20140711
出典:いらすとや
これは自分自分にも返ってくる事でもあります…「お前は何様のつもりだ?」と。気をつけたい所です。

 親上司、見知らぬ他人でもなんでもいいですが、自分が相手よりも優位な立ち位置に居ることも自覚しないまま、まるで自分が何でも知ってる人間かのように講釈垂れる人がおります。

特にそういった人の下に居る事を自覚していない生真面目さんは注意した方が良いです。



■何故優位な位置から講釈垂れるのか

 「知ってる」って思われるとは思いますがまぁおさらいということで。つまりこれはポジショントークというわけでして、自分にとって一番都合の良い、自分が一番優位に立ち続けるために必要な行為なわけですね。

俺は偉いこと言えるんだぞー俺はお前のこと考えられるんだぞー俺はお前の為を考えてるんだぞー俺はお前よりよっぽど世の中わかってるんだぞー

って。



■対等な関係って

 映画とかノンフィクションなど、多角的な視点を描く作品を見てればわかると思いますが、明確に立ち位置を主張するというの主張は一方にとっては正義でももう一方にとっては不都合なわけですねー。政治とかまさにそうですよね。

てことで極力ビジネスではどちらの言い分にもそれなりに寄り添える落とし所、WinWinの関係をお金などの中間媒体を使って解消するわけです。



■日本のポジショントークって

 ポジショントークは口がうまけりゃ中身空っぽでもなんとかなったりします。これは世界的に見るとどうなんでしょう?日本は技術評価よりも人間関係をまず第一に置く文化が根ざしているので、相対的に技術者としてのポジションよりも、トーク力やコミュ力などの方に強く比重が置かれるように思います。



■身近な人のポジショントークに気づいてるでしょうか

 で、大体このポジション奪い合いが常に起こっている事をどれだけ自覚してるんだーって話ですね。人に決定を委ねやすい人、他者依存の人、自己確立不足な人とかって、これを存外意識していない感がある。

プロブロガーであれ一流経営者であれガキ大将であれ、目の前の上司であれなんでもそうですが、とにかく自分の主張が通る世の中にしたいっていうものがあるわけでして、どんなに正しいこと言ってるように見えたって、それはその人にとって正しいだけであって、世の中全てにとって正しいわけじゃない。



■安全基地から楽な話してるだけかも、その人

 ちょっと脱線しました。で、ポジショントークに呑まれると、口だけ達者なのか、本当に実行力があったり実現性があることを言ってるのか、という感覚がマヒします。

尊敬してる人の言葉程、一度咀嚼すべきなのです。
「これはもしかしてテキトーなこと言われてるだけなんじゃないだろうか」
「うまいこと言って自分が楽しようとしてるだけなんじゃないか」
「無理難題な清廉潔白の正論かざしてるだけなんじゃないか」
と。

もしかしたらあなたの尊敬するあの人とかこの人とかは、良いこと言ってくれてるようで、存外無責任に適当な事言ってるだけかもしれないです。

結局そういうのは露呈してしまうものなんですけどもね。



■生真面目に相手の言うことに耳なんか貸さなくても良い

 真面目は褒め言葉でもなんでもありません。主張しない・意見しない・言われたことだけやる、という使用者にとって大変ありがたいステータスを兼ね備えた人の特徴の総称です。ねこをかぶってるくらいがちょうど良い。

※ちなみにねこかぶらないと、弾かれるので、ねこもかぶらず「自分のこと受け入れない相手がおかしい」ってのはちょっと違う。この辺は次回以降のブログで詳しく表記します。



■疑ってばかりも疲れる

 というわけで、とりあえず注意しとけばいいんじゃないかなと思った人たちの特徴。
・とにかく口がうまい人
・責任をかわしたりなすりつけるのがうまい人
・普段から声がデカい人
・嘘が上手い人
・謝らない人

特徴上げると結局「うまく戦い抜いてる人たち」になるわけですね。




■結局どうすれば

 自分と一緒に戦ってくれそうな人、自分のアイデンティティと共感できそうな人、自分の人生に追い風を吹かせてくれる人、そういう人の話を、高みの見物決め込んだノイズ混じりの発言をかき分けて探すしか無いんだろうなーと思います。

で、それをかき分けるは自分自身もやはり、口だけでなく一歩ずつ実行する立場にならないと、何が自分にとって良いのか悪いのかも分からないではないかなーと。



■ハマるのみ、行動あるのみ、勉強あるのみ

 楽して上っ面だけなぞってなんとかしよーって思っても、ノイズをかき分けることは出来ないのだと思います。だから、ハマるしかない。ハマって、行動して、勉強するしかない。

そしたら安全基地から高みの見物決め込んで、ありがたーいお言葉ばっかり言ってる人と実践で変化に対応しながら戦ってる人の区別もどんどんつくでしょうし、将来的に自分に対する投資にもなると思います。

といわけで、口の上手い人の言葉にこそまずは注意を向けて、自分にとって何が一番大事なのかを咀嚼できるようになるといいですねーというお話でした。

いやほんと。