真面目系クズ。　何故「真面目」と「クズ」がセットになってるかというと。
自分がクズであることをある程度分かってるのに
それを認められず、品行方正である自分を取り繕ってしまう。

なので対人関係では主に以下のような特徴が現れます
「自分の意見は極力言わない」
「知ってることについてはめちゃくちゃ良くしゃべる」
「基本的に人間を上下のみで分類する　交友関係であっても」
「それゆえに相手を見下すorものすごく下手に出る」
 「少しでも責任が発生する意思決定を無意識に避ける」

また、自分を特殊な人間だと思い込んでたり、実際に「変わり者」なんて言ってるので
白黒２択の選択に「いや私はこういう選択肢が無いとおかしいと思う」とか言い出す。
で、「そういった選択に捕われない思考が大事だ」とか平気で言える。



本題。
とにかく対人に消極的です。
そして自分が他人とどこか違う人間であるということをアピールしがちです。

で、これはお利口ちゃまな自分を見せて
相手に「興味をもたれたい」「好かれたい・好意を抱かれたい」と思ってるからです。
というよりは「嫌われたくない」のです。
真面目系クズは、本質的に人間が好きなんです。
でも、まともに人間の交友がいかに形成されるかを学ぶ機会を得られずに成長してしまったので
根本を履き違えてしまってるのです。

つまり、相手に好かれようと努力することばかりに意識がいってしまい
相手を好きになる努力が全然出来ないんです。

嫌われる恐怖にばっかり怯えて前に進めない。


別に責めてません。
仕方なく、たまたまそうやって育ってしまっただけなので。
今から変わればいいだけです。


で、身に覚えのある真面目系クズの方々も居ると思いますが
自分の意見を出さずに相手の顔色伺ってると大体真面目認定されます。
でも、意見に流されてるだけなので露呈したらがっかりされます。

「ああ、アンタは私の事が好きじゃないのね。　私はこんなに一生懸命話してるのに」
コレ、相手ががっかりしたときの決まり文句。

コレに対してウザイとか思っちゃう。
人に好かれたいくせに、自分では相手を好きにならず、嫌われたらふてくされる。

本当に人が嫌いならそもそも社会に所属しない生き方を本気で模索すべきなのですが
クズなのでそれが出来ません。
今ある現状を恨めしく思うばかりのクズ。
ドツボです。
いやぁすがすがしいほどのクズ。 
コレが真面目系クズのタチの悪さ。


開き直ってる場合じゃありません。
私たち真面目系クズは一人じゃ生きていけないので
結果としてどうにか人間関係を渡り歩かないとダメなのです。



というわけで処方箋。
それは、関わってくる人をとりあえず「好き」な状態から始めること。
あとは、人生において出会いは所詮一期一会なので、嫌われたら次へさっさと移ること。


普通の人（って言い方はどうなのかと思うけど）は
"あなたに好きになってもらいたい"って受動的な感情よりも
"あなたを好きになりたい"　"あなたのこと知りたい"と思って話しかけてくるわけです。
自惚れていけないのは、コミュニティを形成する上で、そんなこと当たり前だからです。
社会人であれば尚のこと。
あなたに話しかけてくる誰かは、コミュニティの空気を安定化させて、
結果として自分が一番生活しやすいようにするために行動してるだけです。

なのでクズである私たちは相手の好意に対して対等に好意を返さなければなりません。
人間社会は与えられっぱなしでは成り立ちませんから
礼儀として、原理として、相手がやった事に対して自分がお返しするだけです。
これが上下関係ではなく、対等な人間関係です。
私たちクズが培い損ねてきた人間関係の基本原理です。


それから相手に嫌われたらまぁビクビクしないですっぱりと意識を切った方が良いです。
日本だけで人間は１億人以上居るんですから
１億人の中のたった数人に嫌われた程度で落ち込まなくていいです。
全てを大局で考えればいいのです。


というわけでまとめ。
真面目系クズは相手の顔色を伺ってばかり。
それは相手に好かれたい（嫌われたくない）という
受身の人間関係ばっかり意識しているから。

相手に好きになってもらうよりも相手を好きになる事に励め。
励んでダメだったら（嫌われたら）あきらめろ。

ってことで。



なんで真面目系クズが相手に好かれようと思うのかについては
右の項目にある「愛着障害」って本を一読してみることをオススメします。
本ブログエントリでも過去に紹介しております。
http://majikuzu.doorblog.jp/archives/27225726.html



今日も書いてヘコみます。　自分の事なので。
間違ってる事ばっかり言ってるかもしれないし。
でも書き記すことで真面目系クズで悩んでる人の
客観的自己分析にでも繋がればと。 

ではでは。