出典:いらすとや
当ブログでは書評として定期的に様々な本を紹介しております。なんやかんやでブログ経由で様々な本を知っていただいて購入されているようです。結構データも溜まってきたので実際に売れてる本はどんなものなのだろうかと整理してみました。
期間は半端ですが、書籍紹介を始めた昨年初頭から今日にかけてまでのランキングです。後々月間ランキング等も考えてみようと思います。
■書籍ランキング
1位:愛着障害 子ども時代を引きずる人々 | |
---|---|
当ブログでイチオシしている、自己分析本の決定版。実際買った方から「自分のことが書いてあって驚いた」という連絡を受けることもあります。 真面目系クズだとかモラトリアムだとかそういう思考停止な言葉で自分を卑下するんじゃなく、まずこの本に出会って、自分を客観視することはとても大切だと思います。 いかにして自分の、強烈な自己愛や自己否定感、他人への恐怖心、距離のとれなさ、そういった「人として当り前」な部分が欠落してしまったのかというものが垣間見えてくると思います。 家庭、安全基地、子供の心の成長、愛着障害を抱えた著名人…などなど。 私もまさに「自分のことが書いてあった…」と衝撃を受けた1人であります。 参考記事:カテゴリ「真面目系クズ克服」 |
2位:オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より | |
---|---|
悩みとは何故起こるのか。相手の言葉の裏側に隠れた本質を見抜くとはどういうことなのか?「父親が大嫌いです」という娘さんの質問に回答した岡田斗司夫さんが見抜いた「娘さんが父親が大嫌いでたまらない」という呪いをかけたのは誰なのか?という衝撃の回答から始まる本著。 全ての悩める人たちが手に取るべき一冊だと思います。売れるのもうなずける。 参考記事:悩みよ、さようなら「岡田斗司夫著/悩みのるつぼ」書評 |
3位:ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく | |
---|---|
いわゆる「自己啓発本」の中でも特に若い世代、大学生や新卒、果ては30代40代まで、自分に自信を失って何事にも取り組めない人たちの背中を押すような本。「どうせホリエモンは始めっから恵まれた環境だったから」「たまたま運が良かっただけだろ」なんてとても思えないはず。
「嫌われる勇気」のライター古賀史健氏が構成に携わっていたり、結構豪華メンバーで執筆されているからとても読みやすい。 「やりたいことが分からない」とか「やろうと思ってるけど出来ない」「時間が無い」「失敗が怖い」などなど貴方の日々の悶々が消え、自己形成を改めて行う上で、これからの時代を生き抜く上で必要な生き方が書かれています。 参考記事:全てをゼロにしてしまう堀江貴文さんの新書「ゼロ」の破壊力 |
4位:ちーちゃんはちょっと足りない | |
---|---|
真面目系クズの心理や行動を描いた秀逸な作品。「心が壊れる覚悟があるなら読めば良いと思う」と数週間ほど前にオススメしたところどんどん売れている。皆さんマゾですね。
ともかく、ここまで現代の多くの傷つくことを恐れて生きてきた人達の心をエグるようで教訓にもなりそうな漫画作品ってのはなかなか無いなーと思います。これヤバイですよ。 参考記事:真面目系クズは読め!やっぱり読むな!やめとけ! クズの心がかき乱される短編漫画「ちーちゃんはちょっと足りない」書評 |
5位:反省させると犯罪者になります | |
---|---|
犯罪者を反省させたって意味無い。「反省」というものが犯罪者を生み出す日本の歪んだ悪しき文化である。ということを訴えた本です。 日々「反省」を強要されていないでしょうか。すっかり「反省癖」がついてないでしょうか。それは何のための反省なのか。反省した犯罪者はその後どうなったのか。筆者自身度々刑務所で受刑者と面会しながら、反省が生み出す負の連鎖や世の中の歪みについて感じた事が述べられております。是非一読オススメ致します。 参考記事:「反省させると犯罪者になります」と真面目系クズ |
6位:嫌われる勇気 | |
---|---|
アドラー心理学を賢人と若者との対話形式で紐解く本著。今、何故「嫌われる勇気」が必要なのか。現代の心の悩みや人間関係の歪を例にとり、同調圧力文化の中で私達が失いつつある「個」を尊重する思考に今一度スポットライトを当てる。集団主義が固着化した中であまりに生きづらい「個」。この現代をどう生きるかの哲学書簡易版です。 アイデンティティの形成に悩んでいる人にオススメの一冊。 参考記事:そろそろブームが一段落したと思うので「嫌われる勇気」を読んでみました(途中まで) |
7位:君がオヤジになる前に | |
---|---|
堀江氏がライブドア時代に書いた著書。彼の主義は常に一貫している。「保守的にならず常にチャレンジし続けろ」というもの。ゼロは「嫌われ者の堀江像」を払拭する意味合いの毛色が強く、堀江氏「個」の毒が無い本とも言える。その分こちらの本に関しては「劇薬」的な面が強い。人によっては毒にも感じられるでしょう。 実際当時この「毒」によって堀江氏は多くの世論を味方につけられず社員や検察やメディアにハメられちゃったわけですね。でも、彼の本質は確かにここにある。 別に両手を上げて賞賛するわけでもありませんが貴方の「親」が教えてくれない人生の荒波の超え方を教えてくれる劇薬だと思います。堀江嫌いの人はゼロをワンクッションにした方が良いかもですね。 巻末の「カイジ」作者、福本伸行先生との対談も面白いです。堀江氏の「愛」が欠落した故の葛藤なんかが見られます。 参考記事:男の生き方論/「君がオヤジになる前に 堀江貴文」読了 |
8位:最強伝説黒沢 | |
---|---|
カイジや銀と金などの作者、福本伸行先生の作品。もの凄く簡単にいうと「バカなダメダメ40歳」な「無敵の人」の物語。昨今の黒バス事件のような悲劇めいたものは「バカオヤジ」でコーティングされてるけど、覆われてる現実はほぼ無敵の人のようなもの。 そんな彼が初めて自分の意思で弱腰ながらも自分の力で人生を踏み出し、人間の尊厳や生きる意味に気づいていく物語。 特に作品終盤には沢山の熱いセリフが散りばめられており、生きるとは、ということについて考えさせられます。文句なくオススメ出来る作品です。 参考記事:真面目系クズはこれを読め! 最強伝説黒沢に学ぶ人生哲学 |
■雑感
ブログの性質上、売れて然るべきものがちゃんと届いているのだなというのは分かりました。
一方で経営や金融、働き方などに関する本はちょろちょろとは売れてますが、大きく売れてる感じはありません。ブログの性質上は仕方ないとは思いますが、私の狙いとしては「自信喪失→自己確立→自分を取り戻す→戦う力(稼ぐ力)を身に付ける」というところまでをブログでフォロー出来たらいいなと思っていたので「稼ぐ系」がまだまだ力不足だなぁと感じる次第です。
それはやっぱり私自身がそういった力が明確に出てきましたよ、ってことを実数として表せなければダメなのでしょうかね…とりあえずブログもうすぐ2年になりますが、2年前に比べて随分と見る幅や考える力、何より心臓に毛は生えてきたように思います。
それは単なる加齢なのか、あるいはちゃんと歩んできた結果なのか、というのは判別難しいですけど。ともあれ、それの大部分を担っているのはやはり常に新しい出会いを求めることなのだとは思いました。といってもコミュ障で人脈もロクに無いのでメインは本を読み続けることなのですが。
いやぁ、でもホントに本読むって大事だなとは感じています。思考のチャンネルが狭いままだと未だに世の中に絶望したままだったと思います。
もっと早く沢山の本に出会っておきたかった。
過去はなるべくもう後悔しないようにとは思ってますが、これだけは未だに感じる次第です。
いやホント。
コメント
コメント一覧 (1)