時代の変化のめまぐるしさは
これから市場が栄えて衰退するまでの一つの指針になりそうかなと感じています。

横山健が語る、これからのレーベル運営術「そもそもレコード会社なんてのは隙間産業なんだ」



・音楽業界全盛期
レーベル会社は音楽を売っていた
矢沢もまた円盤を売っていた

・インターネット転換期
レーベル会社は音楽を売っていた
矢沢はライブの時代だと路線変更した

・Apple誕生期
レーベル会社は音楽を売っていた
矢沢はライブを成功させながら一人のキャラクターをより仕上げていた


・衰退期の現在
レーベル会社はまだ音楽を売っていた 売れないのに
矢沢はカタチを変え、ライブと顧客をより近く感じられるような仕組みに着手していた



矢沢永吉という人の凄さは
自信がその市場価値と顧客ニーズというものを分析してか直観かは分からないが
価値観に縛られずに常に新しい時代にあわせていたこと。
彼は円盤を売ってお金が流通しているからくりに
とうの昔から気付いて"行動していた"。
行動しているから彼は凄い。
彼の凄さは曲そのものが良いだけではない。
彼という市場そのものを色あせさせないプロデュース能力が彼の一番の凄さだ。
数々の名曲を生み出しているは分かるけど
その彼をずっと認識させ続けるように活動していることこそに目を向けるべきであると思う。

一方のレーベル会社は音楽を売る本質を理解しないまま
音楽への理解も示さずただ怠惰に情勢に胡坐をかき続けていた。
それが矢沢との決定的な違いだった。

今更レーベル会社が小手先でわめこうがもう遅い。
アーティストに頭を下げて隙間産業としてやらせていただかないかぎりは
音楽も満足に作れない彼らが食っていくことは不可能に思える。



これはどんな業態でも規模でもいえることだと思いますので 
自分で何かを作らない業態にしか関わっていない人は
今すぐ何か作って、自らが発信者にならないと
相当不味い時代が来ると思うんですよ。
もしくは新たにピンハネする市場そのものを作るなど。 

時代の流れがより流動的になっているということは
既存の価値観が次々に塗り替えられるという自体が今後
益々起こり続けるわけですから。 


いやホント、安定なんて言葉を妄信している余地はどこにも無いです。



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