GWが終わりました。週明けのニュースまとめってことで執筆しているので、今日の更新もいいかなと。それでは今週も二日間頑張りましょう。



■ニュース・経済・ビジネス・サービス・仕事

○気象庁「これまでと違うことが起きている可能性」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150506/k10010071101000.html

こちらも↓

箱根山に火口周辺警報 警戒レベル引き上げ NHKニュース
https://newspicks.com/news/952009?ref=top-news

箱根山に火口周辺警報が発令されるのは今回がはじめてとのことらしいです。非常食の常備など今一度防災関連のものを見なおしておく機会なのやもしれません。


○LINE、1~3月売上高は70%増--MAU、2億500万人に

https://newspicks.com/news/945659?ref=user_152284
 既に伸び悩んでるらしいという情報。世界的にはWhatsappやSlackなどのシェアががっつりとってる感じ。いやぁしかしLINEのサービスが始まってもう天井が見えたとかどうだの話がされるというのが時代の早さを感じます…。

○米FOMC景気判断引き下げ、利上げ9月以降の可能性

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NK28P20150429
 日経平均が2万を越えてから随分と過剰反応な動きが見られるようになってきました。利上げが遠のいた以上はしばらくは安泰と考えてもいいとは思うのですが、やっぱり景気は気というかなんというか。

○小学生にブーム「マインクラフト」 口コミとYouTubeでじわり拡大 その魅力とは 

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/01/news029.html
 先日タブレット端末でマイクラに興じている小学生を発見しました。それはまぁ器用に画面に表示されたコントローラーを操作して。私の世代はパッドコントローラーがネイティブだったのでものすごくカルチャーショックを受けた気分になりました。

というのは置いといて、マインクラフトはゲームにおけるレゴとか砂場を見事に表現してるんですよね。ゲームルールが「体力が無くなったら死ぬ」くらいしか無いから、要素をアップデートしていっても、そのアップデートによりプレイヤーが何かしら新しい制約を受けたりしない。

大変優れたゲームデザイン。しかもちょっとした回路も組めるし、やろうと思えば内部でゲームが作れたりも。プチ仮想現実で様々な実験を行える。すごいゲームです。



■考え方・コラムなど

○アニメ業界になんで人が集まるの?

http://b.hatena.ne.jp/entry/249208471/comment/quick_past
 アニメーターの人の一部には「自分はこの道から外れたらもう生きる価値が無いし、こんな自分に他に働ける場所なんてあるわけがない」と思っている人が居る。そしてそれはアニメーター問わず割と別の職種でも見受けられたりする。

問題が何故にアニメーターに集中するかというと、彼らの下積み時代における賃金があまりに安いから。カネがないと逃げ場が無くなる。私も元制作の人と面識あるけど、結局この問題は産業構造ごと変えるレベルの話になるからどこかの誰かが小さく声を上げた程度でどうにかなるものでもなく、それくらい硬直した業界であるということで。

ともあれ業界に対してどうこう言ってもしょうがないわけでして、事の問題としては「カネが無く、自分に自身の無い人は目の前の事にただただいっぱいいっぱいになる」という精神構造に陥りやすいというのは理解しておきたいところ。

じゃないと自分で自分を追い詰めてそのまま…なんてことになりかねない。どんなに綺麗事並べたってカネが無ければ選択は極端に減るのだ。あらゆる知恵を駆使して、カネを稼ごう。

○「副業禁止」の会社では、ぼくは絶対に社員として働きたくありません。優秀な人ほど、そう考えるとも思います

http://www.ikedahayato.com/20150504/26117170.html
 相変わらずタイトル釣りのイケハヤさんのブログ。言ってることは攻撃的ですが、副業を許可しない会社は、現状の組織では不味いと思ってます。実際に会社の中だけの仕事をこなす人って二通りあって「ものすごく組織の仕事に集中する」か「徹底的にサボる」かになる。

で、サボる人ってお荷物としての素養がどんどん構築されるわけですよ。「組織内の仕事しか見えない」「組織に対する依存」「組織内で最低限生き残るための画策」。こんなのばっかり身につけていく。物凄く組織の仕事に集中する人もどこかで糸が切れるとこちらになると思ってます。

副業…というか組織のお給料以外の方法でお金稼げる人ってチャンネルが広い。組織的に嬉しい人材になりやすいと思うのだけど、副業禁止の会社ってそういう社員の可能性を潰すことで最終的に自分のクビ締めてること分かってるのかなぁ…。

ちなみに法律的に公務員以外は基本的に副業禁止を強制することは出来ません。だから組織としては副業禁止は脅し文句くらいにしか使えません。ただし業績に対する文句はつくと思われます。十分な休養をとっていないとかで。社内で見せしめにされるかもしれないし。
その辺は各々上手いこと乗り切る算段をつけたり事前に会社に協議するなどすれば良いのではないかと。


■その他ライフハックやテクノロジー、デザインなど気になった記事

○「瞑想」がもたらす科学的効果とは?

http://gigazine.net/news/20150217-power-of-meditation/
 先日私がブログで取り上げました情報のシャットダウンについての上位版。ならびにその効能についての科学的実証なんかが掲載されてました。現代のスマートデバイスのある生活をまともに過ごしていてはどうしたってやっぱり情報過多に陥る。特にアウトプットの無い人にとっては辛い。そんなわけで上手な瞑想を生活に取り入れられたら多少生きやすくなるんじゃないかなぁと思いますです。

○技術的特異点講座

http://www.nicovideo.jp/mylist/37457898
 2045年問題(技術的特異点:シンギュラリテ)というのが具体的にどうして起こるのか。人間が地球上の知的生命体の頂点から転げ落ち、人工知能と今後どう向き合っていくのか。そんなことがリアリティを持って語られております。

昔はSF映画の中の話だったわけですが、昨今ディープラーニングや将棋電王戦などちょいちょい人工知能についての話題を耳にすると思います。この先のテクノロジーの発展というのはある意味確約されているわけでして、その中で私達はどうやって生きていこう?といった手の話です。少しでも未来観測に興味のある方は是非是非。

○凄すぎて意味不明の最強超人OS Windows10が爆誕!!!

http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20150429/1430334914
 先週からMSのド等の発表が続いており、テクノロジー系の人々が方々で盛り上がってます。その中でも多くのユーザーに影響があるのがやはりWindows10ですが、非常に好評みたいです。しかも無償ですからねぇ。いやはやMS勝負かけてきててすごいです。

○『アベンジャーズ』新作の360度予告編がYoutubeで公開。Gear VR向けVR版も配信

http://www.moguravr.com/avengers-gear-vr/
 Gear VRで見れるそうです。Gear VRというのは簡単に言えばスマホのギャラクシーをセットするヘッドマウントディスプレイで、全天周の動画とかコンテンツが見れるアレです。以前ニコニコ超会議でUnrealEngine4のスローモーションコンテンツを拝見したのですが、高画質コンテンツとVRの相性ってすごいなぁと思ってた矢先に超資本のコンテンツがやってきました。これ是非見たい…。


■今週のいちおし

○「働かない正社員」をクビにできる世の中に――オリックス元会長の意見をどう見る?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150503-00002973-bengocom-soci
 難しい問題。現状のシステムで会社員として最も効率の良い働き方は「まず前提として会社の庇護のもとから外れない事」であり、仮にそのために「成果」が重要なのであれば「必要最低限の」成果を上げる。絶対に何が何でも無理はしない。嫌な言い方ですが、真面目に死ぬ気で頑張る事と天秤にかけて、より生存の方向に向かうためには「いかに手を抜き、楽をして、会社に依存して利用するか」これが会社員として自分の命を守るための正しい働き方なわけです。

そんな中で社員を保護する法規制も年々拡充されていっているわけですから、経営者としては頭を抱えざるを得ない。クビにするだけでも偉い手間とカネがかかりますから。

そういうわけで使えない働かない社員を追い出し部屋などに囲って「辞職願い」を待つのがスタンダード。しかしそれでも社員が音を上げないうちは維持費がかかっていくわけです。

じゃ、働かない社員をクビに出来るように変化していくことは社員の流動性も良くなって望ましいことなんじゃないか、といえばそういうわけでもなく。

人を評価するシステムがあまりに脆弱すぎるというのが本当のところなんじゃないかなぁと感じる次第です。働かない社員が生まれるのは生物の組織構造として当たり前なわけですよそもそも。その社員はじゃあ今まで働いてなかったの?どの条件で働かないの?今の精神状態って?じゃあ将来的にこの人にはもう何の可能性も無い?会社へ貢献してきた履歴は?
「そんなに一人ひとりかまってられるわけないじゃん」というのが当然ちゃ当然なんですが、そういうことが無いから社員側だって安易に「現状をどううまく見せたらいいだろう」となって、いつの間にやら、はい、お客さんの顔を誰も見てない組織の完成。

加えて言えば、社員が辞めやすいシステムに変わらない限りは、会社に意地でも寄生するスタイルっていうのはそうそう無くならないように思われ。でもテクノロジーの進歩に対して人間の労働力がやっぱり減ってることを考えると、なんだか八方ふさがりな話にも感じます。あ、アメリカの景気はリーマン・ショック以後回復してるのに雇用が順調な回復に向かわないのはテクノロジーの進歩が本格的に労働者の仕事を奪っている裏付けであるとも言われてます。

なんでしょね、もうとにかくあらゆるところからカネをかき集められる商売人としての知恵をつけるとか、おもっくそ大きなものに巻かれるとか、そういう部分じゃないと一般人に勝ち目が無さ過ぎだなぁなんて思ってきます。世界的にもどうあっても貧富の差は拡大傾向にあるみたいですし、日本は例外だなんて言われつつもゆっくりとその影は忍び寄っているように感じます。

脱線しましたけど、安易にクビにしやすい世の中っていうのはなんだかなぁと思うのでした。


■編集後記

 GWは…忙しかった。悲しいほどに。さてさて完全に私信ですが6月頭頃まで今まで以上に忙しい状況になりまして、更にブログの更新がまちまちになりそうです。極力記事まとめだけはやろうと思います。

GW明け…といっても今週は2日だけ出勤の方々がほとんどとは思います。問題は来週月曜から。鬱傾向にある人は特に辛いものになると思われます。

今から、来週の月曜日に向けてモチベーションをゆっくりと回復させていく方向でやっていくと、心の負担が少なくなって良いんじゃないかなぁと思うのでした。