20140703
出典:いらすとや



 はて、気づいたのですが今年はもう半分が過ぎているのですね。私は一難去ってまた一難で、再び忙殺中に突入してしまいました。一呼吸してようやく半年が過ぎていることに気付き…おぉ怖い怖い。皆様はこの半年充実していたでしょうか。私はなんだか仕事ばかりでこれはよろしくない傾向だなと思ってライフスタイルを戻そうと苦心してます。

ではでは先週までの気になったニュース、遅れましたがまとめです。
 

■サービス

◯メディア芸術データベース 開発版

https://mediaarts-db.jp/
 政府管理のアニメ・マンガ・ゲーム・メディアートのデータベースだそうです。試しに私の好きな庵野秀明監督を検索してみたらちゃんと出てきました。しかもかなり詳細に。

今後もアップデートされていくとのこと。これこそまさに国がやらないで誰がやるんだ、というサービスですね。

■社会

◯民間ロケット実現に道…宇宙活動法案で政府方針

http://www.yomiuri.co.jp/science/20150603-OYT1T50011.html
 非常に良いですね。どうしたって次の競争はロケットならびに宇宙分野が主要なものになるでしょうから。このテクノロジーの発展の早さに国政が追いつけないのであれば民間にはやいところ委託するのが吉なわけでして。


■ビジネス

◯ガイジン社長、わざわざ日本で起業のワケ

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20150612/284188/?rt=nocnt
 これ表記的に大丈夫なんだろうかというタイトルなのですが。それはともかくとしてシリコンバレー、とんでもなく人件費や建物の賃貸費用などが高騰しまくってるわけで、それを考えると日本は円安だし割とまじめにやることはやるし、割と英語出来る人も増えてきてるしでかなり魅力的な人材に映る感じなのでしょう。

カナダに何故ゲームスタジオが集まっているのかというのもの昨年ゲームサミットに参加した中で議題に上がってましたが、実際人件費安いのと飯が上手いのと住み心地良いという土地柄はとても重要らしいです。

そんなわけで割りと国内は買い手市場で更に海外企業からも引っ張りだこになりつつある日本労働者(主に若い人だとは思いますが)。国内企業にとってはますます厳しい、人材の取り合いになりそう。でもその一方で困窮に悩む若い世代も多かったりで…なかなかに矛盾を感じる次第です。


◯濃すぎる個性は求められない? “職人”が減少するゲーム業界

http://www.oricon.co.jp/news/2054266/full/
 コンシュマゲームでの常識やセンスはスマホゲームにフィットするかといえば、答えはYESとは言いがたい状況。濃すぎる個性というのは別にゲーム問わず親和性のあるプロジェクトと接続しないとほとんど上手くいかない印象があります。
しかしその個性を磨くことで大きな成功を収める可能性も勿論ありますし。

私は大した個性なんて持ち合わせないただの凡人なので、色んなチャンネルになるべく接合しやすい人を目指したいなぁとは思います。

どれが正しいとかではなくて、どれも人それぞれなので自分が一番後悔無い方向を向くのがなんやかんや一番なのやもです。


■デザイン系

◯≡ ←ハンバーガーメニューのデザインでクリック率は違う(2014年のA/Bテストの結果から)

http://dtp.jdash.info/archives/Hamburger_Menu_Test_2014
 それがブログなのかゲームなのかなどでも色々と変わってくるとは思うのですが、スマホが当たり前の時代に新しいデザインの基礎としてかじっておくには良い記事だと思います。

◯デザイナーはなぜMS Pゴシックを使わないのか? - エディトリアルデザイナーに聞いてみた

http://news.mynavi.jp/articles/2015/06/11/mspg/
 デザイナーとして私もまず使うことは無いのですが、フォントの遍歴というのはここまで深く掘り下げたことはありませんでした。要約すると、過去の低解像度時代に最適化していたフォントであって、印刷物等を目的とされたものではないためデザイン的な美しさが無い文字だかららしいです。文字ごとの上下幅が違ったりとか結構ある。
それを総合してわかりやすく言語化するならば、ダサい。とのこと。


■考え方・コラム系

◯アインシュタイン以上のIQを持つ、自閉症の少年のスピーチ。「大切なのは学びじゃない」

http://tabi-labo.com/138951/jacob-barnett/
 こうしたスピーチは素晴らしいのですが、私はこの手の内容ではよく前提が抜けてると思います。天才というのは私達が努力と思ってること、勉強だと思ってること、それらについてまずやって当たり前の前提があり、その上で勉強はあんまり意味がないかもとか、努力だけでやった気になるな、みたいなことを言ってると思うのでして。
なんでしょう、あまり鵜呑みにすると「あの天才の○○が別に勉強しなくていいっていうからやらなくて大丈夫ー」みたいな超理論に発展しそう。

人間は自分にとって都合の良いフィルタを作りがちですので…。


◯痴漢をしない理由

http://anond.hatelabo.jp/20150611010817
 これは道徳として刷り込まれてきたし、冤罪等の報道なども見てきたことによるリスクも知ってるし、総合的にそういう文化の中で育ってきたからしないもんだと思ってるのですが。「ご飯を箸で食べる理由」を聞かれてるレベルの話題。

しかしながらそれでもタガが外れちゃう人は一定数居るんですよね…多分その禁忌に踏み込むリスクが脳内で何らかの快楽物質に変換されちゃう人なんでしょうか。理由は様々でしょうから一概にどうとは言えない問題ではありますが。


◯発達障害の子どもが宿題の勉強時間を4分の1にできた学習支援方法

http://niko-pika.net/?p=3370
 いわゆるゲーミフィケーションというやつです。正しくやる気の出る目標点が定まれば、ロールプレイのはじまり。周りの人間含めて演者になり、楽しく一緒に時に競い合ってゴールを目指す。
考えれば考えるほどそれは会社でマネージャーに求められる内容な気がします。


■テクノロジー系

◯仮想現実コントローラ Oculus Touch 発表。両手にひとつずつ、位置検出やフォースフィードバック対応

http://japanese.engadget.com/2015/06/11/oculus-touch/
 コントローラーの形状がこうきたかーと。いよいよOuclus製品版がお披露目で期待感高まります。これで正式なタイトルも出てくるでしょうし楽しみですね。EVE VALKYRIEが個人的には楽しみです。


◯人類抹殺ロボが来る日は遠い。DARPAのコンテストで最新ロボットがバタバタ倒れる動画 

http://www.gizmodo.jp/2015/06/darpa_6.html
 人類抹殺の方向でいくならわざわざ人型である理由は特に無いので犬型とかクモ型とかのほうが遥かに合理的だしもっといえば細菌作ってばらまくだけで抹殺できそうですね。

しかし歩行系のロボットも日進月歩で進化はしてる様子です。いずれ脳をアップデートしてロボットに組み込んだりとかもありえる時代になるのかな…?トランスヒューマン説。


◯GPUで上手に焼けました。世界初の「Tegra K1搭載オーブン」が登場

http://www.4gamer.net/games/244/G024410/20150610001/
 PCの排熱で焼くわけではなく。オーブンがネットにつながっていて設置された物体の形状をからクラウド上にアクセスして最適な温度と時間を自動で判断して過熱してくれるんだそうです。スゴイ。細菌では液晶冷蔵庫が発表されたり家電とITの連携がより顕著になってきて楽しいですね。


◯オープンソースカンファレンス2015

https://www.ospn.jp/osc2015-do/
 北海道でやってました。様々な企業からサークルからが出典して熱くITについて語らってました。私はエンジニアでもなんでもないので興味本位で行っただけだったので、FirefoxOSちょっと触ったりETロボコン見てきたりして帰ってきました。各ブースを回るツアーもあったみたいなので来年は参加してみたい…。

firefoxOSはとにかくシンプルでさわり心地よかったです。バッテリー持ちもかなり良いらしく。あと基本的にHTMLでの組み込みが可能だそうで、デザイナーな私でもちょっと遊べそうだなーと思いました。


◯TwitterのDMでの文字数上限が7月から140字→1万字に

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/12/news058.html
 私、Twitterの140文字文化好きなんですけどねぇ…。自分でまとめる文章なら別に何万文字だろうが良いと思うんですけど、人に送る文章って文字制限結構強くしておかないと、1から10まで全部書いちゃうようになると思うのです。つまりコミュニケーションコストが増す。

Twitter的には着実にインフラとして狙っていきたいところなのでしょうけど、先日発表の動画自動再生といいなんだかFBの後追いみたいな印象が強くなってきました。まぁこの辺は今後どんなサービスであれ標準にはなっていくとは思うのですけども。


◯安倍首相を無許可で3D操り人形化、ハリウッド俳優に喋らせる (動画)

http://japanese.engadget.com/2015/06/14/3d/
 これタイトルが酷いだけで、中身の動画の技術はすごいです。人間の顔の動きを正確にトレスして違う人間のテクスチャに当てはめるというもので、とにかくもう精度がほぼ完璧なリアルタイム。でもその人の癖じゃない顔の動きになったりするだろうから違和感すごそう。こう、ライブ的なチャットのアレでの方面のサービスなどで急激に普及しそうな感じがしますね。


◯【動画あり】Microsoft、E3でARデバイス「Hololens」を使用したマインクラフトのデモを公開

http://www.moguravr.com/hololens-minecraft/
 カメラ越しでこの精度で見えてるのを考えると、使用感に一層の期待がひろまります。VRとARはどちらが先に世の中に浸透し始めるだろうかとふと考えるのですが、拡張現実であるARのほうがまずはとっつきやすさがあるのかなーと感じ始めてます。
また世界的人気ゲームとなったマインクラフトというコンテンツをMicrosoftが抱えているのも結構大きな要因になりそうだなぁと感じます。


■今週のいちおし

 最近ネット発信での脇の甘さとか発信内容とか色々考えることがあり、以下の記事を読んだ時に色々と思うことがありました。

◯大切な人を亡くした時、どうやって立ち直ればよいのだろうか

http://shikabane.hatenadiary.com/entry/2015/06/11/222647
 自分の育ての親である祖母が認知症にかかりはじめた頃からのエピソードが描かれているのですが、他人ごとなので言ってもしょうがないこととはいえど。
基本的に漫画に起こす以上はエンタメ性や読みやすさなどを考慮した「物語」を構成するので、自分の中で語りたい部分語りたくない部分が沢山出てくる。フィルタリングされる。この辺文章で吐き出して整理するのとは全然違う作業だと思っておりまして、エンタメ的志向と懺悔は全然別物であると認識しておかないと、ただの自己正当化物語と化してしまうので、まぁきっと続きを書くのが苦しいんだろうなぁと思うのでした。

私もよくブログ書いた方がいいですよ的な話しますけど、こと懺悔などに関しては外に見られる事を意識せずにただただテキスト入力したり書いたりしながらまとめた方が良いんじゃないかなぁなんて思うのでした。

案の定色んなあらぬとばっちりを受けてるみたいで大変だなぁと思います。皆様もブログ書く時はそれが誰かに対して強烈なヘイトになっていないかとか、所属組織を貶めていないかとか慎重に慎重に考えて発信すると良いと思いますですはい。



■あとがき

 忙殺が終わったと思ったら、別部署の炎上案件に出向くことになりました。引き続き忙殺中になります。私がメインのプロジェクトじゃないので、少し余裕は出来るとは思うのですが…。

ただ今少しずつ頭の中を整理出来てきているので、忙殺時の変な状態からは少しずつ回復しつつありそうです。そのあわせて忙殺記、しっかりまとめていこうと思います。というわけでもう少しだけ更新はまちまちになるやもしれません。突然書けるかもしれませんが。





ゲーミフィケーションつながりで最近読んだオススメ本です。これは自分の人生をそのままゲーム化してもっと楽しく効率よく生きてやろうという趣旨の啓発ならびに実践書です。特にゲーマーな人はすんなりと自分の中に落とし込める内容だと思いますので是非是非ー。