20140425
出典:いらすとや

 真面目系クズが最も恐るべきはズバリ「意識高い系」状態。100の考察よりも、まず一歩踏み出してみて感じる空気、そして失敗や悔しさ、そうしたものが、他の人よりも後れを取った私達真面目系クズにとって必要なものです。

ではどのようにその行動力をつけていくのか、というテーマを考えていきます。


 

■「意識高い系」の落とし穴

 就活が迎える時期に合わせて盛り上がったキーワードが、意識高い系、と呼ばれる人々です。コレは何も学生に問わず、様々な場所で見られる光景です。

真面目系クズというネットスラングを知っている皆様にとってはいまさらな説明かもしれませんが、概略としては

高い志を持ち、様々な分析や知識を持ち、そのハイブリッドな思考で他の人にも意識の高さを伝播させる人

のことの総称であると私は認識しています。つまり冒頭でも述べましたとおり、行動には至っていない人、行動に移せない人の事です。



■何故、「意識高い系」で止まってしまうのか?

私は意識高い系には2種存在していると思います。

・前向きな知識を好んで溜め込み、前進するためのエネルギーを溜め込み過ぎて身動きがとれなくなっているタイプ

・後ろ向きな知識を溜め込み、圧倒的知識を手に入れ(たつもりで)世の中を分かったつもりになってその自分を基準に周囲や自分に発破やブレーキをかけるタイプ

前者はあとはきっかけ待ち状態で、一回転がればあとはなんとかなりそうなタイプ。後者は、テコでも動かない言い訳タイプ。人間は自分の性格に合わせて好みの情報を貯めこんでいきますから、どちらかに傾倒していくものと思います。

 バカ程起業しやすいとか、バカになった方が何かとうまくいくというのは良く聞かれます。前者であれ後者であれ意識高い系になってしまうと、つまりバカではなくなるのです。前提知識があまりにも豊富になりすぎてしまったが故に、一歩踏み出す事に対するリスクを知ってしまっている。

バカにはそのリスクが見えません。見えてても進みます。「なんとかなるだろ」と思っているので。

いずれの意識高い系になっても、「一歩踏み出すこと」への損得勘定が下手に働くようになってしまう。これが、意識高い系が周囲に頭でっかちだなんだと言われてしまう理由です。



■もう少し掘り下げた、意識高い系になる理由

 そりゃ不安だからです。これだけ若者をこき下ろす風潮が出来上がって、これだけ失敗したら絶望しかないような印象操作をされれば、石橋を叩かない方がアホに思えてしまってしょうがない。彼らのような存在が生まれるのは必然でして、それを笑い飛ばすのは何かおかしいと思います。





■行動力をつけるには

 いずれの場合でも、実際の所自分に備わってないものをいきなり身につけるなんて不可能ですので、前向きタイプの場合一番の解は、実際に行動している人と行動を共にしたり、友だちになったりコンタクトをとったり、そういう人たちが集まっている環境に身を投じる。

つまり仲間集めはやめにして、一次元上の人達の環境に染められてしまう。他人頼みと見せかけた、自分を突き動かす環境整備。これが行動力をつける一番の方法です。こうして揉まれることで、次第に行動力のある自分が素になり、意識高い系を脱却できるものと思います。



一方後ろ向きタイプですが、まずは他人を巻き込むことを辞める。そして、小さなことから知識の根拠を調べていく。知識と実際やってみての違いはどうなのか、というのを手探りで行う。

後ろ向きタイプはあまりに物事を大きくとらえた上で上っ面を知った気になっているにすぎず「いいからその大きな物事にチャレンジしてみて失敗ていから言えよ」なんて言ってもダメなわけです。

そうじゃなく、まず小さなゼロをイチにするところからはじめて、実感してみる。知識と経験の間に生まれているギャップを。そうして、少しずつ少しずつ、自分を覆っている表現しがたい自信の無さを解いていってあげる。

後ろ向きタイプが世の中に開き直るのは、自分が世の中で生きていく自信の無さの裏付けです。これを解いてあげれば、行動力ある状態が素になる。



■意識低くても、別にいいです

 志が高ければ高いほどに現実とのギャップで辛くなることもあります。志の高さは必ずしも万人にとって行動力の源にはなりません。人は人、自分は自分。ここを受け入れてやることで、冷静な自分に向き合いながら、足元を見れるようになる。

足元がおぼつかなければどれだけ意識が高く立って、一向に手が届かない。でも、時々等身大の自分を見つめる事が出来るようになれば、一歩ずつ、高いところに手を伸ばすことが出来るようになると思いますし、もし転んでも、大怪我しないでまた踏み出すことが出来るようになると思います。

意識は高いが何かうまくいかないのでしたら、自分の事を理解してあげられていないのかもしれません。



■まとめ

 意識高い系自体はただの通過点ですので、そこまで気に病む必要は無いかと思います。しかし、それを行動力に変換するにはどうしたらいいのか?自分のできることできないこと、やりたいことやりたくないことを、仲間の集いではなくて自分自身に問いかけていってみると、自分にとっての次のステップが見えてくるのではないでしょうか。

いやホント。