20140703
出典:いらすとや

なんと、もう4月です。ちょっと早すぎやしませんかね。
いえ、私の仕事の忙しさとこれを見ている貴方では認識している時間に大きな違いがあると思いますので「やっと4月だ」って認識かもしれませんが。
といわけで私にとっては短い一週間のまとめです。


 

■ニュース・経済・ビジネス・サービス・仕事

○「天才高校生が開発」「尿1滴で」がん早期発見法の可能性

http://diamond.jp/articles/-/69136

がんに対する最も優れた治療は「早期発見&治療」だそうです。
これを劇的に低コストかつ簡易に発見できるような可能性が生まれたそうで。
いやはや凄いですね。


○「批判をするなら代案を出せ」は面倒な人への対処ツールにすぎないのでルールのように扱わないほうがいい

https://newspicks.com/news/887100/
 批判は全部シャットダウンするとそれはそれで結構厄介だという話。批判を封殺した組織では、批判をそもそも許さない空気が生まれてしまうため、本当に悪いことを全力で止めるってことが難しくなる。「代案なんてあるわけないだろ、そもそもそんなことやるほうが変だよ」そういうことが言えなくなるのは組織として不味いし人間関係でも不味いよねって話でなんとも耳が痛かったです。


○アップルはテスラを買収すべきか

https://newspicks.com/news/891524/
 アップルとテスラの企業方針はそもそも全然違う。アップルは慎重に市場を囲い込んで、自分たちはハードウェアを提供する方に専念してる。一方でテスラは市場を囲うのではなくてオープンソースにすることで市場全体を盛り上げようとしてる。
イーロン・マスクごと買収するくらいしか未来が無いような感じがしないでもない。

○転職のリスクケース日立から転職した人の場合

http://togetter.com/li/800253
 何かと職場の不満を企業名を名指しして批判してしかもオープンにするのは結構ヤバそうだなぁという話。それを続けると「あ、この人は多分他の企業にいっても同じことをする」ってバイアスがかかる。それって不利以外の何物でもなかったりするわけで。
だから基本的にネガティブな部分ってあんまり発信すべきじゃないんですよね。私もところどころ心当たりあるので注意します。


○大企業で働くために必要なこと

http://anond.hatelabo.jp/20150329202919
 人生のリスクヘッジを考え、いざ何かあった時のためにどれだけ自分のスキル等に投資し続けられているかは結構重要な話だと思います。これは大企業にいる人は勿論中小だってそうですよね。


○7年働いた時点での私の仕事の極意

http://blog.kengo-toda.jp/entry/2015/03/22/215005
 仕事のエッセンスが大体詰まっていてかなりオススメでした。案外「被マネジメントとしての心構え」という部分は実は軽視されがちで、上司が絶対正義社長が絶対正義になっている人ほど何度も読み返したほうが良いのではないかと感じました。


○わたしのキャリアチェンジ(仮)

https://speakerdeck.com/naoya/watasifalsekiyariatienzi-jia
 全体的に面白いスライドでしたw
任天堂の岩田社長が以前記事で語っていた「大したことしてないのに人に沢山感謝されたらそれが自分の得意なことである」「好きなことと得意なことは違う」という部分を実感されたという内容。


○イーロン・マスク、「Teslaは4/30に車以外の新製品を発表」とツイート―家庭用バッテリーか?

https://newspicks.com/news/898998/
 イーロン・マスクの発表というとそれだけで期待値が高まります。テスラ関連で車以外の製品とかんがえるとやっぱりバッテリーなのかなと思うのですがどうなんでしょう。案外船舶とか航空などかもしれません。




■考え方・コラムなど

○性格の変え方「性格は変わるのか?」の質問に答えて

http://www.f5.dion.ne.jp/~with/seikaku.htm
 認知療法についてよくまとまっている内容です。自分の性格に悩んでいる人は目を通しておいても損は無いかも。


○JR山手線、電車の中の網棚の上に置き忘れたカバン

http://anond.hatelabo.jp/20150325195625
 いい話。人間はこうして善行に恵まれた時、心の底から誰かにお礼を返したいと思い始める。そのサイクルが生まれると、もう少し隣人に優しくなれる。ただ残念なことに真面目系クズとかの部類の人はこの機会に恵まれないし、恵まれてるのに気づかない事もある。そういう時は待ち続けるのではなく、自分から善行を率先して行っていくのが良いのだと思われます。いずれきっと誰かに感謝される時が来る。そうした時、自分も誰かの善行によって支えられているのだと気づく…のかもしれません。


■その他ライフハックやテクノロジー、デザインなど気になった記事

○音波で炎が消える?!大学生が発明した水を使わない「消火器」が凄すぎる!

http://whats.be/100001
 実験動画ではフライパンの油が燃え上がっているところに音波を当ててあっという間に焼却していました。木にやったらどうなるんでしょうね?将来的にスプリンクラーは水ではなく音波を発生させるものになるのかもしれません。


○欠けたウォシュレットの歯車を、3Dプリンターで、たったの1時間で直す話

http://ah3dprintshop.com/786
 3Dプリンターが家庭に普及しだすとこの流れは加速すると思われます。本当にちょっとした部品が壊れたせいで何かが動かなくなったというときに自作出来るって結構未来的ですよね。


○データえっせい

http://tmaita77.blogspot.jp/

色んなデータの統計をとって、そのデータから何が見えてくるだろうか?というのを書かれている方のブログ。ものすごくためになると思います。教育データが主のようです。個人的には特に「二次元接触頻度と人格の関連:http://tmaita77.blogspot.jp/2015/03/blog-post_21.html」の部分が非常に参考になりました。
当ブログでも以前、川島隆太教授の基調講演書き起こしを記事にいたしましたが、その中で特に子どもの睡眠と発育についての項があり、先述した記事にも同様に睡眠時間の短さが浮き彫りになっていて、非常に興味深い。

統計というものに俄然興味が湧いてくるのでありました。

参照:脳トレの川島隆太教授の基調講演レポート  


○クリエイターの夢を形に “商売抜き”でアニメの未来を育てる「日本アニメ(ーター)見本市」の狙いと成果 (1/2)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1503/18/news030.html
 私も普段商売としてプロダクトに関わるのですが、商売って線引は思った以上に物事を表現する事に対して気持ちを抑制させてしまうんですよね。頭ではわかっていても「ここはコストの割にあわないから削ろう削ろう」ってどんどんこじんまりとさせていってしまう。

こうした祭典って、そういう制限を一切かけないからものすごく盛り上がるわけですね。なんせお金は支給されるしある程度何作っても自由ってわけですから。ただこれはあくまで普段抑圧されている状態だからこそ盛り上がるシステムであると思うので、普段がコレになるならあっという間に作品の質は落ちるだろうし、じゃあ普段じゃないにせよ頻繁にやったら本業へのモチベが割かれたりするでしょうし。

課題は多そうですけど今後もこうしたお祭り騒ぎは期待したいところです。


○続・音楽の快楽をどう語るか ― AKB48の100曲とアウフタクトの話

http://shiba710.hateblo.jp/entry/20130325/1364184780
 AKBの楽曲はある程度基礎に沿って生み出されており、かならず耳に残るよう設計されている。それって具体的にどうやって?ということを解説している記事。唸ります。


○ミニキューブを画面にスタンプすると……? iPad連動型おもちゃ「Cube touch」

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1503/24/news116.html
 iPad連動だとOSの更新かかったときにおもちゃ側が対応するの大変そうなんですよね…とはいえIT機器と玩具の関係性は今後更に切っても切り離せないものになるでしょうし、何かアイデアがあれば会社で実行してみるのも良いかもです。


○画面内にバーチャルな「鼻」を表示するとVR酔いが低減される!?―海外研究結果

http://www.gamespark.jp/article/2015/03/26/55813.html
 私もVRコンテンツ作っててどうして視界の違和感が拭えないんだろうなぁ…と思っていたのですがまさか自分の鼻が無いだなんて…完全に盲点でした。


○読みやすい文章を書くための技法

http://ryoanna.hatenablog.com/entry/20100824/1282660678
 私本業はデザイナーなんですが文章を書く仕事も結構増えてきまして、いい加減なブログ執筆用の文体ではちょっと厳しいことになってきました。ということでもうすぐ30になる人間がようやくまともな文章の勉強を始めることに。

そんな折に見つけた記事でした。非常に懇切丁寧にかかれててオススメです。


○テープ起こしに大革命 文字検索で頭出しできるiOSレコーダーアプリが登場

http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/318/318957/
 技術はものすごいのですけどどうにも使い勝手が悪すぎる! ただコンセプトデザインとしては大変優れたプロダクトなので上手く参考にすると大化けしそうだなぁと感じました。私の中では今のところ会議の議事録起こしや対談の文字起こしくらいしか思いつかないです。

プレゼン演習するときに一人でしゃべってみて、それが文字で起こされた時にどう見えてるだろう?って確認するのに使ったりもできそう…かな?



■今週のいちおし

○「コンテンツマーケティングの実験フェーズは終わった」——SXSW2015にみた、今後の可能性

http://www.advertimes.com/20150330/article187780/
 コンテンツと広告の融合というのは前年はかなり盛り上がったフェーズにありまして、実験としては成功を収めたというものみたいです。今後、コンテンツと広告は切っても切れない関係になっていくであろうという事が示唆されており、今後世界中で広告について大きな流れが生まれるでしょう。
以前参加したカナダゲームサミットという講演でもメディアミックスにおけるコンテンツ産業と広告業の在り方というのは議題に上がってまして、実際に組み込む動きは始まっていると言われていました。

日本でもゲーム企業などは今後、広告デザインとタッグを組んだ新しいビジネスモデルを作っていくことになるんではないかなぁという予感を感じます。

そういえば少し前にキャラサミというご当地萌キャラが一堂に会するイベントがあり、その派生でゲームサミットみたいなのが行われておりました。そのサミットに参加する萌えキャラを使ってゲームを作ろうっていうコンテストみたいなもので、盛り上がったようです。

昨今の射幸心煽るタイプのビジネスモデルにゲームが落ち着きつつあるのは、これまでのゲーム文化というのをネガティブな方向に落としこんでいく悪い流れだと思っていたのですが、今後はゲーミフィケーションによる文化が生まれていくのではないかなぁと考えるとちょっと期待してしまうのです。

アニメーションなども最初はオリジナルコンテンツメインだった時代からロボット物の成功と共に徐々にメディアミックスがはじまり、今は原作付きは当たり前。最近はソーシャルゲームの宣伝の一貫になってきてますね。

そういう感じでコンテンツ産業の未来はマクロ的には結構明るいんじゃないか?と思うのでした。任天堂・DeNAあたりには是非教育分野なども含めて頑張っていただきたいですね。

しかし一方でミクロ的に考えると、そうした波から外れた企業、そういうコネクションを持たない企業というのは、今後大変になるのかなぁなんてことも思いました。






■編集後記

 更新が断絶してもアクセスはそんなに伸び悩むこと無く平常運行でした。びっくり。今後も二ヶ月くらい仕事が修羅場ってるので更新が飛び飛びになると思いますが最低限ニュース集めることはしてるのでそれだけは続けていければと思います。

1年も残り2/3ですがよろしくお願いいたします。