先日のエントリの中(真面目系クズの楽な働き方・生き方を模索してみる)で紹介しました書籍ですが、私個人が感じた注釈をちゃんと入れてみることにしました。 順不同ですけどどれもオススメですよ。
※PC表示にした方が読みやすいです。


 



【ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく】

当ブログのサイドカラムでも紹介している元ライブドア社長・堀江貴文さんが出所後に出版した書籍。堀江貴文という存在が雲の上のただの成金豚野郎だと思っていた人、才能があったから良い環境に恵まれたからと卑下してる人、そんなことはない。

九州の田舎で人間・堀江貴文がいかに育ち、そして彼が何を持って金を稼ぐのか。読了後、はたらこう、と思えるようになるはず。

★★★★★




【イーロン・マスクの野望 未来を変える天才経営者】

1971年にアフリカ共和国に誕生→12歳の時に既にゲームソフトを開発し500ドルで販売
→17歳でスタンフォード大学入学
→大学院に進学するも2日で辞めて起業→会社を22億円で買収
→ペイパル社の母体を築く
→170億ドルで買収
→スペースX社を31歳で設立・平行してテスラモーター社設立
→6年で民間ロケット完成・平行してロードスター開発
→2年後、民間で初の国際宇宙ステーションドッキング成功・平行して全米にEVスタンドの設置(いまここ)
→(これから)世界中に電気自動車を普及させる・将来的に火星に人類を移民させる。

物語の主人公のような人生を着々と歩んでいるイーロンマスク氏。彼の軌跡を追うことで世界の動向が見えてくるかもしれない。難点としては著者の特定企や地域に対する批評だろうか。イーロンマスクの軌跡が面白すぎるが故にそうした批判が際立ってしまっていた。

★★★★☆




【FREE〈無料〉からお金を生みだす新戦略】

無料ゲームや無料アプリ、無料の書籍。私達の中に徐々に浸透してきているFREEの波。無料化というものに悪印象を持っているのでしたら大間違い。試食だってFREEだし、グーグルの検索やブログの開設…意識してないところに今までだってFREEは存在していた。

その無料化というものを認識し、FREEに続々と破壊される市場。その必然の波を前に、私達が新たに身につけるべき経済観とは?評価や注目の先にある経済とは?そんなお話が書かれている良書です。著者のクリス・アンダーソン氏は多くの著名人有識者達から常に注目を浴びるアツイ経済人。

★★★★★




【MAKERS―21世紀の産業革命が始まる】

引き続きクリス・アンダーソン氏が著作の書籍。今回は3Dプリンタが生み出す市場の革命。20世紀は誰か特定の起業家が起こした会社の下で、良きパーツとなり良きブレーンとなり、会社を支える事が正しい働き方だった。

しかし、3Dプリンタの登場は誰もがエンジニアやクリエイターになれるチャンスを生み出している。誰もが自由に発想し、発信できるようになった21世紀において、会社に所属するという価値観は大きな変化を迎える。会社のパーツであることにはもう価値が無くなってきてしまっている。

これは夢物語ではなく既に現実に起こっている波だ。そうした新たな産業革命の中、私達は働くという概念をいかに変化させていくべきだろうか、というようなことが書かれており大変興味深い内容でした。今の会社員生活だけが全てじゃなく、私達には新しい選択が目の前に既に提示されているのだと実感できるような良書です。

3Dプリンタが糸口になっていますが、これは3Dプリンタ単体の話ではなくもっと壮大なスケールの経済のお話。

★★★★★




【金持ち脳と貧乏脳】

脳科学者の茂木健一郎さんの著書。書いてある内容については経済系の書籍で目にしてきたことのような内容が羅列されているが、脳科学者の茂木さんならではの解釈が加わっており、読みやすい内容になっている。

お金や経済の仕組みに関する本の入門書としては入りやすい内容でした。お金を汚いものだとか、お金に対して思考停止してる人の準備運動の本として役に立つと思います。

★★★☆☆




【君がオヤジになる前に】


ゼロと同じく堀江貴文さんが最盛期の頃に出版された書籍。過激な文言を交えながら、価値観をこり固めて苦しくなっている今の働き手に強く訴えてくる内容です。

「結婚してもモテる努力をやめるな、パンツくらい自分で選んで買え!」「毎日同じもの食うな!食事を大事にしろ!毎日外でモノを食うだけでブログに書いて書籍にだって出来る、何故それをやらない!」「子供のために人生を犠牲にするような美徳に溺れるな!」「20代はぺーぺーなんかじゃない。最盛期だ。20代でなんでもいいから成功を積み重ねて自信を作ろう。君は上司の評価ではなく、今の自分にもっと危機感をもつべきだ。」「将来が不安?何十年後の話をしてるんだ?今を全力でやらずどうなっているかも分からない将来を何故不安視する?ヒマだからじゃないの?」

等々、カツを入れてもらえる内容です。「そんなの成功してる人間だから言えるんでしょ」じゃなく自分が成功者とは反対方向に向かっているのは何故なのか、という気付きが貰えると思います。ゼロと一緒に読むことで、彼が何故こうした事を訴え続けているのか、という事も理解出来ると思います。

★★★★☆




【「Chikirinの日記」の育て方】

そんじゃーね!でおなじみ、おちゃらけ社会派ブロガーのちきりんさんが、ブログを書いている時に考えている事や、ちきりんというキャラクターがいかにして誕生したか、ブログの収入のぶっちゃけ話などなど、内容が多岐に及んでて面白い。

「何かを発信するとき、ネットスラングや造語など、知ってる人じゃないと分からないことを極力書かない」とか「あくまで自分のための日記を書いてるだけ」などブログ執筆の上で参考になる気付きが得られるような内容。

私もブログを書く上での考え方の参考にさせてもらっています。

★★★★☆

※ちきりんさんとは?
独自の視点から世の中に起こっている事柄を「自分の頭で考えよう」を主軸に捉えて日記を書いてる人。凄く詳しいわけではないので実際にブログへ行ってみるといいです。http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/




【7つの習慣 ティーンズ】

あなたが成功者になれない理由は、成功者になるための習慣がついていないから。ではどうした習慣があなたをより良い人生に導いてくれるのだろう?というような内容。

私はこの本で自己責任、自分の人生の舵の切り方を学びました。他者に評価される自分よりも、自分を何より成長させるための考えを学びました。ティーンズ版をオススメしてる理由は単純に、中に出てくる例が簡単で読みやすかったので。あなたの人生を上手くいかせるために何より必要な考え方、価値観がこの本に書かれています。

あなたの良き親となる本です。たかが啓発本ですが、世の中に出回っている啓発系の本は大体この7つの習慣が原点にあるもののようにさえ感じます。超絶オススメ。

★★★★★




【失敗の本質―日本軍の組織論的研究】

当ブログでも記事として取り上げました『「失敗の本質」戦時の日本の組織運営から私たち真面目系クズが学ぶこと』第二次世界大戦、日本軍の組織論から敗因を分析した本書。

そして現在の日本に続く敗因の体質。私もあなたも会社も世の中も、この敗因から何を学ぶのでしょうか。今の世の中が間違ってる!というわけではなく、組織を俯瞰から見る能力を身に着けることで、自分の所属している組織の弱点や、自分自身が敗因に繋がる思考に傾倒しているのではないだろうか、などの研究が出来ると思います。

20年前の著書ですが指摘内容の的確さに驚くと思います。

★★★★☆





【反省させると犯罪者になります】

こちらも当ブログで取り上げています『「反省させると犯罪者になります」と真面目系クズ』刑務所や少年院の面接委員の体験から著者がこれまで日本でよしとされていた「反省させる」文化に真っ向批判。

反省を促しても犯罪者は反省なんてしない。また、反省を日々促す世論が犯罪者を生んでいる。反省させることはただの抑圧で、皆が望んでいる当人の心からの反省になどなりえない。犯罪者に反省を促すのは間違っている。何故、犯罪者の彼がそんなことをせざるを得ないまでに追い込まれてしまったのか、そうして犯罪者一人一人の心に触れ、自らが犯した過ちに気付き、反省する事の大切さなどが訴えられています。

私達真面目系クズも普段から周囲に反省を促されていないでしょうか。知らぬ間に怒りを貯めていないでしょうか。この本はきっとあなたの心を守ってくれます。

★★★★★




【金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?】

堀江貴文氏が有料メルマガで登録者に答えているQ&Aをまとめた本。身近な疑問や上手くいかないことを堀江流に解釈して、面白いビジネスに展開させたりばっさり一蹴したり。サクっと読めて面白いです。

ビジネスアイデアが詰め込まれているので起業を考えている人にとっては様々な発見が得られる著書だと思いますし、質問者の質問が自分も経営者にこんなこと聞いてみたかったな、と思えるような内容もいくつもありますので、そうした観点からも楽しんで読める本だと思います。

★★★★☆




【愛着障害 子ども時代を引きずる人々】

当ブログのテーマになります「真面目系クズ」が生まれる原因を究明した、個人的に最もオススメの著書。あなたの性格が培われたのはあなたが問題ではない。家庭環境が起因しているのだ、と。自分が極端に人から嫌われるのを恐れるのは何故なのだろう?人に依存するのは何故なのだろう?

こうした誰にも聞けなかった悩みの本質がこの本に詰まっています。あなたの自己分析はもしかしたらこの本から始まるのかも。超絶プッシュ作品。

★★★★★★★★★★★




【「しつこい怒り」が消えてなくなる本】

あなたがムカムカをかかえる原因は何なのか。何故他人に怒りを覚えてばかりなのか。怒りにフォーカスを当てた本著では、その改善のための方法や、あなたの怒りのメカニズムを追及しています。

例にあるやりとりなどはそこまで参考にはなりませんが、人間関係の構築のありかたにまで遡り、怒りを貯めないようにするためにはどうしたらいいのか、我慢することで実は相手をも不快にさせていた、怒りは自分を傷つけている、自分を愛するとは、など人によっては気付いてなかった価値観を教えてもらえると思います。

「震えないようになりたいのではなく、震えてもいいから自分の言えることがいえるようになりたい」

★★★☆☆




【孫子の兵法】

はるか昔の偉大な思想家、孫武が制作した最古の戦略書。その思想は戦略にとどまらず、人生のあらゆる岐路に立ち向かうための指針として今でも十分な効果を持つ、いわば人間にとって真理の書のひとつ。

孫子の兵法は、極力戦いを避け、いかに戦わずして勝利するかという部分を探究しています。ライフハックの書として、マネジメントの書として、自己啓発の書として、様々な側面から生きるための知恵を得られる本です。

真面目系クズに足りないものは、努力家や頑張り屋や天才に対抗するための圧倒的な知恵です。本書はそのエッセンスが濃縮された一冊となっております。

★★★★☆




【楽して、儲ける!―発想と差別化でローテクでも勝てる!未来工業・山田昭男の型破り経営論! 】

創業以来50年近く黒字を続けている日本一幸せな企業と謳われた未来工業。その経営者、山田昭雄社長の経営哲学から、未来工業の歩み、そして働くとは何かというところまで考えさせられる著書。

当ブログでも過去に取り上げています『46年間赤字無し!? 未来工業創業者・山田昭男さんに学ぶ経営術』「社員をコスト扱いするな!」「ホウレンソウなんてするな!そんなことをしていたら自分の頭で考えられなくなるだろう!」「社員にはアメを与えろ ムチなんていらない」既存の経営概念にとらわれない山田社長の生き方を通して、改めて会社に勤めて働くって何だろう、仕事って何だろうと考えさせられる本です。

あと「楽して」儲けるのは「手を抜いて」とかそういうことじゃないのであしからず。

★★★☆☆




【9割の会社は社長で決まる】

自分が経営者ではないからこの本を読む必要は無い、ではなく、経営者のマインドとはいかなるところにあるのか?ということを知っておくことで、自分自身を労働者と経営者の観点から制御できるようになる。

経営者のマインドを持てば、いち社員として切り捨てられることにビクつくこともなく、堂々と意見が出来るようになる。普段何かしら会社との関係で尻込みしがちな人は経営者が何を考えているのか、を別の経営者の価値観から学ぶことをオススメいたします。

★★★☆☆




【こんな僕でも社長になれた】

都知事選で何かと一部の層を盛り上げているIT業界を牽引する連続企業家家入一真さんの自伝。

不登校、ひきこもり、いじめ、ダメダメだった彼が当時最年少で上場企業社長になるまでの軌跡に焦点を当てる。これをただの自慢話や運の良かった奴のたわ言だと受け取るのであればそれも良し。しかし、家入さんのようないわゆる底辺だった人間が社長として、そして都知事候補として世の中を動かしているのは事実。

「死ぬなら、逃げろ!」

★★★☆☆




【成功者の告白】

ある、起業を決意した若者の苦難の物語。著者のコンサルタントとしての体験をベースとした創作のお話だが、非常に鬼気迫るものがありました。

「仕事で成功すればするほど、家庭はうまくいかなくなる」「必ず訪れる不倫のタイミング」「子供は親の仲を取り持つため、体調をコントロールする」「創業時のメンバーとは必ず離別する」などなど面白いエッセンスをふんだんに交えながらリアリティのある物語が展開される。

創作ではあるものの一人の人間の成長を通しながら、コンサルタントとしての経営のあれこれを見られて非常に面白かったです。学生でも会社員でも主婦でも誰でもたくさんの学びが得られる書でした。

★★★★☆




【小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則】

アメリカのベンチャー企業経営者が語る、独自の視点の働き方。
「他人の失敗から学べるものなど無い、所詮他人のことだからだ」「顧客のいう事を聞いていたら全く新しい発想は出来ない、だから基本的にノーと言う」「最低限のリソースで、最大限の効果を発揮する解決策を考える」

日本の企業経営術やマネジメントは、大企業としての金のかけかたやしきたりや考え方をベースにしているが、小さな会社、チームだからこそ柔軟な思考力が要求される。故に、最高の仕事が出来る、といった発想。

これから起業を考えている人にも薦められるが、MAKERSによる産業革命が行われている現代においては、誰もが持つべき価値観を提示している本だと思います。

★★★★☆




【統計学が最強の学問である】

そもそも統計学って何だ?ビッグデータの活用って何だ?という触りとしてうってつけの本。

過去統計をとったことにより病原体の発生源を数値により導き出した、とかそういった事例が羅列されている。経済にも応用できるような内容も書かれており、統計学についての興味を引かせてくれる内容になっている。

ただ、後半に進むにつれて冗長な内容が続き、結局何が言いたいのか分からなくなっているのが少々残念なところ。

★★★☆☆




【AKB48の戦略! 秋元康の仕事術】

エンタメ業界で何度も成功を収めてきた秋元康さんのエンタメ+経営のノウハウが書かれている。AKBで拒否反応を示すなら読まないほうが良い。

「戦略をあえて立てない事が戦略」「予定調和の破壊」などなど秋元流にエンターテイメント戦略が盛り沢山。ワンマン経営者なのだなと再認識も出来る。一度の成功ではない、幾度とない経験から生み出される秋元さんの思考術は価値観を広げるヒントをくれるかもしれない。

★★★☆☆





本は読むこと自体に満足感を得るのではなく、自分の中に解決したい問題を抱えて、あるいは理想とする目標を抱えて読むことで、その価値観を基準に様々な情報を提供してくれます。私の読んできた本があなたにとっても何かの気付きになればと思います。

とにかく、一緒に学びましょう。学ぶことでしか、私達真面目系クズが這い上がる方法は無いと思います。

いや、ホント。