真面目な自尊心の低い人は危ない状態なので注意が必要です。自尊心周りを改めて考えたい所です。



■自尊心とプライドの違い

http://www.truth-kokoro.com/first_16.htm

こちらがとても腑に落ちる説明でしたので是非。以下引用。

自尊心とは
自分の存在自体を自身で愛おしいと思え、
自身を本当の意味できちんと大切にできる感覚のこと。

自尊心が高い人は、自己評価でき、自信と安定感がある。

何ができるから自信がある、ということではなく、
自分の存在自体・ありのままの自分自身・自分の長所欠点得意不得意全てを含め、
自分そのものを絶対的に肯定できる礎を持つ。

たとえ良い他者評価が得られなくて傷付くことがあっても、
欠点があらわになるような出来事があって落ち込んでも、
人から大切に扱われないことがあっても、
それを受け入れ、感情をコントロールし、 そこから学び反省し、自身が取り組むべきことを見つけ、
逃げることなく行動することができ、努力を避けずに邁進する力があります。

ということでした。

で、一般的に嫌われるとされる「プライド高いよね君」みたいなのは、逆の「自己愛」という部分に部類するようでした。

自己愛についての説明は長かったのですが要点まとめると

子供の頃の成長過程である。自己愛は生物的にまだ弱さのある自己を守る本能であり、子供の頃にこの自己愛をベースとしながら親や周囲に認められる経験を経て、自尊心を植え付けられることにより精神を成熟させていく。
自己愛が強い段階においては、周囲への願望が強く「他者に何かしてもらいたい」「私がしてほしいのはそういうことじゃない」「人は自分の考えに従ってくれるはずだ」という認識をしてしまう。子供の頃はこれでいいのだが、自尊心を育めなかった人は大人になってもこの状態になってしまう。

こんな感じ。


■自己愛段階で止まっている人が自尊心を傷つけられるとどうなるか

 色々と相談受けたり自分の話なども総合しますと、基本的に自尊心が育まれてない状態で自尊心を傷つけられると

・過去のトラウマを引け合いに出すことにより今の自分が出来上がってきた過程を説明する
・沈黙して事が過ぎ去るのを待つ
・自分を卑下することで心を防衛する
・少しでも自尊心を崩されそうな言動に攻撃的になる
・自己愛を守るため他人を批判する
・自分に自信が無いから他者のレッテルにすぐ惑わされる

おおまかに言うと今目の前の事に向き合わなくなるのですね。心が子供のまま社会では「大人」という記号で認定されてしまったため、これが不調和の原因となる。

現実との自分の乖離に苦しみ、その苦しみから自分を守るため上記のことを繰り返すことでますます自己愛が強くなる。

しかも自己愛者同士が批判し合うものだからもう地獄でころしあってる感じになってヤバイ。

一方でこうした心の発育に理解のない割と普通に自尊心得てきた人たちからも「根性が無い」とか「甘え」とか「気持ち悪い」とか言われる始末。

加えて彼らのような人は往々にして家庭環境も厳しめで、あとはその曲がった性格故に年々友達は減り相談相手もいなくなり、たまに出来た相談相手には依存しまくって結局逃げられ、もう全方位敵。地獄。


■自尊心を育てる前にやること

 他者に対する攻撃的な態度や自分に対する卑下により「今」の自分を守り続けるのであれば今後もこの辛い現状から抜け出すことは出来ないわけでして。
こうなると結局やれることとしては、急いで自尊心育てることです。
そしてその過程で重要なのは。

「自尊心を踏みにじる言葉に耳を傾けない 自尊心を踏みにじる人間を遠ざける」

人は無意識であれ悪意を持ってであれど、自尊心を傷つける言動や行動を発します。自分が勇気をもって踏みだそうとした時(自尊心が育つ予兆が見えたとき)それを「どうせやったって無駄だよ昔からお前できなかったんだから無理無理。現実見ろよ(笑)」というように平気で梯子を外す人間が居ます。本人はもしかしたらスパルタのつもりもあったり、逆に本当にバカにしてたりします。あるいは善意だったりもします。

この記事でも紹介しました通り
http://majikuzu.doorblog.jp/archives/42203183.html

頑張るという行為は着火作業のようなものでして、ただ着火するには相応のエネルギーが必要なのです。気軽に再着火はなかなか難しい。

着火時にこうした横槍を入れる存在を近くに置いておくと、そもそもスタートすら踏み出せません。だから自尊心を直ぐ踏みつけるような相手が居ると感じるならなんとしても距離を置く事を考えるのが極めて重要。

しかしそうはいっても人間すぐに距離を置くとかは難しい。となると残りやれることとしては「なんでもかんでも真面目に聞かない」。

自尊心が欠落していると何でもハイハイ聞いてしまうんですねぇ、嫌われたくないからとか自分が考えてることはどうせ合ってるわけが無いと。しかしこれをやっていたら延々と同じループにハマってしまう。

だから「適度に聞く」「適当に流す」

イチイチ言葉を真に受けない。相手に悪いとかじゃない。今は自分の問題。

・自尊心を傷つける相手から離れる
・自尊心を傷つける言葉に耳を傾けない 目にしない

こんなところです。


■自尊心を育てるためにやること

・何の分野でもいいから、とりあえず他者より秀でる
・根拠の無い自信を持つ
・自己啓発書読む
・人に喜ばれることをする

順に説明。
 
・何の分野でもいいから、とりあえず他者より秀でる
 例えば特定分野に特化した本5冊程度読めば大体普通の人よりはよっぽどその分野に精通します。ホントは体を鍛えるとかが良いんですけど、もっとぐうたらな方法としてはこれが適してます。
ジャンルは何でもいいですから、とにかく知識のない人よりも遥かに詳しい人間になる。これは自分の価値を高めてくれます。
実は自分が今やってることというのが既に秀でたことだったりする場合があるのですが、今の自分に自信が持ててないのにその延長で自信を持つって難しいのですね。
あとは何かゲーム作るとかアプリ作るとかサービス作るとか色々ありますけど自分の相性に合ったものが良いと思います。そして出来るだけ早く形にできるものが好ましい。 


・根拠の無い自信を持つ
「自分はなんだかんだ最終的にはなんとかなるさ」「よくわからないけど多分うまくいく気がする」
そういうもの。実際失敗するかは置いといて。
自信というのは根拠があるから生まれるのではなくて、根拠というのは実は勝手に後からひも付けされるもの。
空元気でもいいから気分をとにかく楽観的にする。もう習慣レベルで。
具体的にはこれ鬱の抑制などにもつながるのです。

例えば人が憂鬱な気分というのを受けとるメカニズムについて「月曜からまた仕事があるから憂鬱になる」のではなく「『明日から仕事』という記号を認識し、この記号に対しては『落ち込むべき』だ、という信号に変換した結果、憂鬱になる」のです。

つまり『仕事=憂鬱』ではなく『落ち込むべきという信号=憂鬱』なんですね。

じゃあ根拠の無い自信というのはどういうことかというと、この信号回路を騙すわけです。「自分はダメな人間だ」という意識を「なんとかなる人間だ」という回路につなぎなおす。
そうなると目の前の事象は全く同じ事が起こっているのに、物事の見え方が180度反転するわけです。
これをパラダイムシフトと呼びます。こうすると全てが成功のためのプロセスに見えてきて肯定的に物事を捉えられるようになり、自尊心が養われていきます。


・自己啓発書読む
 自己啓発系って基本的に「○○という考え方はダメだ」とか否定ではなくバカみたいにいろんな物事を良く見ようとして書かれてるのですね。あと背中を押すような言葉が選んで書かれている。
現実逃避のように取られられてしまいがちなのですが、本来親や周辺環境がやるべきだったことというのをこの自己啓発書がやってくれるわけです。本位依存するってことじゃなくて、成長を促すための心の聖域を作る。こういう効能があるわけです。
あと人間必ずエネルギー使えば疲れていくので、これはその精神を回復させる効果もあったりします。
かの日本マクドナルド創業者、藤田田氏も自己啓発していたと書かれています。

当ブログオススメ二冊について
・経営者が憧れる経営者、藤田田(でん)氏の著書「頭の悪い奴は損をする」

・書評:ラノベ風自己啓発書「夢をかなえるゾウ」が面白かった

 


・人に喜ばれることをする
 最近私のおすすめは「ボランティア」
ボランティアって仕事と違って「手伝ってもらえるだけでも助かる」って状態にあって(もちろん全部がそうだとは言い切れませんが)こうした場に行くと「自分が居る事によってちゃんと喜んでもらえる」という気持ちが発生するのですね。

結局人間は「自分が必要とされていない」と感じると酷く自尊心を踏みにじられます。お金がベースに動く仕事などではこれが明確に現れる。

「お前なんて生まれてこなければ良かったんだ」とかいう親とかはもう史上最悪ですね。存在そのものが否定される。

てことでして人に喜ばれることをするってとても自尊心を養う上で重要な役割を果たすのです。





■個人的にオススメは「ヒト」という動物の仕組みを学ぶこと

 児童心理学とか特にオススメ。もうずっとむかしからヒトという動物の本能から心に至るまで研究はされ続けていて、何が理性だとか何が本能だとかそういうのってある程度判明しているわけでして。

自分が何者であるかというのを徹底して調べることって「自分を受け入れる」ってことにおいて良い効能をもたらすのです。なのでこの辺はぜひともオススメしたいところ。


■おわりに

 というわけでほとんど自尊心の話でした。よく「プライド高い」というのをけなす言葉として使うことがありますが、この場合のプライドというのは適切に養われなかった自尊心の変わりに自己愛を守るために生まれる自己防衛心の事を指すのだろうなぁと思ってます。
プライド自体は本来は自尊心を表す言葉なのでむしろ自尊心あることは誇らしいことなはずなのですがね。

というわけで自尊心高めると色々良い効果あるので是非自尊心鍛えていきましょーという話でした。


いやほんと。




夢をかなえるゾウ 文庫版
水野敬也
飛鳥新社
2011-05-20


というわけで夢を叶えるゾウがこの辺上手く満たしててくれてとても優れた本ですよ。
具体的な内容はコチラで書いてます。

書評:ラノベ風自己啓発書「夢をかなえるゾウ」が面白かった