか日本らしさとか求めてるならこれで良いんじゃないかって気がして、虚構ながら非常に良い着眼点だなぁと感心したのでした。ただ、これを発表してから数週間後に「現行計画は破棄」は達成されたので、若干虚構じゃなくなりました。




■コラム・考え方系の記事

○自己肯定感が薄い

当ブログにやってくる方々はこの部類が多いです。私達は信じる神様とかを特に教えられずに育ってきたので、日本人とあえてくくると、自分の中にいかに神様を作れるかがキーになってきます。胡散臭くなるので簡単に言うと、自分が信じる自分を作る、っていうことです。
ところがこうした教育は完全に親まかせですし、学校はテストの点数などで成績やその人間の価値が付くような文化となってますので、良い親や良い環境に巡り合えないと自尊心を他人に育んでもらうこと前提の大人になってしまうのですね。

私達の多くが何故こんなにも生きづらさを味わっているのか、宗教と戦争という書籍を読めばおぼろげながらにつかめてくるかもしれません。この本は一部偏った内容がありますが変わらずオススメです。私達って何なの?周囲の国の人達はどうなの?

そういったものを理解できると、他人の領分を理解していけると、自己肯定感って何だろう、というところが少しずつ見えてくるのではないかと感じるのでした。


○相変わらず子どもの犯罪被害・非行は少なくなっているし、犯罪不安も落ち着いてきている

 ヤバい人バイアスという記事を過去に取り上げましたが、メディアも犯罪が減ってきて特集するとくダネが無くなってきたのか、一昔前では話題にならなかったようなネタに食いついて社会問題のように取り上げます。
が、データを追えば少年犯罪は減っている一方であるとデータが証明しており…データで世の中を見るという目を養っておくのは、安易な情報に惑わされずに世の中を見つめる力が出来て良さそうです。
何が良いかといえば、いちいち感情が相手の思惑通りに揺さぶられなくなるってことですね。冷静さを欠いてしまうと色々とマイナスが大きいのです。


○辛い思いをしている中学生に贈る言葉「子供時代は辛い。大人になってからの方が絶対に楽しい」

 子供時代の何が辛いかというと、積極的に外に選択権を広げていけないことなのですね。扶養元に居る以上は、親の元に居ないと生活できない。学校もやすやすと転校はできないし、転校したって普通の子達は長年のコミュニティを築き上げてるわけで、結局新しい文化に新しく溶け込もうとするのもリスキーであり。

子供時代は遊び放題だなんて無責任な大人は言いますが、子どもの頃に世界が閉ざされている子らにとっては、遊ぶことだって何の選択権も無く。そういう意味で、扶養元を離れて独り立ちして大人になると、自分さえなんとか頑張れば、どこにだって行ける自由がある、ということを自覚できるというのは、大変価値ある事なわけですね。

なので、とにかくどうして自分がこんなにも辛い思いを…と悩んでいる学生さんは、おとなになったら結構自由に選択肢ゲットできるから、その選択肢を得るために今は我慢してでも勉学に励んで自分の知見を広げておくと、後々凄く人生楽しくなるんですよーというのは知っておいてもらうと良いのではと思うのでした。

○「持ち家」がいいか、「賃貸」がいいか。

 比較物件によって全然異なると言われて、結局どっちがお得かなんて答えが無い、というのが定説。
ところで2030年には土地あまり、住宅あまりが全国で起きるであろうと言われている模様です。人口推移的に考えても。また、固定資産税の減税も今後段階的に元に戻していく方針のようで。私的にはそうなると持ち家リスクが結構高くなっていくように感じてしまうのですよね…。
少なくとも、ローンで何十年計画での建築計画はちょっとどうなんだろうと思ってしまいます。
20~30代の若い世代が高いローンで住宅を買うメリット、今後益々減っていくように感じます。私的にはやっすーい部屋をなるべく少額ローンで買っておくのが何気に一番リスクが少ないんじゃないかと考えちゃったりします。

○能力が低い人ほど自信たっぷりな理由、それは…

“能力の低い人は、ただ何かをする能力が低いというだけでなく、自分の能力の程度を把握する能力も低い”
この記事の中で最も注目したい内容はコレ。
仕事する上で何より大事なのは己を知るということ。私のブログでも、自尊心を養うためとか諸々のためにも自分のステータスを把握して常にアップロードかけるのは重要だと何度か力説しております。

○周りがバカに見えてくる?”ネット中毒”の危険な兆候とは

周囲の人間も自分と同じく、いやそれ以上に成長しようとしているし物事を考えているし、顔だっていくらでも作っているし。自分と同じように、または別のベクトルで喜んだり悲しんだり怒ったりするし。そういう相手へのリスペクトを失って他人の価値観の多様性に目を向けられなくなっていくと、人間関係ヤバイことになるので、周りがバカに見えるとか考え始めてるならホントに危険だから辞めたほうが良いと思うのですよホントにホントに。

○一度死んだ話

 “それ心肺停止しても同じこと言えるの?”は一度死んだ事ある人じゃないと言えない超重くてとても大切な教訓なので是非心の臓までこの先人の偉大なテストケースにあやかると良いと思うのです。



■仕事系記事

○東証一部 日本システムウエア株式会社を退職してました。大阪の C# の会社 株式会社ディーバに入社しました。

 普段なかなか異業種の給与明細などお目にかかる機会は少ないでしょうから、それだけでも価値ありな記事です。それにしても東証一部上場企業でもこうしたお賃金とは…

○丸さん、「音楽聴き放題」ってどうですか?

“音だけで満足できるっていう世代は、たぶん70代から40代、ぎりぎり30代まで。それより若い人は音で楽しむという習慣がない。映像が主で、音楽が従という新しい類いのソフトコンテンツにメーンが移っている。”

普段そこまで若い世代と接点が無いのでこのジェネレーションギャップ面は今後商売する上で結構意識しなきゃならないなぁと危機感を覚えます。

○正社員ってほんとにレベルが高いの?就職活動ドッキリを仕掛けてみた

 このやりとりを見ていると、面接官というのはこの人と一緒に仕事した時にこの人はどういう風に仕事の問題を解決していくのかな、どういう考え方なのかな、というのを見極めている感じがありますね。といっても面接官も千差万別ですが。
ただ仕事は基本的に問題解決能力の面やメンバーと上手くやれそうかを見るので、面接練習した内容を緊張せずに上手く復唱する、というのは求められていないというのがよく分かるというか…。
でも一番は企業が何を求めているかどんな問題を抱えているのかの解読ができるようになると強いのやもしれません。たとえあてずっぽうだとしても。

○元テスラのマネジャー上田北斗氏が、イーロン・マスクに学んだ「First principles thinking」とは

 テスラなどイノベーティブな企業ってガンガンいこうぜ!の姿勢でひたすらフットワーク軽く進んでるイメージなのですが、多分それは組織内で徹底したリスクヘッジの会話がなされているからでしょうね。おそらくトライアンドエラーの数が尋常じゃない。
ソフトバンクの孫正義氏も、勝率が7割になるであろうところまで徹底して調べぬいて、そこまでしてようやく事業への投資を始めると言ってます。残り3割は運など、自分の手では操作できない部分。でも、7割までなら徹底して調べ抜けばいいのだ、と。



■技術・芸術系記事

○銀河系を泳いだら「こんな感じに」なる。実際の画像を40万枚繋いだ超美映像

 視差が結構あることに驚きです。宇宙をこうした形で見れるのは新鮮かも。是非是非。

○男性が理解できない「女の意思決定」を可視化した「女ゴコロフレームワーク」とは。ネイルアプリ「ネイルブック」が語るアプリ運営の生体験談。

 男の意思決定も存外に通ったものな感じはしますが、人間が物を欲しがるフレームワークとして考えると非常に有意義な記事だと思います。

○藤本正二『終電ちゃん(第67回ちばてつや賞入選)』

http://www.moae.jp/comic/chibasho_shudenchan
 非常に良い空気感で、読了感が素晴らしかったです。何が面白かったと言われても何か理屈が浮かぶわけでもなしに。でも、良い作品でした。オススメ。

○26世紀青年

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001JF2QS4?tag
 見た映画。1年のコールドスリープ実験の被験体として選ばれた主人公だったが、その計画自体が凍結されてしまい、忘れ去られてしまった主人公は500年後の未来で目覚める。その世界は、文学を嗜む教養も知性も失われたバカだけが過ごす未来。人類はより短絡的な娯楽消費を続け、計画的な人間ほど結局子どもを産まず産めなくなってしまい、バカばかりが計画性もクソも無いままに子どもを生み、結果的に世界がバカになってしまったという風刺めいた設定でした。
中身は面白かったかといえば…うーんという感じでしたが、シンギュラリティ的な観測も無いゆるい未来観測SF設定として見るとなかなかに楽しめます。5年以上前の作品なので、昨今のSF作品と比べると、少し前の風体ではありますが、映画の設定を楽しめる類の人ならばなかなかに心動かされる作品だち思います。
万人にオススメではないけど、おすすめ作品でした。

○中野シスターズ

 昨今は無料で利用可能なかわいい3Dモデルが増えてきました。コレに関しては収益モデルが見えてこないので大丈夫なのかと勝手な心配をしてしまいますが…。

○【未来】ゴッホに会える「仮想世界」この没入感は、もはや「もう一つの現実」になるレベル

 アートはVRと相性が良さそうです。チームラボ展に行った時も思ったのですが、今後はテクノロジーとアートとの混成作品は新しい一種のスタンダードになっていくのではないかと感じてます。特にVR・AR周りはアートの可能性が非常にまだまだ発掘し甲斐がありそう。



■いちおし記事

○底辺から這い上がって語る貧乏 都会とカップラーメン

 カップ麺を食べるよりも自炊の方がコストパフォーマンスに優れているということを貧乏暮ししている人に言う人間は、その自炊のスキルや自炊がコストパフォーマンスに優れているという教えそのものに対するコストを軽視しすぎているという話で、なるほどなぁ…と感じました。
なるほどなぁと感じられる程度に私は家でそうした生活の知恵を教わってきていたのだと考えると、なおのこと。貧乏に陥ると何故貧乏から脱出することが難しいのか。陥るとかじゃなくてそもそも貧乏が当たり前だったら…など、そういうった部分に対する知恵を拝借できるまとめでした。オススメです。

○精神科における「休む(休養)」の本当の意味

 寝ることや、身体を動かさないことは必ずしも心をを休養させることではなく。自分がどうすることによって心の安寧を得ているのだろうかというのは、割と健全なときにログとっておくと、いざって時に役に立つ感じがします。何にせよこの分野でも己を知ることは大切だったりしますのです。

○今までの副業で失敗したケースを出し惜しみなく紹介する

 これは間違いなく重要な資料なので、読んで置いて損は無いと思います。人の失敗を読むのってとっても大切。




■あとがき

 昇進して一気に管理する人が増えました。意識しなければならない人が増えました。こんな私でも人を管理する立場になりました。

平日も休日も皆が遊んでいる期間、私はずっと本を読んでました。ずっとたくさんの人に会ってました。結果として少しだけ重要なポジションを任されることになりました。それでも結局は運なのですが。それでも、その運を引き当てるためには、相応に何かしら工夫をしなければならないみたいです。

別に周りを卑下してるわけじゃないです。それぞれに得意分野が違うのです。でも、私が楽だなと思っている方向は、あまり現状の社会では必要とされていない部類なので。ならば必要になることを学ぶ。当たり前っちゃ当たり前のこと、でもずっとサボってきたこと。それを続けてるうちに、それなりに仕事が任されるようになりました。お賃金交渉もそれなりに。

別にこのポジションが正解だとも思わないですし。でも、やりたいことがやれるようになる、良い感じのポジションには向かってます。少し忙しいのでブログの更新が容易じゃなくなったのが難点ではありますが。

しかし私真面目系クズなんて名乗ってますけど、真面目はマジでコスパいいです。真面目で正直。真面目系クズなら半分足つっこんでるんですから、あとは真面目を貫くのかクズを貫くのか。徐々にシフトしていくと良いのでは。なんて。うん、真面目はコスパ良いですホントに。

何が真面目って、自分の欲望とか相手のやりたいことに真面目に向かい合う。言われたことを、はいはいやるのはただの受け身の指示待ち。そうじゃなく、真面目。真摯さ。実直さ。

言葉がとっちらかりましたが、真面目でいることはとても良い。これだけは報告できればと思うのでした。