20140703
出典:いらすとや


 最近ニュース界隈は本当に変化してきているなぁと思います。プロの報道部を従えた会社よりも場合によっては個人の方が全然臨場感のある画や文章を起こせる。人の心を動かす事ができる。誰もが住んでいる地域や職種や貧富の差などによって全く違った目線から世の中を解釈し、発信することが出来る。凄い時代だなぁと改めて感じます。

同時にその多様なメディア性が故にニュースが提示した問題の本質部分にはフォーカスがかかるのだろうなと思うので、今後ニュースを読み解く教養はますます必要になるのだろうと思います。とかくビジネスパーソンとしては。

というわけで今週もニュース斜め読みです。


 

■ニュース・経済・ビジネス・サービス

○『NewsPicks』新戦略発表の裏側に、ニュースアプリ革命を起こし得る2つの構想があった

 経済情報を追いかけるのに今やNewsPicksは必要不可欠になってきました。先週のアップデートからいよいよNewsPicksでもオリジナルコンテンツの配信が開始されました。その他にもさらなる展開が期待できそう。こうして次へ次への展望を提示し続ける事が競争の激しいキュレーションアプリの戦国時代を生き抜くための方法なのでしょう。

LINEニュース、グノシー、スマートニュース、カメリオ、なんとなくこの辺が次代のスマートフォン向けニュースの客を囲ったかなという印象です。囲った先で次に展開されるのは何だろうかと予想立てることでまた新しいビジネスチャンスが生まれるのやもしれません。



○ついにGoogleもニュースキュレーションアプリ市場へ。本当のメディア革命はここからか

 このニュースアプリ市場というのは大企業だから必ずしも勝つわけではないというフロンティアなのがまた面白いところだなぁと感じます。

今や天下のGoogleですがインターネット明瞭期は完全に後発のスタートアップ企業だったわけであります。私の中でのGoogleはイノベーターではなく、後追いの天才。どんな切り口からある程度土壌が出来たキュレーションアプリ市場に飛び込んでくるのか見ものです。



○TGS 2014の影の主役!? ゲーム実況について激論!

 ゲーム実況がビジネスとして本格的に盛り上がりを見せている。マックスむらい氏のユーザー会員は今や1万人を突破しているとかで、彼の年収はニコニコチャンネルだけで6000万円ということになる(ニコニコ内での手数料やマージン等は計算に入れていない)

HIKAKIN氏などもyoutuberとして地位を確立して2013年調べの年収が1億6000万とか? 個人メディアというものがいよいよ様々な分野に波及してビジネスとして成長していっている感じが強い。

いよいよ既存企業のあり方、ビジネスマンとしてのあり方など色々な常識をもう一度ゼロから見直す時期にあるのでしょう。



○米アップルの新型アイフォーン、発売後3日間で1000万台を突破

 中国での販売はまだなのだが既にこの数字。ジョブズが生んだiPhoneというプロダクトが世界中の「信用」というものを獲得した証拠でありますね。appleにできる事はその信用の維持とジョブズに代わる新時代のカリスマ探しでしょうか。

既に様々なネガティブ意見が飛び交ってもいますし「ジョブズだったらこんなことしなかったはず…」みたいな意見が散見するというのは徐々に信用に陰りが見えてきているということはなっていますね…。

しかし世界的に中流層が増えてきているのを考えると、まだまだスマホ需要のパイは増えてくるでしょうから、なんだかんだまだ数年は売上を伸ばしていきそうだなぁと感じる次第。



○"旅行"を通じて、隔離された社会課題の現場のインフラを整備する

 「問題」を表面化させるためにもやはり「発信力」という言葉が用いられている。問題を見つけてもらえなければそもそも無いことと同じなわけでして。こういうことをつなぐ人や企業というのは今後更に重要になってくると思います。



○“付せん”のように直感的にタスク管理できる「Trello」

 私も少し使ってみました。このWebにメモを残す系のサービスとしては現在Evernoteを使ってますが、TrelloはToDoを付箋のメモのようにしてバンバン貼り付けていけるタイプ。基本のUIは英語ですが日本語の入力にも対応していて結構使いやすいです。



○小泉進次郎政務官は、ハードボイルドだ!

 政治家とは本来こうあってほしい、と思うような事を率先して進めていく議員の鏡のような人だなぁといつも感心しています。

が、本来これが当り前なんだよなぁ…むしろ何故この当り前ののことが出来ない人たちばかりで、政治ばっかり磨いてる人達が息巻いているのか甚だ理解に苦しむ次第です。いつか総理になるんだろうなぁと、思います。



○配偶者控除見直し議論再開も、賛成はわずか

 女性の社会進出といえば聞こえはいいけど、本来子育てなどに専念しなければならない母親に対するケアとしての政策だったため、こんかいの見直しは「援助しないから無理矢理働きに出させる」というものであり、そりゃ反対はされるわな、という印象。

そうでもしないと税金が回収出来ないのだろうけど、雇用が生まれても居ないのに何を言ってるんだろうとなってしまう。既得権益を排除していく事のしわ寄せが一番働き盛りやこれから成長していくであろう人たちに向かうとなるといよいよもって人によっては絶望しかない世の中になりそうだ。

はやいとこ価値観変えていかないと心が持たない。




■考え方・コラムなど


○平等って最高なの? 失くしたものも同じなの? 「平等」「普通」「個性」を考えさせられるマンガが話題に

 話題になってたらしいので見てみましたが、平等と同調は別なわけで、この漫画で描かれているのは完全に後者ですね。いわゆる「普通」への同調。同調させた上で各々個性を削ぎ落とした発起人は「それは自分で考えなよ」と切り離す。責任も持たず人に口出しだけする奴への皮肉とも感じますし、単に同調に対する無情さとも感じますし、読み解く力が試される漫画。



○ニート株式会社の取締役だけど質問ある?

 全員取締役で全員ニート。という斬新なスタイルの会社が今年一部で話題になりましたが、ニートじゃない単に人をいじめたい奴などの妨害を受けて何やら面倒なことになってしまったようです。

船頭多くして船山に登るということわざがありますが、結局この組織においての問題点は牽引者が居ないため、誰もが責任者ではなく、誰も責任者が居ない状態になってしまったようです。共産主義の末路的にも感じます。

結局私達は動物ですから「群れの長」というのは必要になっちゃうわけですね。ましてニートやってる人たちなら尚の事。結局これ以外の匿名日記で「○○さんを社長に擁立してもう一度やり直したい」みたいなことかかれてました。結局人は組織の展望や、展望の先に社長の存在を求めるようです。



○岡田斗司夫の選ぶSF小説を200人が読む!読書会&講演会!【東京OP&月曜会合同】

 ベンチャーの方々を始めとして、ある程度の識者は皆一様にSFを好む傾向があるのだなと感じる。

私は選択の範囲外にあったので、まったく意識したことはなかったのだけどSF小説はいわゆる未来の可能性の一つを探求したもので、一時期を築き上げたジャンルだったとか。現在でもSFを取り入れた作品は多いが、そうした作品の原点になったのは昔の小説だったりするようで。

何よりSF小説はビジネスの先や人が歩む先を示唆するような内容もあり、さまざまな小説家がそうした未来の可能性を作り上げてきたことを読み解くというのはひとつ、現代や将来を生きていくための教養になっていくのかもしれない。というわけで私も近々SF小説読んでみます。



○僕が「ゆるい就職」を許せない理由

 人によって週4日通勤、15万円 のスタイルがどう映るのかが全然違うのだなと思った。別に合ってる間違ってるなどの話ではないと思います。

私としては最低限死なない程度の金を稼ぎながら、他の時間は自由に副業もOKなんてかなり良い条件だなぁと感じていたのですが、たしかに筆者の危惧も理解できる。

でもこのご時世じゃあ給料上げるよなんてどこの企業も無理なわけで、どっちにしろ自分で稼ぐ頭になっていかないと一方的に不利になっているとしか思い込めなくなってしまう。



○アップル元社員語る「過酷な社内政治とクレイジーな要求」
 iPhoneのようなイノベーションが何故起こらないのか!と日本政府が嘆くのですが、素晴らしい技術は今も生まれています。

問題は「これはイノベーションである」と面の皮厚く推し進める肝っ玉が居ないし、技術ばっかり見てその「政治」としての強さを省みないからであります。

エジソンも彼は「発明家」という肩書を押していったから名前を残しビジネスとして成功したわけで、彼が本当に日本人が好む、頑張ってプロダクト作って成功した人、というわけではないわけです。

大企業でイノベーションが起きない理由

てことで、こうした「政治だけ」強い人は日本にもいっぱい居ますが「ある程度前衛的なプロダクトを推し進め・面の皮が厚く・政治に強い」そんな人を全力で称賛するような土壌が無い限り既存企業からイノベーションが生まれるというのはなかなか難しいもののように思われます。

とりわけ大企業でそんな動きは出来ないでしょう。そして日本で過ごす上での高額な維持費。その上で「イノベーションがー」と言ってるのか甚だ疑問。



○「結婚はしたけど子供は作らない」と決めた夫婦たちにその理由を聞いてみた

これこそまさに贈与の経済として愛情のパスがストップしてしまった状態。でも彼らを攻める事は出来るんだろうか?こんなに思いつめる人が生まれて尚皆でムチ打つ事が更に彼らのような人間を生むロジックがまだ分からないのでしょうか。

なんだかコメント欄が「ネガティブすぎ」みたいなこと書いてあるけど、記事にコメントするくらいどうってことないって人達にとってはこんなこと屁でもないわけですわね。なんだか非常に虚しい。こういう社会風潮も無敵の人が生まれる一端だと思ってます。



○【全文】メタップスCEO佐藤航陽氏講演:最も起業に失敗しやすいのは「何でもこなせる執着のない人」

 執着心が無いと、最後まで責任をもってプロダクトをこなし続けられない。社長やる人はやはりそういう覚悟や責任を持っており、だからこそ人が集まってくるわけですね。ふわふわしている人はなんやかんやで信用されない。

その他にも失敗については誰よりも失敗した人間になりたいなど、成長を止めない人の典型的で愚直な考え方だなぁと感じました。読んでおいて損は無いかも。

個人的には「皆がイイネというものは既に既存の世界で評価されているものだから、踏みとどまる」という考え方が非常に好きです。



■その他ライフハックやテクノロジー等気になった記事


○経産省、自動走行車の実用化を支援−検討会で重点部品の開発先取り

 2020年後半までに実現らしいですがオリンピックにも間に合わないしなんというか日本の遅さが顕著に現れてしまっている。



○米、Facebook上での法的書類提出を許可

 未だに印鑑文化の日本に比べて米国のこのスピード感。

基本的に日本は「こういう問題があったらどうしよう」という気が遠くなるほどの失敗への対応策を考えた後に色々なプロダクトをリリースする。

だからこその安心というのはあるのだがそこには多大なコストがかかり、そのコストの回収のために新しい仕組みのためにお金がかかったり、こういう世界の早さに全く追いつけなかったり。

速いことが良いことであるとは必ずしも限らないが、往々にして「兵は神速を尊ぶ」であり、グローバルにビジネスがコネクトしてしまった現在においてはスピード感の無い戦いばかり続けていては完全に劣勢になってしまう。だからこそ民間の力が強くなっている。

こうした民間に対する規制緩和などを進めていかないと日本から優良企業はどんどん居なくなってしまうように思うのは私だけなのか…。



○原発電力は風力より高い、米試算 太陽光発電と同レベル - 47NEWS(よんななニュース)

 国や風土によって発電効率もコストも違うと思うので一概に日本も模倣しろという話にはならないと思いますが、世界的には自然再生エネルギーの流れが顕著になってきている模様。中国電力会社が日本の土地を購入してソーラー発電を行うなどの動きも見せてるようで。

なんだかこうやってみると本当に何もかも後手後手の有り様で、私達の当り前がどんどん変わっていくのだなと実感する。今後の世界でどう生きていくべきであるかと、非常に危機感を覚える。



○勤労者の44.8%が「老後資金0円」の衝撃

 資産運用して老後に備えましょうという話でしたが、そもそもマネーリテラシーが無い人が老後資金がゼロ円になるわけでして、そういった人がいきなり資産運用なんか出来るんだろうかというのはちょっと疑問です。

一人一人が「年金」や「定年」などの言葉に縛られないで生涯の生活資金を稼ぐには、運用するには、何をしたらいいか頭を使うようにならないとアカンよなぁと感じます。少なくとも既存のロールモデルに乗れなかった人が絶望してるだけではいけない。






■今週のいちおし

○おなかいっぱい食べたい ~緊急調査・子どもの貧困~

 貧乏な家な人は貧乏になるためのお金の使い方をしている、というのは個人的に感じる所です。逆にお金がなくても工夫して運用して増やしている人も見かける。違いはなにかといえば「今」ばかり見てお金を使ってる人かどうかということでしょうか。結局貧乏になる人はマネーリテラシーの無さから更に貧乏になってるんだなぁと。

一時期生活保護の人がテレビで高級和牛の半額商品を手にとって「生活保護だからこんなものしか買えない」みたいなテロップが出てて「何の冗談だよ」と思いました。
が、改めてお金について勉強してみて感じるのはどうやらそうした一部の人は本気でお金に関する考え方が違うのだなと感じます。

貧乏だからお金が無いのではなく、貧乏になるための行動ばかりしてお金に対する凄まじいまでの執着やそのための勉強をしていないから貧乏になるのだ、というのが正しいんじゃないかなと思います。私より給料貰ってるはずなのにパチスロで借金までしてるような人も知ってますし。

お金の教養については今後も定期的に取り上げていきたいテーマではあります。



■編集後記

 最近随分と「教養の有無」について頭を悩ませる事態に遭遇します。双方の読み解く力の段階が違うことで、話がまったく噛み合わなくなってしまう。私が相手の話を見当違いに理解出来なかったり、相手が私の言葉を見当違いな部分から拾ったり。

ただ、それは自分自身も通過してきた道でありますからもし自分が仮に新しいステップに進みつつあるとしても、進んだ先でチャンネルを閉じてしまうとなると、それは視野が広がったのではなくて視野が単に移っただけにすぎないのだなと感じます。

だから、自分が見ている世界が変わっても油断できない。教養については考えることがあるので明日以降の日記にでももう少し掘り下げて書いてみようと思います。

それから最近は随分と忙しく、忙しさが終わったと思ったら更に忙しくなるというわけのわからない状況になってきました。やはり迫られるのは決断です。何を捨てるかとかではなく、何を主軸にするのか。

私は本業の中でシフトチェンジすることを意気込んで色々活動してきましたが、チェンジした先はまだ誰も着手していない場所で、前例がないから批難の対象になっています。

これが、新しいことをやろうとするときの壁なのかと客観的に認識できるようになりました。多分ログを書くクセがなかった頃はもっとテンパってたかもしれません。そんなわけでログの効果すごいですよ。もしかしたら新しい事業になる可能性もあるのでうまく行ったらブログでも改めて触れられればなと思います。

というわけでマインドログはいいものです。 いやほんと。