20150213

出典:いらすとや

 数年前にブームになってましたがそのブームの時に私は外界の情報ほぼシャットアウトしてたので全く知りませんでした。で、今になって3冊目が出たのを知って試しに読んでみたのですが非常に面白かったのでオススメです。


 

■概要

 基本的に様々な悩みを抱えた主人公の元に関西弁の胡散臭いゾウの神「ガネーシャ」が現れて、時に厳しく時に優しく主人公を啓発していく、というような概要です。巻ごとに主人公の職業などが違うので何かしら共感得られる部分があるかも。

付け加えると、このガネーシャと契約を結んでおきながら、ガネーシャの教えに背いた場合願いは絶対に成就しないという曲者でもあります。単なる優しい神ではありませんのです。

発売年代的なことを考えるともしかして自己啓発ブームの火付け役?


■夢を叶えるゾウ

夢をかなえるゾウ 文庫版
水野敬也
飛鳥新社
2011-05-20



 主人公はしがない会社のサラリーマン。とあるパーティーに参加したものの何も存在感も出せず、ただ居るだけの存在だった主人公。存在自体が否定されているような無意味な参加。ただただみじめな思いだけして帰ってきた主人公の元にガネーシャが現われる。

やれ靴を磨け
やれトイレを掃除しろ
やれ出会った人を笑わせろ

過去の豊富な偉人たちの例を引け合いに出すガネーシャの言うことを聞きながら、なんとなく人生を送ってきた主人公は少しずつ「何故自分が成功者になれなかったのか 成功者の習慣って何だったのか」こうした部分を実体験として学んでいく。


○以下気になったキーワード
「成功しないための一番重要な要素はな、『人の言うことを聞かない』や。そんなもん当たり前やろ。成功するような自分に変わりたいと思っとって、でも今までずっと変われへんかったっちゅうことは、それはつまり、『自分の考え方にしがみついとる』ちゅうことやんか」


「お金いうんはな、人を喜ばせて、幸せにした分だけもらうもんや。せやからお金持ちに『なる』んは、みんなをめっちゃ喜ばせたいて思うてるやつやねん。でも、お金持ちに『なりたい』やつは、やれ車が欲しいやの、うまいもんが食いたいやの、自分を喜ばせることばっかり考えとるやつやろ。……まぁ、でもそういう欲が悪いいうわけやないで。人間は自分の欲に従ごうて生きてるしかないからな。最初はそういう、自分を喜ばせる欲をエネルギーにして進んでもええ。けどな……世の中の人を喜ばせたいっちゅう気持ちを素直に大きくしていくことが大事やねん。そやから寄付すんねん。自分はとにかく人を喜ばせたいし、助けたい。そういう人間になることや」


「稼ぎいうんは、どれだけ他人の欲を満たせるとか、それが数字にそのまま現れとるんや。」
「ビジネスの得意なやつは、人の欲を満たすことが得意なやつ」
「『人がほしがっているものを先取りする』ええか? とにかく誰かに会ったら『この人が欲しがっているものは何か?』ちゅうことを考えながら接してみい。そして欲しがっていること、求めていることをできるだけ与えるようにこころがけるんや。」


「空気を明るくしてくれる人の周りには人は集まるもんやで。街灯に虫が集まるみたいにな」


「まあ自分みたいなんは、無理に笑わせようときばらんでええ。むしろ笑わせようとすればするほど失敗するやろ。そんなことより、まずは、あなたと会えて楽しい、うれしい、そういう思いを持ちながら楽しゅう話してみいや。ええか?『気分は伝染する』んやで。いっつも"楽しい""うれしい"いう気持ちでおったら、そこにおのずと笑いが生まれるわ」


「人がやりたがらんことでも率先してやることや。仕事できるやつらは全員そのこと知っとるで」


「頑張ろうと思うても頑張られへん本当の理由、それはな、『頑張らなあかん』て考える事自体が楽しないからなんや。人間は楽しいこと、やりたいことしかできないようになってるんや」


「一日の最後はな、頑張れんかったことを思い出して自分を責めるんやなくて、自分をホメて終わるんやで。そうやってな、頑張ったり成長することが『楽しい』ことなんや、て自分に教えたるんや」


「筋肉も、筋肉痛になってはじめて成長するやろ。脳みそもいっしょやで。楽なことばっかしてたらどんどんふやけていって使い物にならんようになるで」


「みんな『意識を変えよう』とするやん? それなんでか分かるか?」
「『楽』やからや。その場で『今日から変わるんだ』て決めて、めっちゃ頑張ってる未来の自分を想像するの楽やろ。だってそん時は想像しとるだけで、実際には全然頑張ってへんおやから。つまりな、意識を変えようとする、いうんは、言い方変えたら『逃げ』やねん」
--どうして努力が続かないのか 何故意識を変えるために買ってきた本すら読めないのか--


「自分がこうするて決めたことを実行し続けるためには、そうせざるを得ないような環境を作らなあかんいうことや。ただ決めるだけか、具体的な行動に移すか。それによって生まれる結果はまったく違ってくるんやで」
「ナポレオン・ボナパルトくんも言うてはります。『人はその制服の通りの人間になる』と」


「他人が起こす出来事、身の回りの環境で起きる出来事は全部自然の法則どおりに発生しとる。だとしたら自分が望む結果を出すには、自分を変えるしかあらへん。だから『すべての責任は自分にある』なんや。自分も聞いたことあるやろ、『変えられるのは自分だけだ』て言葉。」


「自分にとってうれしゅうないことがおきても、まずウソでもええから『運が良い』て思うんや。口に出して言うくらいの勢いがあってもええで。そしたら脳みそが勝手に運がええこと探しはじめる。自分に起きた出来事から何かを学ぼうと考えだすんや。そうやって自然の法則を学んでいくんやで」


「そもそも自分らみたいなお金のないやつがお金持ちと関係築こうと思うたら、お金持ちたちが喜ぶ何かをみつけていかなあかん」


「人は、自分の自尊心を満たしてくれる人のところに集まるんや」


「成功したいんやったら絶対誰かの助けもらわんと無理やねん。そのこと分かったてたら、人のええとこ見つけてホメるなんちゅうのは、もう、なんや、大事とかそういうレベル通り越して、呼吸や。呼吸レベルでやれや!二酸化炭素吐くのと同じくらいナチュラルにホメ言葉いえや!」


「『人の欲を満たすこと=自分の欲を満たすこと』このガネーシャ方程式が体に染みこんでたら、あとはほっといても成功するで」


「人に、自分が得意なことを聞く」-自分が得意なことは自分では分からない-


「成功してるやつ見てたら分かると思うけど、たいがいコピーするのがめちゃめちゃうまいで」
「ええか?こんなこといまさら言わんでもわかっとって当然なんやけど、成長するために一番効率いい方法はな、コピーや」
「早う成長して、早う技術覚えて、もっと多くの人をもっと喜ばせたいいう思い、それが何より大事なんや。分かるか?」

「大学卒業してすぐ就職した会社にずっとおって、でも自分がいるべき場所はここやない、みたいに思うてるやつは、本気で他の仕事の可能性を考えなあかんねん。それは『こっちの方が収入がいい』とか『あの会社の方がブランドがある』とかそんなレベルで考えたらあかんよ。自分の能力がいちばん発揮される職種を選ぶんやで。それが見つかるまでは、絶対探すのやめたらあかん。あきらめんかったら、絶対見つかるから」
「つまりは『経験』や。全部経験しとるから、選べんねん。自分にどれが向いてるか分かんねん。でも、自分ら、一番大事な『仕事』に関しては、全然経験してへんやないか。生まれてから死ぬまで、ずっと同じ味のラーメンしか食べてへんやん。ええか、ラーメンにはな、塩味もあるんやで!~~~~」


「成功したいて心から思うとるやつはな、何でもやってみんねん。少しでも可能性があることやったら何でも実行してみんねん。つまりやな、『バカバカしい』とか『意味がない』とかいう手やらずじまいなやつらは、結局そこまでして成功したくないっちゅうことやねん。『やらない』という行動を通して、成功したくない自分を表現してんねん。すると宇宙はなあ、『ああこいつ成功したくないんやな』そう考えるんや。そういうやつから真っ先に成功から見捨てられていくねん」


「お客さんいうのは『だいたいこれくらいのことしてくれんのやろな』って無意識のうちに予想してるもんやねん。で、その予想を超えたるねん。ええ意味で裏切んねん。サプライズすんねん。」


「期待は感情の借金やからなあ」
「まだ何も苦労してへんのに、成功するかもしれへんていう『高揚感』を前借りして気持ちようなってもうてんねや。でもそのうち、そんな簡単に成功でけへんという現実にぶちあたる。そんとき『先に気分よくなってたんやから、その分返してもらいましょ』て返済をせまられて、ヘコむことになるわな。これを繰り返すことで、どんどんやる気がのうなってく」
「そうやって、人は夢を無くしていくんやで」


「知識を頭に入れるだけでは人間は絶対に変われへん。人間が変われるのは、『立って、何かをした時だけ』や」


「やりたいことをみつけるために一番やったらあかん方法、それはな……『考える』ことや。机に向かってうんうんと唸っとったり、自分のやりたいことってなんやろうて漠然と考えたりしとったら、何も分からん。分からんどころか余計迷うことになるで」
「『やりたいことが分からない』って言うてるやつの99%は『何もやっとれへん』やつなんや」


「たとえばな、『お金持ちになりたい』っちゅう夢だけやったら、それ自分のためだけの夢に聞こえるやろ。それ人からしたら『勝手にどうぞ』ってなるやん。でもな、『お金持ちになれば、自分の周りの人、多くの人にチャンスを作ることが出来る。だから自分はお金持ちになりたい』そういう夢やったら、他の人が聞いてて楽しくなる夢なんちゃうかな」
「みんなが、自分の夢を聞くのが楽しいて思えるのが理想的やねん。ぎょうさんの人が聞きたい夢いうんはな、夢の中がそれを実現することを望んでいるいうことやろ。そしたらその夢、かなえるのめっちゃ簡単やがな。なんせその夢はみんなが応援してくれる夢なんやから」


「自分の夢をかなえることが同時に人の夢をかなえることになれば、みんなが応援してくれるやろ。そういう夢を思い描くためには、人の持ってる欲や人の持ってる夢に注目せなあかん。これからも相手の夢を引き出すような質問をどんどんしていくんやで」


「自分が本当に成功したかったら、その一番の近道は、ヒトの成功を助けること、つまり……」
「愛やん?」


「人間が変わるにはな、もうでっかい不幸が必要やねん。悩んだり、苦しんだり、もう死んでしまおかなて思うくらいのでっかい不幸や。そういう時、人はやっと、それまでのやり方を変えんねん。人間なんてほっといたら楽な方、楽な方へ流れてしまう生き物やからな」


「まあ事件にもいろいろあんねんけど。ま、一番効果的で劇的な変化が望めるんは……」
「『誰かに才能を認められる』や」
「誰かに才能を認められることで、自分の人生は変わる。もうこれはえらい変わるで。自信に満ち溢れるし、周囲の視線も変わる。全身からやる気がみなぎって、それこそメシ食うのも寝るのも忘れて働ける。働くことが今までよりも全然楽しくなる。人生を変える一番強力で手っ取り早い手段はこれや」
「才能がみとめられる、いうことは、今まで自分でも気付けへんかったような才能が見出されるっちゅうことや。だいたい才能なんていうのは知らず知らずのうちに備わってるもんやねん。今の職場の今の仕事で認められてへんのなら、その仕事でどれだけ気張っても『才能がみとめられる』てことにはならへん。いや、何べんも言うてるように、今の職場で頑張るのは大事や。仕事の何たるかを学ぶには、目の前の仕事を精一杯気張らなあかん。でも人生を変えるような事件は起こせん場合がほとんどやわ」
じゃあ人生が変わるような事件を起こすにはいったいどうしたら…
「応募することや」
「応募いうても、検証ハガキを出すような応募ちゃうで。自分自身を世の中にアピールすんねん。起業支援の団体に事業プランをプレゼンしてもええし、資格試験受けてもええし、もう何でもええんや。とにかく、自分の才能が他人に判断されるような状況に身を置いてみるんや。それをワシは今、応募って言葉で現してるんやけどな」


「欲しがれば欲しがるほど、欲しいもんは逃げていくんや。自分が満たされてへんと、人を喜ばせることはでけへん。人に与えることがでけへんのや」


「自分の中に足りんと感じてることがあって、そこを何かで埋めようとするんやのうて、自分は十分に満たされている、自分は幸せやから、他人の中に足りないもんを見つけ、そこに愛を注いでやる。この状態になってこそ、自分が欲しいと思ってた、お金や名声、それらのすべてが自然な形で手に入るんや。だってそやろ?自分らは、お金も、名声も、地位も、名誉も、自分で手に入れる思うてるかも分からんけど、ちゃうで。むしろ逆やで。お金は他人がお前にくれるもんやろ。名声は、他人がお前を認めたからくれるもんやろ。全部、他人がお前に与えてくれるもんなんや」


朝起きた時でも、寝る前でも、いつもでええ。
親にでも、ともだちにでも、モノにでもええ。
世界をかたちづくっている何にでもええから、感謝するんや。
足りてない自分の心を「ありがとう」て言葉で満たすんや。
ありがとう、ありがとう、みんなのおかげで私は満たされています。幸せです。
そうやって感謝するんやで。



■夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神





 万年売れない脱サラ貧乏お笑い芸人の前にある日ガネーシャが現われる。お笑い大好きなガネーシャはこの主人公と一緒に漫才グランプリの頂点を目指そうとすることに…。芸人の彼には貧乏神も憑いていて。

今回の主人公は前回の平凡サラリーマンよりもある意味救いのないスタート地点。前回のガネーシャの教えだけではない。貧乏神に好かれる人のお金の使い方や心の持ちようって何?という内容。とてもおもしろかったです。釈迦も出てきます。


○以下気になったキーワード(1巻の内容が多かったので省略します)
「仕事、お金、人間関係、幸せ……人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっとむかしから作られてきてんねんで。その『本』でも解決でけへん悩みちゅうのは何なん?自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん?自分は悩みのガラパゴス諸島なん?」

--おおまかに3つに部類される貧乏に好かれる人--
「まず『ドリーム貧乏』――略して『ドリ貧』ですが、この人たちは大きな夢を持っているものの、その夢に囚われるあまりお客さんのことが全然見えてない人たちです。お客さんから望まれてないことを頑なに続けているので、『イタい人』なんて呼ばれることもありますね」

「『ガネーシャ貧乏』ガネーシャ様は、目の前にある誘惑――たとえばタバコや甘いものを一切我慢できません。そういう人というのは、お金があればすぐに使ってしまうし、仕事でも大変そうなことがあるとすぐに避けてしまうので貧乏なことが多いです」
「目の前の誘惑を我慢できない人というのは……『楽しみはあとにとっておいたほうがより大きくなる』という経験をしたことがないのでしょう。たとえば――お金を使わずに貯金できる人は、我慢強い人というよりはむしろ、通帳にお金が貯まっていくのを見たり、そのお金で買えるものを想像する楽しさを知っている人なんだと思います。結局、人は楽しいことしか続けることができませんから」

貧乏になる人の最後のタイプは『お駄賃貧乏』
「そういう形でお金をもらってしまうと、『お金』=『嫌な作業をするともらえるもの』という考えを持つようになります。しかも作業をする前から貰える金額が決まっているので『いかに楽して作業を終わらせるか』ということばかり考える人になるでしょう。こうして子供の頃にもらった『お駄賃』が、アルバイトの『時給』になり、会社の『給料』になります。すると給料の範囲内でしか仕事をしませんし、仕事をできるだけ減らそうと考えるので給料が増えることはありません」

「人を責めたり批判したりすることが好きな人って、他人が不幸になることを望んでいる人ですから。そういう言葉を口にすればするほど貧乏神というのはその人に近づいていきたくなるんです」
「人をホメる人でも貧乏な人はたくさんいますよ。たとえば相手をコントロールしたくておべっかを使ったり、ただ嫌われたくないという理由だけで人をホメる人は貧乏な人が多いですね」

「貧乏神から嫌われるのは『他の人が気づいていない長所をホメる』という行動です。そういうホメ方をされてうれしくない人はいませんから」

「なぜ職を失うことが苦しいのか。それは、『自分だけが苦しんでいる』とかんがえるからだ。しかし周りを見てみなさい。多くの人が職を失って悩んでいる。そして職を失った者だけではない。今、職を持っている者たちも、また同じように、いつか収入を失うかもしれないと怯え苦しんでいるのだ。苦しみを持たない人間はいない。そのことを決して忘れてはいけないよ」
--ハローワークにて釈迦の説法--

「失敗したことや、恥ずかしいこと、みじめな状況ちゅうのはできるだけ人に話して笑いにしてったらええねん。そしたらひと目を恐れずに色んなことに挑戦できるし、自由に生きる事ができるんやで」

「自分が困っているときに、困っている人を助ける」
--貧乏神に最も嫌われる行動--

「他人に与えることは大事です。でも、ただ与え続けるだけの人は――貧乏神に好かれてしまうのです。お金持ちになるためには、他人に与えるだけでなく、他人からうけとらなければなりません」

「『いい人』というのは、他人を喜ばせるのではなく、他人から嫌われたくないという気持ちから自分の欲求を抑えつけてしまう人です。でも、そういう人が何かを手に入れることはありません。なぜなら――自分の欲求を抑え続けることで、どんどん『やる気』を失ってしまうからです」

「何かを手に入れるということは、何かを手放すということです。そして何かを手放す覚悟のない人が――成功することはありません」

「お金で買える喜びはすべて――素敵な服も、おいしい食べ物も、優雅な部屋も、豪華な旅行も――他人が作ったものです。でも、どんなにつらい状況でも、それを楽しもうとする気持ちさえあれば、人は、自らの手で喜びを作り出すことができます。お金がなくても、人は幸せになることができるんです」
「お金持ちになってもそのことを忘れないで下さいね」

「自分らの言う才能て何や? それは、たまたま今の時代に生きとるたくさんの人から認められたっちゅうことやろ? でも、ワシからしたら、そんなんめっちゃ小っさいことやねん」
「自分らは、たくさんの人を喜ばすことだけを『成功』て思てるみたいやけど、たった一人の人間をたくさん喜ばすんも『成功』なんやで」



■夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え




 今度の主人公はOL。しかも今までのゆるーいガネーシャとは一味違う、ブラックガネーシャのスパルタ教育がメイン。昨年話題だった断捨離の実践編かと思えば、更にはガネーシャのニセモノまで現れ…。商売って何だ?サービスって何だ?その中で成功するって何だ?
前作の登場人物たちも交え1巻よりもより実践的な内容の物語になってました。


○以下気になったキーワード
「頑張るのがしんどなったらな、欲しいもん手に入れた状態をリアルに想像してみい。そしたら、どないしんどいことでも乗り越える力が湧いてくるからな」

「物事をマスターするのに一番大事なんは『本音の欲求』や。何のためにそれをするのか、そのことがはっきりしとらんとどんな分野もマスターできへん。せやから自分の欲求が見つかってへんときは、まずそれを見つけなあかん。今までやったことないことやってみたり、会うたことない人に会うてみたりして、『ああ、自分はこういう風になりたい』『これを手に入れたい』て思えるもんと出会うんや。
そりゃ、今までとは違う経験をするわけやから、ストレス感じたり傷つくこともあるやろ。でもな、一度自分の欲求見つけて、それに向かって進み始めたらとんでもないスピードで成長できるんやで」

「自分らは何かを始めるとき、いきなり自己流でやろうとするやろ。せやからうまいこといかへんねん。まず大事なんは、本でもインターネットでも何でも使うて『うまくいってる人のやり方を調べる』ちゅうことや。
自分が思うてるほど、自分と他人に違いはあれへん。みんな同じようなもん手に入れようとして、同じようなところでつまずいて、同じような方法で乗り越えてるんや。」

「何かをマスターするために大事なことは、自分のやり方を一度『捨てる』ことやねん。自分、マイケル・ジャクソンくん知ってるやろ?あの子がまだ劇場で前座やってたころな、埃まみれのカーテンの袖からジェームス・ブラウンくんのステージ見とってん。そんでジェームスくんのステップやターン、腕の組み方やマイクの持ち方、何から何まで目に焼き付けて、それを完璧に真似したんやで。自分らが天才や思てる人間も、まず最初は自分のやり方を捨てて、優れた人を真似することから始めてるんや」

「何かをマスターしたいと思たらな、空いた時間は全部そのために使うくらいの勢いでいかなあかん。極端やと思うかもしれへんけど、むしろその『極端さ』が必要やねん。モーツァルトくんなんかな、六歳のころから宮廷演奏家としてヨーロッパ中を回ってたんやけどな、移動の馬車の上でずっと作曲してたんやで。後世に残る名曲も、この馬車の上で構想が練られたもんがほとんどやて言われてんねん。あ、あとな、アイた時間を使うんは大変やと思うかもしれへんけど、これ慣れたら意外とイケるいもんやで。むしろ作業せえへんと落ち着かんかったりすんねん。その状態にもっていけたら、あとは自動的に成長していくで」

「クレオパトラちゃんがすごかったんは――『教養』やねん」
「あの子は化学や物理、音楽……ありとあらゆる分野に精通しとった。言葉かてそうやで。当時のギリシャではローマの言葉を流暢にしゃべることができる人間はほとんどおれへんかった。でもな、『クレオパトラの舌は弦が何本もある楽器のように、めまぐるしく言葉が切り替わった』て言われてんねん。そんなクレオパトラちゃんと話してると楽しい言うて、将軍たちはみんなクレオパトラちゃんに会いたなってもうたんや」
「クレオパトラちゃんが教養を身につけられたんはな、『なんでもやってみる女』だったからなんや」

「人生で感動するには、いつも心を開いとかなあかんねん。心が閉じてると何に対しても『どうせつまらない』『くだらない』てなってまうからな。せやから自分は、まず、目の前の仕事に心開いてみい。もし自分が今の会社のお客さんやったら感動できるとこを見つけるんや」

「『何がなんでも儲けたい』ちゅう考えと『お客さんのために儲けをだしたい』ちゅう考えは違うんやで。お客さんを喜ばせるために値段は下げてあげたい。でも仕事続けていくためには利益出さなあかん。そのジレンマに悩むんが、商売のあるべき姿やねん」

「成功するために一番大事なことは――『小さな勇気』やねん」
「生きるか死ぬかを決断するような大きな勇気やなくてええ。普通の人が不安で避けてしまうところを前に進む、小さな勇気が大事なんやで」
「小さな勇気さえあれば、色んな経験ができる。そうすれば何が正しくて何が間違うてるか、理屈やのうて『身をもって』知ることができるんや。それを繰り返していけば、最後は必ず正しい道を選ぶことができるようになんねんで」

「『余裕のないときに、ユーモアを言う』」
「心に余裕がなくてもな、ちょっとしたユーモアを口にすることで気持ちが軽なったり、その場の空気が和んだりするもんやで」
「楽しいから笑うのではなく、笑うからたのしいのだ」

「自分らが思うてる以上に、他人を憎んでる人間は多いんやで。いや『憎んでる』、ちゅう言葉が強過ぎたらこう言うた方が分かりやすいかもしれへんな。ほとんどの人間は『他人に優越したい』て思てる」
「他人に勝ちたい。他人を踏みつけて自分が上になりたい。多くの人が心の中でそう思てるんや。せやから、他人からお金を奪ったときに、気持ちええと思うてまうんやな」
「たとえば自分がある人と売買の契約を交わすとするやろ。自分は100万円で売るんが妥当やと思うてたのに、150万円て言われた。自分はどう思う?」
「それは…うれしいけど」
「せやろ。でも、それはほんまに喜んでええことなんかいな?」
「どういうこと?」
「自分が得したちゅうことは、その分相手が損してるわけやろ。しかも、ほんまは100万円の価値しかせえへんのに150万円もろてもうたら、相手から奪ってることになるやん。でもな、ほとんどの人間が、100万円しか価値がないものが150万円で売れたら『うれしい』思うてまうねん」
「みんな、勝ちたいんやな。他人に勝ちたいんや」
「せやけど、サービスちゅうのはな、他人に勝つためのものやないねん。むしろサービスの本質は『他人に負けること』やねん」

「人はみんな誰かに勝ちたい思うてる。せやから他人をうまく勝たせて、気持よくさせられる人間は、間違いなく成功するで」

「すべての生物は『苦しみから逃げて楽しみに向かう』て。せやから面倒なことを避けようとしたり、お腹が減ったらご飯食べたなるんは当然のことなんや」
「でもな、その本能に従うて生きてたら、努力できへんようになるわな。そもそも努力ちゅうのは面倒なことやから」
「せやから大事なんは、自分にとっての『苦しみ』を、できるかぎり『楽しみ』に変えてくことやねん」

「苦しみを楽しみに変えるにはな、苦しみを乗り越えた時に手に入れられる『楽しみ』を考え尽くさなあかん。そんで、苦しみを超える量の楽しみを見出したとき、苦しみは楽しみに変わんねんで」

「苦しみを乗り越えた時に手に入れられるもんを、できるだけたくさん紙に書き出す。そんで、それを手に入れてる自分を想像するんや。そうすれば、今の苦しみは、将来の楽しみを手に入れるための必要な条件になる。また逆を言えば、もし目の前の苦しみから逃げてもうたら、将来欲しいもんが手に入らんようになってしまうから、今の自分はもっと苦しまなあかんようになるわけや」


■下手な自己啓発書読むよりも人によっては参考になるかも

 自己啓発系本ってどこかやはり胡散臭い…。それだったら経営者達の本でも読んでた方がよっぽどマシなんですけども、いきなりそれもハードル高いなぁ、というような方々にうってつけな内容になっていると思いました。読み物としても楽しいストーリー構成になってます。

上記でお固いキーワードばかり抽出はしましたけど基本的にガネーシャはぐーたらダメ神様で大体ギャグっぽい様子がメインです。なので全巻通して肩肘張らずに楽に読める内容でした。


■メンターの重要性を改めて感じさせる内容でもある

 この本の中で、1巻の主人公に関してはよくある自己啓発書とかは買ってるんですけど、結局読んでないんですねぇ。読んでも実行できてない。ガネーシャというメンターがあーでもないこーでもないとひたすらやってくれるから、ようやく土俵に立てた。

それでも、ガネーシャがいなくなったら結局続かなくなってしまう…というのも見越して、本書ではその続きも語られていました。つまりメンターからの卒業。

何にしてもガネーシャというメンターあってこそであり、人生はいかに優れたメンターに出会うことであるか、というある意味当たり前の事実がつきつけられている感じがあります。

この本自体がメンターになる…かもしれないです。

ガネーシャAIとか作ったら凄い事になると思うの(提案)






■おわりに

 久々に良い本に出会いました。長く評価されてる本はちゃんと読んでおいた方が良いなぁと思いました。でも読んだだけじゃ多分意味無いのでできることだけでも書いてあること実行することですねー。
あとやっぱりメンターに出会うの超大切だと思います。これは本当に。

でも何よりやっぱり自分の中にある激しい動機、これが大事だなぁと思いますから、その激しい動機を見つけるためにも沢山の出会いをした方が良いなぁと思う次第でした。

あとはこの本自体色んなエッセンスの集合体なので、やっぱり最終的には歴史とかしっかり学んだほうが良いとも思うのでした。

いやほんと