20140708
出典:いらすとや
悪意に対してただ我慢しているだけでは短い人生の時間を浪費してしまう


 いらぬ怒りを溜め込まないようにするための覚書です。世の中には一定数、自分の保身のために、ありえない言い訳をする人がおります。何の因果も無いのに「○○のせいだ」などと。言い訳なら私達もしてるんですが、質が悪いことにバカな言い訳というのは「声がデカイ」とか「立場が上」とか、そういった相手の優位なフィールドから発せられることがあります。
私自身幼いころから何度も何度も苦渋を舐めさせられました。

こうしたバカバカしい相手にどう対応すべきなのかを考えてみました。



■感情に走らず、常に冷静になる回路を

 往々にして、ありえない言い訳やふっかけは感情的に発せられること、またこちらの勘定を逆撫でるようなことが多いです。しかし感情的になると、それはすなわち相手が勝手に作った理不尽なフィールドに乗っかることになります。

とんでもないバカバカしいことを言われた時こそ、まずは冷静になる思考回路を頭の中に用意しておいて、冷静に、冷静に相手の言い分を聞きましょう。

嘘や自己都合で塗り固めた理論にはどこかに欠点がありますし、大体相手の方もヒートアップしていきます。

バカ相手の喧嘩にはヒートアップした方が負けです。相手の目標は、あなたを言い負かす事です。



■相手のレベルに合わせるな

 相手のレベルに合わせるということは、相手が予め優位に立とうとしている前提のフィールドに立ち向かう事になります。自分が不利な状態のガチ殴り合いは利口ではありません。

相手が無茶苦茶なふっかけをしてきた時こそ、隙を探しましょう。相手の理論の欠点を探しましょう。

例えば
「お前が早く出社してこないから私は朝の仕事が乗らない」
というのに対して
「じゃあ早く出社してくればいいんですよね。分かりました。」
というのでは、相手のワガママにコチラが単に合わせているだけです。
ふっかけられたら、ふっかけかえす。

「じゃあ早く出社してきて具体的に仕事の進捗の変化があるのであれば、継続して早く出社します。変わらないなら、元の時間に戻します。」とか。

あるいは、そういった身勝手な言い訳を周囲にあえて聞かせることで、自分が手を下さずに周囲の株を下げる。とか。

相手が感情的になればなるほど大振りな言動に、ボロが出てきます。



■人間関係は主従関係でもなんでもない。常に対等の競争だ。

 私達、真面目系クズ、モラトリアムな人間は相手の都合に自分を合わせすぎなのです。そして自分をあまりに低きに置きすぎている。低きに置くのは結局、そうしなければとりあえず安泰だからです。なるべく傷つかなくて済むからです。

でも、明確に悪意をもってあなたを陥れようとする人間、姑息にジワジワと陥れようとする人間は沢山おります。

競争しなければ、自分よりも弱いやつを囲わなければ、自分が上に立てないから。

だから、戦わなければならない。理不尽にはしっかり歯向かわなければならない。黙ってるだけでは、何も手に入れられない。悪態ついてたって何も始まらない。自分で何とかするしかない。




■正面から向き合う事も忘れずに

 打算だらけの人間は、いつの間にか自分の打算が外ににじみ出ていることに気づかなくなる。自分が有利になる戦いばかり考えていると、今度は信用も失っていく。腹を割って分かり合いたいような争いにまで、こうした打算を持ち込むのは考えもの。

こうした戦い方は、あくまで貴方が辛酸を舐めさせられる事が確定するような、卑怯な手口に出会った時こそ、歯向かう術として身につけておいていただければと思います。



■おわりに

 なんでもかんでも我慢して、自己犠牲に身を委ねて怒りをためこんだって仕方ないです。相手は単にストレス発散で貴方を貶めようとすることだってあるのですから。相手のストレスを受け止めてやる義理はありません。

うまく場を切り抜ける手段を、ふっかけられた事を倍返しする術を、常日頃考えておくことは、あなたの人生を踏みにじろうとする人間から自分を守るための手段になります。

いやほんと。