子どもの頃からずっと疑問に思ってました。親につける薬が何故無いのかと。親の学校が何故ないのかと。親=自立した偉い人間だという前提が間違っている事にどうして疑問が向かないのか、と。ずーっと思っていました。悲惨な事件が立て続けに起こっても、社会構造の問題や親そのものが悪いとかそういった問題提起ばかりなので、自分で書こうと思いました。どうやったら子供の成績があがるか?みたいな「親の教科書」という本を見かけましたが、そういう意味では全く役に立たないのでご了承下さい。人間の尊厳のお話。

■「○○をしなさい!」

 一番ダメな典型的言葉です。 指示ではなく、命令。 親が命令を続けることで子供は萎縮し、親の命令無しに行動できなくなります。また、親の見ていない場所で子供は誰かを命令するようになります。親を見て子は育つのです。良い面も悪い面も全て見て。

■「だからお父さん(お母さん)言ったじゃない!」

 子供を否定しながらも、親の正当性を主張する大変卑怯極まりない言葉です。無自覚に、親がいかに優秀であり、それを聞かなかった子供が劣った存在であるかというのの集大成のような言葉です。しかもこの言葉の性質の悪さは、たとえ子供が親のやりかたに反して上手くいったとしても、「親の制止を振り切って子供が成功した」だけに過ぎないので親が謝る必要は無いんですよね。 これにより失敗した子供は自尊心を失い、失敗を恐れ、自発的な心を失い、無気力になります。あるいは猛烈に反発されます。

■「お父さん(お母さん)のいう事どうして聞けないの!」

 子供には子供の行動したい理由があるのですが、それを「お父さん・お母さん」の言葉を用いて支配しようとする行為は、無自覚に「子供は親のいう事黙って聞いておけ、誰のおかげでメシを食えてるんだ」というプレッシャーを与えているだけです。抑止力にはなりますが、やはり自分の頭で考える事もできなくなりますし、友人間のコミュニケーションなどでも、自分の命令に従うか否かで対人関係をとるようになってしまいます。非常に危険です。

■子供の否定を切り捨てる

 子供がイヤだというのは子供なりの理由があります。それを一緒くたに「お前は間違っている!」と押さえ込めば、「言い返すだけ無駄だ」と子供が悟るようになり、親に意見しなくなります。そういった親にとっては子供が利口に真面目になったと思いがちですが、単純に思考停止に追い込んだだけです。「親の言いなりになっていれば、面倒が起こらない」と。

■なんでもやってあげる なんでも決めてあげる

 ○○君よりも△△君の方が勉強できるんだから、△△君と遊びなさい。とか、平気でやる親がいます。子供が自分で手に入れたコミュニティに対して口を挟む行為は、「上の人間の意思決定があなたの全てを決める」というのを刷り込ませます。ホントやめてください。

■親の望む子に

 子供をペットかしもべか何かと勘違いし、自分が望まない育ち方に対して必死に軌道修正をかける人を見かけます。より、自尊心も自立心も思考力も何も持たない人間が生まれます。親の望む道そのものが間違っている可能性だってあります。自惚れないで下さい。

■子供の気持ちを代弁してあげる

 徐々に子供が萎縮してしまった親の更なる悪い症例として、子供の気持ちを代弁する、という行為。親に意見しなくなり、自意識も分からないような子供に対し、「まだまだ子供だから仕方ないか」という気持ちなのか、はたまた世間体を気にしてなのか、子供の意思を勝手に代弁する親が居ます。そして大抵は自分の望むような子供像に。子供にはそれがレールに写ります。子供の気持ちは子供しか知らないので、それがどんなに親が望んでいないことであっても、子供の意思を勝手に語らないで下さい。

■反省させる

 何か失敗した時、反省させると、同じ間違いを繰り返します。 反省はさせる側にとっての満足行為でしかなく、させられる側はただ苦しさを味わい、憎しみを覚えるだけで、反省から生まれるものは負の感情しかありません。リカバリ方法を一緒に考えるとかしてあげてください。

■親の否を認めない

 親だって間違います。間違ってたら素直に謝って下さい。おこたると、あやまらない子供になります。親が謝らないくせに謝る事を強要すれば、形しか謝る事が無い人間に育ちます。

■褒めない

 単純に、褒められないと、自信が無くなります。褒めないのは親が褒められてこなかったからでしょうか。些細なことでいいからいっぱい褒めてあげてください。

■「怒鳴る」けど「叱らない」

怒鳴る=言葉による力で子供をねじふせる行為で、つまりはただの暴力です。叱る、というのは子供が道義反することをしたり、約束を破ったり、嘘をついたときなどに声を荒げるのではなく、問いただす。親としてじゃなく人間として。あなたのこれこれこうしたことは残念に感じたから、こうなってほしいなぁとか、同じ事やられたらイヤじゃない?とか、色々アプローチする。怒鳴るのは頭を使わないからとにかく簡単。

■「躾ける」と「教える」の違い

 躾けるというのは、親が問題に対して自分に都合の良いように子供を制御すること。教えるとは、親が問題に対して子供に自分で考えて貰えるようにサポートすること、考え方を身につけてもらうこと。しつけばっかりしてたら依存心の塊のような子供になっちゃいます。

■自分の頭で考える教育

 親の人達の教育って、自分達が子供の頃どうされてきたか、というものの現れになると思うんですよ。つまり、自分の頭で考えていない、教育。親が自分の頭で考えない教育ばかりするから子供も自分の頭で考えなくなってしまうわけです。学校のせいでもテレビのせいでもお友達のせいでもなく、子供が影響をモロに受けてるのはご飯食べて寝る場所、親と親が生み出す環境だけです。

■子供に嫉妬する親

 また、親が子供に辛く当たるのは、自分が過去に受けた行為や現在辛い状況であるのに、無力で無抵抗で守られて「大事にされている」子供に嫉妬しているだけに過ぎません。それを子供に向けてる惨めさに気付いて下さい。


■その結果

 こんなことばっかりやってたら、おめでとうございます、あなたのお子さんは真面目系クズになります。クズの道へまっすぐ直進します。もうホントクズになります。それがイヤならすぐに今やってることと間逆のことを行ってあげてください。愛玩道具にするのではなく、ペットにするのではなく、子供扱いして下に見るのではなく、人間として愛してあげてください。子供は思考が未発達なだけで人間です。「育ててる」とかおこがましいこと言わないで「一緒に暮らして一緒に育って」ください。

■ただ、信じること

子供のことを信じるっていう自分を信じられないから、子供の事も信じられなくなります。信じてあげましょうよ、子供のやること。信じたら、子供も親の事信じてくれますよ。

■企業だって同じようなこと

上司が部下のこと信じなければ、部下は上司の事信じませんし、社長が社員信じてなければ社長の事信じる人居なくなりますし、結局親子との関係で生まれる事が生涯を通して必要な価値観になるので、しっかり親は勉強してください。

■そして子どもはといえば

親って結構適当なんだから自由にやって、早く自立しましょう。自分の足で歩くのが人生です。自分の足で歩いてこそ苦難も楽しめるってものです。 そして親といえどあくまで一人の人間。自分の育て方に納得いかなければとにかく意見しまくって、親の考えてる腹の底まで理解して、好きになればいいと思います。親は選べませんから。


いやホント。